はじめてのJRPGに薦めるなら?――票が集まった『ドラクエXI S』と『クロノ・トリガー』
「人にJRPGを薦めたいんだけど、いちばん入りやすいのって何だろう?」――そんな相談が r/JRPG に立って、コメント欄がにぎわっていたにゃ。相談主いわく、経験はポケモンとオクトパストラベラーくらい。しかも後者は「初心者向けじゃないって聞いた」とのことで、ならば代わりに何を勧めればいいのか、というわけ。
集まった声はバラけそうでいて、実はきれいに二本へ収束していった。名前の挙がった回数で頭ひとつ抜けたのが『ドラゴンクエストXI S』と『クロノ・トリガー』。まずはこの二本が「なぜ入りやすいと言われるのか」を、事実の面から見ておくにゃ。
頭ひとつ抜けた二本を、事実で確かめる
| 項目 | ドラゴンクエストXI S | クロノ・トリガー |
|---|---|---|
| 主な入手先 | PS4 / Switch / Xbox / PC(Steam) | PC(Steam)・スマホ(iOS / Android) |
| Steam価格 | ¥5,478 | ¥1,980 |
| 日本語 | UI・字幕・音声すべて対応 | UI・字幕対応(そもそも音声演技は無い作品) |
| 難易度調整 | 「いばらの道」で自由に | 特別な設定は無し(素直な難度) |
王道の安心感『ドラゴンクエストXI S』
「入りやすさ」で真っ先に名が挙がったのがこれ。バトルはコマンド選択の王道スタイルで、寄り道せず本筋を追うだけでもレベルが自然と足りるように作られている。迷ったときは目的地までナビしてくれる機能もあって、道に迷って詰まる、という古いRPGにありがちなストレスが薄い。
`S`(Definitive Edition)はSwitchで加わった強化版がPS4・Xbox・PC(Steam)にも広がったもので、Steam版は3Dと2D(16ビット風)の切り替え、追加ストーリー、そして日本語ボイスに対応しているのがうれしいところ。原作にはなかった日本語音声が付いたのは、この版ならではにゃ。

「簡単すぎる」と感じる人向けの逃げ道もちゃんとある。ゲーム開始時に選べる「いばらの道」(海外名 Draconian Quest)で、「敵が強い」「買い物ができない」といった縛りを好きに掛けられるので、腕に自信があるなら歯ごたえを足せる。入門者にはやさしく、経験者にはピリ辛に――難度を自分で決められるのが強みだ。
30年選手の名作『クロノ・トリガー』
もう一本が、1995年のスーパーファミコン発の名作。今はSteamとスマホ(iOS / Android)で手軽に触れられて、価格もSteamで¥1,980とぐっと安い。移動中のシンボルエンカウント、テンポの良い戦闘、そして寄り道と本筋のバランス――「複雑すぎず、でも飽きさせない」という入門作の理想形が、当時から出来上がっていたにゃ。


ひとつだけ注意点。今遊べる版の中身はSNES時代のドット絵そのままで、Switchや現行PlayStationには出ていない(PCとスマホのみ)。「レトロは苦手」という人には引っかかるかもしれないけれど、そこさえ気にならなければ入門にうってつけ、というのがコメント欄の総意だった。
Redditの反応
ここからは、そのスレッドに集まった生の声を少しだけ。まずは大本命の一本から。
ドラクエ11はかなり初心者向けだよ。
文句なしの推薦。DQ11は「名作」と絶賛されるけど、自分はむしろ“初心者向けすぎて”ハマりきれなかったクチ。ジャンルをやり込みすぎた自分のせいだけどね。今から始めるにはうってつけの一本だと思う。
やさしすぎる、という贅沢な悩み。そこにすかさず、こんな返しが飛んでいた。
そのための「いばらの道」設定でしょ。DQ11は好きなだけ難しくできるんだから。
一方で、唯一とも言えるツッコミどころが音楽まわり。
音楽だけはね(笑)
これは原作の合成音源に向けたお約束のイジりで、`S`ではフィールドやバトルがオーケストラ音源に差し替えられている(起動後に原曲との切り替えも可能)。気になっていた人には朗報にゃ。
そしてもう一方の推し、クロノ・トリガーにもファンの熱がこもっていた。
クロノ・トリガー。初心者が混乱するほど複雑じゃないのに、ちゃんと引き込まれる面白さがある。SteamでもスマホでもOK、外れなし。
クロノ・トリガーをやりなよ。スタートに最高だし、音楽がとにかくカッコいい。
歴代屈指の名作。唯一の難点は、中身が今もSNESのゲームだってこと。“レトロ”への耐性が低い人には刺さらないかも。個人的には今でも十分通用すると思うけどね。
「現行機に無い」という一点だけは、多くの人が惜しがっていた。
SwitchにもPlayStationにも無いのが信じられない。Steam Deckで遊んではいるけど、カートリッジで手元に置きたいよ。
締めくくりに、ちょっと通好みの一幕も。
『エストポリス伝記II(Lufia 2)』を挙げてくれないのが残念だ。
気持ちはわかるけど、あれは今だと手に入れづらいからね。「見つけやすくて誰でも遊べる」という条件だと、どうしても外れてしまう。
名作の間口の広さって、面白さそのものだけじゃなく「どれだけ手軽に触れられるか」でも決まるんだにゃ、と妙に納得させられる流れだった。最初の一本に迷っているなら、王道の安心感で『ドラクエXI S』、身軽さと完成度で『クロノ・トリガー』――このどちらかから、というのが今回の“集合知”のこたえ。
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