『All Haul the King』発表 ― ゴブリン王の死体を4人で運ぶCo-op、Steamでプレイテスト受付中
運ぶ荷物が、まったく協力してくれない。しかも相手は自分たちの王様だ。
『All Haul the King』は、死んだゴブリン王の巨大な亡骸を「復活の玉座(Throne of Resurrection)」まで引きずっていく1〜4人用のオンラインCo-opアドベンチャー。プレイヤーは王に仕えるゴブリンの手下として、王国のあちこちを横断しながら、この巨体をどうにか目的地まで届けることになる。Steamのストアページで公開された。
王の死体は、精密機械のようには動かない
いちばんの障害は、運ぶ物体そのものの扱いにくさにある。ぐにゃぐにゃした巨大な死体には決まった重心がなく、担ぐ人数や引っ張る方向で好き勝手に暴れる。橋の上、段差、仕掛けの詰まった部屋——地形とパズルを越えていくたびに、手下たちのほうが振り回される作りだね。
そこで効いてくるのが、ゴブリン魔法と「食べさせる」仕組み。ストアの説明によれば、王には見つけたものを何でも食わせられる。星、花、動物、そして縮こまらせた仲間まで。何を口に入れたかによって体のほうが違う反応を返してくるので、運びやすくなることもあれば、ただ事態が悪化することもある。魔法のほうは対象を別のものへ作り変えられるらしく、公式は「文字どおりゲームチェンジャーになる」と書いている。要は、暴れる死体を都合のいい形に変えてしまえばいい、という発想だ。



作っているのは一人称ホラー『Eclipsium』のチーム

開発はHousefire。2025年9月19日にCRITICAL REFLEXから配信された一人称ホラー『Eclipsium』を手がけたスタジオで、あちらはSteamで1,700件を超えるレビューが集まり「非常に好評」になっている。今回は販売にIsle of Straysも加わり、Housefireとの共同パブリッシュという形。
沈んだ色調で不安を煮詰めていたホラーから、けたたましい協力ドタバタ劇へ。方向はまるで違うけれど、毒々しいくらい強い色使いと、生き物の比率をわざと崩したような造形には前作と地続きの感触がある。
発売日は今のところ「近日登場」のまま。ただしSteamのストアページにはプレイテストの枠が用意されていて、「Request Access」から参加申請を出しておくと、開発側がテスターを増やすタイミングで通知が届く仕組みになっている。
対応プラットフォームはWindowsのみ。言語はインターフェース・音声・字幕のいずれも英語だけで、日本語には対応していない。指示を叫び合う類の遊びだから、そこは実際に触る前に把握しておきたいところ。
玉座まで運びきったところで、起き上がった王が礼を言ってくれるかどうかは、まだどこにも書かれていない。
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