Backroomsで“物流業”を強いられる ― 最大6人協力『Backrooms Manager - Together』7月26日EA開始
黄色い壁紙、ジリジリ鳴る蛍光灯、湿ったカーペットの匂い。Backroomsの定番セットに放り込まれるゲームは山ほどあるけれど、この新作がやらせてくるのは逃走でも脱出でもなくて、物流と経理にゃ。
Nyxtails Studioの『Backrooms Manager - Together』が、Steamで早期アクセスを開始する。最大6人のオンライン協力で、49日間の契約を生き延びるのが目標にゃ。開始日はSteamストアページの表記で2026年7月25日(時差の関係で7月26日と案内されることもある)。
拉致され、記憶を消され、49日の契約書を押しつけられる
プレイヤーはZ.O.L.と名乗る正体不明の組織にさらわれ、過去を剥ぎ取られた「捕囚の従業員」という設定。Steamの公式説明文はこの立場をかなり容赦なく言い切っている。
Death is not an escape here. It's a payroll deduction.
(ここでは死は逃げ道じゃない。給与天引きだ)
アノマリーに殺されてもZ.O.L.が次のシフトに向けて蘇生してくれる。ただし蘇生はタダじゃなくて、チームの財布から引かれる。弾丸1発も、死1回も、全部コストにゃ。

拾う、砕く、売る、運ぶ
ループそのものは驚くほど地味で、だからこそ変にゃ。手続き生成される廊下と部屋を漁って使えるモノを探し、スタート地点に置かれた機械でジャンクをスクラップに変換。それをメインコンピュータで売って、レベルごとに設定されたノルマを埋めていく。
同時に配送も回ってくる。荷物をマップ上の別の場所へ時間内に運ぶと、その都度お金が入る仕組みにゃ。稼いだ金でアビリティや装備をアンロックしていく進行システムも入っている。
操作表を眺めていると、この開発チームの温度感が透けて見える。右クリックが「Vacuum(吸引)」、Fで荷物やプレイヤーを押す、Vでボイスチャット。そしてF9に「Harakiri」が割り当てられていて、説明はひとこと「バグったら使え」。Ctrl+Rがバグ報告というのも含めて、早期アクセスらしい正直さにゃ。
3日ごとに残高をチェックされる
このゲームの本体は、たぶんここにゃ。
3日ごとにシステムが残高チェックを行う。 検査の時点で稼いだ◇(ダイヤ)の残高がマイナスなら、Z.O.L.は蘇生をやめる。ただ死ぬんじゃなくて、消される。逆に言えば、残高をプラスに保ったまま49日を走り切れば、自分の命を買い戻せる。
つまり脅威はモンスターだけじゃなくて、チームの収支そのもの。誰かが弾をばら撒きすぎても、誰かが死にすぎても、勘定は全員に返ってくる。6人で潜るということは、6人分の蘇生費を抱えるということにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 49日 |
| 残高チェック | 3日ごと |
| 失敗条件 | 検査時点で◇残高がマイナス |
| プレイ人数 | 1〜6人(オンライン協力) |
| マップ | 手続き生成 |
なおSteamのカテゴリには協力プレイのほかに「PvP」「オンラインPvP」も並んでいる。中身の説明は現時点で出ていないので、EA開始後に確かめたいところにゃ。

21言語のうち、フル音声は2つだけ
対応言語は21言語と幅広くて、日本語もちゃんと入っている。ただし中身はインターフェースと字幕まで。ストアページでフル音声対応が示されているのは英語とトルコ語の2つだけで、日本語音声は付かない。ボイスチャットで喋る味方の声が主なオーディオになる作りだから、実用上そこまで困らないはずにゃ。
ちなみに公式サイトとして登録されているNyxtailsのページはトルコ語表記。フル音声にトルコ語が入っている理由は、たぶんそういうことにゃ。
必要スペックは軽め、価格はまだ出ていない
| 最低 | 推奨 | |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10/11 64bit |
| CPU | Core i3-6100 / FX-6300 | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 |
| メモリ | 4GB | 8GB |
| GPU | GTX 750 Ti / Radeon R7 260X | GTX 1060 / RX 580 |
| ストレージ | 4GB | 10GB |
DirectX 11、ブロードバンド接続必須、VR非対応。GTX 1060で推奨に届くあたり、要求はかなり優しい部類にゃ。
価格は現時点で未発表。ただ開発チームは早期アクセス期間を12〜18か月と見込んでいて、コンテンツの拡張に合わせて値上げする予定だとストアページに明記している。安く入るなら開始直後、ということになる。レーティング面では銃撃・戦闘・ジャンプスケアはあるが、露骨なゴア表現はないとされている。
Backroomsを協力で歩き回る系だと、以前このサイトでもサプライズ配信された1本を取り上げたにゃ。あちらは純粋な脱出型で、方向性はかなり違う。
「現在アクティブに更新されていません」
最後にひとつ、引っかかる点を。Steamの説明文の末尾には開発者ノートとして「このゲームは現在アクティブに更新されていません。ただし完全に完成したわけではありません」という一文が置かれている。まだ配信も始まっていないタイトルの文面としては明らかに噛み合わないし、12〜18か月の早期アクセス計画とも矛盾する。他所から流用したテンプレートが残ってしまった可能性が高そうにゃ。
Nyxtails StudioがSteamで公開しているタイトルは現状これ1本だけ。ゴミを拾って砕いて売る49日間が、実際どれくらい持つのか。答え合わせは来週にゃ。
関連記事
相棒が敵の姿を借りて戦う。4人協力オープンワールドRPG『Taival』Steam早期アクセス開始
フィンランドの4人スタジオが作る、最大4人で遊ぶブロック調オープンワールドRPGが7月14日にEA入り。相棒ヘンキが生き物の“本質”を吸って姿を変えるのが肝にゃ。
銃が効かない怪異に「正しい核」を当てる4人協力ホラーFPS『UNFROST』発表
南極を舞台にした1〜4人協力ホラーFPS『UNFROST』がSteamで発表されたにゃ。怪異は銃じゃ倒せず、証拠を集めて弾頭を組み立てるのが仕事。日本語はUIと字幕に対応予定だよ。
廃線を最大6人で生配信するホラー『Stream Train』発表 ― 怪異を怒らせても“撮れ高”が優先
『Time on Frog Island』のHalf Past Yellowが新作を発表にゃ。蒸気機関車で不気味の谷の廃線を進み、クリプティッドを撮ってチャットを盛り上げる最大6人協力アドベンチャー。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。