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AMDのドライバに眠る「MFG 8x」── FSRのフレーム生成、NVIDIAの倍を刻む項目が発見される

投稿: 2026/07/14by 編集部4分で読めます
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Radeon向けの最新ドライバに、これまで見かけなかった数字がひっそり紛れ込んでいたにゃ。「MfgRatio」──フレーム生成の倍率を指す項目に、1Xから8Xまでの目盛りが並んでいたという話。まだ公式が何かを発表したわけではないけれど、AMDが次に何を仕込んでいるのかを覗ける、なかなか面白い痕跡だにゃ。

ドライバに現れた「1X〜8X」の目盛り

見つかったのは、AMDのAdrenalin 26.6.2ドライバ。純正ソフトの代わりに使える有志製のオープンソースツール「RadeonTuner」のソースコードから、実験用FSRパネルの中に2つの項目が確認された。ひとつは機能をオンにする「MfgOverride」、もうひとつが倍率を切り替える「MfgRatio」で、アプリ任せのモードに加えて1X・2X…と8Xまでが指定できる作りになっている。

いずれも「実験的設定を表示」のスイッチの奥に隠れていて、一般ユーザーには見えない場所。つまりAMDが大々的に配ろうとしているものではなく、あくまで内部の下ごしらえ段階、という位置づけだにゃ。

まだ“名前だけ”、中身は空っぽ

ここは冷静に見ておきたいところ。RadeonTunerの開発者によれば、ドライバに入ったのは項目の名称(プロファイル値)だけで、実際に動かす実装コードはまだ含まれていないとのこと。今この8倍生成を有効にしても何も起きない、というのが実情だにゃ。

AMDは新機能の実装コードより先に、こうしたプロファイル値だけを何か月も前に忍ばせておくことがある。ツール側が先に受け皿(UI)を用意できるようにする狙いで、これ自体は珍しくない。だから「8倍生成、決定!」ではなく、あくまで“準備の気配が見えた”という段階として受け止めるのが正しいにゃ。対象もRDNA 4世代(Radeon RX 9000シリーズ)以降に限られるとみられている。

8倍なら60fpsが480fps、そしてDLSSの倍

それでも数字のインパクトは大きい。フレーム生成は描画したフレームの“間”にAIが中割りフレームを差し込む技術で、単純計算なら8倍モードは60fpsのゲームを480fps相当まで押し上げられることになる(実際の効き方や遅延・画質は別問題だけどにゃ)。

比較の物差しになるのがNVIDIA側で、DLSS 4のマルチフレーム生成は最大4倍まで。もしAMDがこのまま8倍を実装してくれば、少なくとも“刻める枚数”の上ではNVIDIAの倍を掲げることになる。同時に、ノイズ除去を担う「Ray Regeneration」や「Neural Radiance(ニューラルラディアンス)」のオーバーライド項目も見つかっており、FSR全体をまとめて拡張しようという動きに見えるにゃ。

RedstoneからDiamondへ、地ならしの一手か

背景を押さえておくと、AMDは2025年12月10日にFSR「Redstone」を投入済み。ML(機械学習)ベースのフレーム生成、Ray Regeneration、ニューラルラディアンスキャッシングをRX 9000シリーズ向けに解禁した、いまのFSRの土台だにゃ。

さらにGDC 2026では、次世代の「FSR Diamond」を発表。ML upscalingにマルチフレーム生成、Ray Regeneration、ニューラルレンダリングを載せる構想で、次世代の家庭用機と足並みを揃えて2027年ごろの登場が見込まれている。今回の8x項目がこのDiamondに直結するのか、AMDは明言していない。

現状は“動かない名前”の段階で、倍率が本当に8xまで解放されるかも、遅延や絵の破綻をどこまで抑えられるかも未知数。それでもドライバは、メーカーが口で言う前に手が動いている場所でもある。数字だけ見て期待しすぎず、次のFSRアップデートで「MfgRatio」に魂が入るかどうか──そこを静かに待ちたいにゃ。

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