ポモドーロで少女が育つ『Fenestra』発表、9つの性格に分岐する集中支援×育成ADV
作業に使うポモドーロタイマーの記録が、そのまま育成シミュレーションのパラメータになる。STAYRESIDENTが手がける『Fenestra: my focus, her future』は、そういう作りの育成アドベンチャーにゃ。Steamストアページが公開され、アナウンストレーラーも出ている。
舞台はプレイヤーのPCの中。そこで目覚めた少女フェネストラが覚えているのは、「フェネストラ」という自分の名前だけ。人間の世界も、感情も、自分が何者なのかも知らない状態から物語が始まる。
プレイヤーがやることは、実際の仕事や勉強や創作に取り組むこと。ポモドーロタイマーで測ったその集中時間が、彼女の「知性」「感性」「モラル」へ変換されていく。作業を始める前には、その間にフェネストラが何をして過ごすかをあらかじめ設定しておく仕組みで、隣の席で別々の課題に向かっている感覚に近い。



伸ばした数値だけで結果が決まるわけではないところが、この作品の肝になっている。彼女に対等なパートナーとして接するのか、守るべき存在として接するのか、それとも特別な存在として扱うのか——その関係性と、育てた能力の組み合わせで分岐が決まる。
行き着く先は9通りの個性。ストアページで名前が挙がっているのは、素直に寄り添う少女、底抜けに明るい少女、ダウナー、甘えん坊、ツンデレ、孤高の女神といったあたり。積み上げた時間と選んだ言葉が、彼女の姿・性格・ふたりの関係、そして迎える未来を変えていくと説明されていて、明るい結末にも暗い結末にもつながるとされている。育成ゲームで数値を盛るのは自分の裁量だけど、ここでは自分がどれだけ机に向かったかが直接効いてくるので、サボると素直にそのぶん彼女が伸びない。なかなか逃げ場のない設計にゃ。
集中支援ツール5種を標準装備
育成パートの土台になる集中支援機能は、飾りではなく実用ツールとして一式そろっている。
- ポモドーロタイマー:集中時間と休憩時間の長さを自分で設定できる
- ToDoリスト:期限の設定、完了チェック、並べ替えに対応
- 週間習慣トラッカー:曜日ごとの日課と達成状況を記録する
- 作業用BGMプレイヤー:kawaii系・chill系のエレクトロニカを50曲以上収録
- 環境音ミキサー:複数の環境音を好きな音量で混ぜられる
つまり、ゲームを立ち上げていない時間には何も進まない代わりに、立ち上げている間はタイマーとタスク管理ツールとして普通に働く。育成のために起動するのか、作業のために起動するのかが曖昧になる作りだね。
対応言語は日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語の4つ。ただし音声が付くのは日本語だけで、英語と中国語はインターフェースと字幕のみの対応になる。Steam実績とSteam Cloud、ファミリーシェアリングに対応したシングルプレイ専用タイトルで、発売日と価格はどちらもまだ出ていない。
動作環境はWindows 10/11のみ。必要容量は3GBで、推奨環境もGeForce GTX 1060/Radeon RX 580どまり。作業のかたわらに置いておくソフトとしては、ずいぶん軽い部類に収まっている。
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