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ボディカム視点のFPS『Bodycam』公式島が『フォートナイト』に、基本無料で3モード実装

投稿: 2026/09/23by tobariware7分で読めます
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魚眼で歪んだ視界、走るたびに大きく揺れる手元、明るいほうを向くと滲む色。ボディカメラの映像を真似たあの見え方で近距離戦だけをひたすら続けるFPS『Bodycam』が、『フォートナイト』の島として無料で遊べるようになった。島コードは 9784-3946-5466。Discoverで「Bodycam」と検索しても出てくる。

遊べるようになったのは9月12日の午前2時から。フォートナイトが動く環境ならPCでもコンソールでもモバイルでも入れるので、原作を買っていなくても手は出せる。

名前は『Bodycam UEFN』。原作を作ったReissad Studioとの契約のもと、UEFN(Unreal Editor for Fortnite)を使ってVirstateが開発し、インドのNazara Technologiesが配信を手がけている(Nazara Technologiesの発表資料)。

原作の「Russian Building」を持ち込み、モードは3つから始まる

初期状態で遊べるマップは、原作で最もよく知られた場所のひとつ「Russian Building」ひとつだけ。空気感と見た目の密度、近距離戦のテンポを残す方向で組み直されていて、位置取りと音の聞き分け、反応速度で撃ち合いの結果が決まるような作りになっている。

モードは3種類が用意された。

公式発表より(日本語訳)

  • Free For All ― 全員が単独で戦うテンポの速いマッチ。生き残れるかどうかは、状況把握と精度、反応速度で決まる。
  • Team Deathmatch ― 2チームが先にスコア上限へ到達することを競う、往年の対戦シューターを下敷きにした分隊戦。
  • Gun Game ― 撃破するたびに武器が移り変わり、最後の一丁へ先にたどり着いたほうが勝つ。

遊び続けるとランクが上がり、武器が解放され、報酬が手に入る長期の進行要素も入っている。島をひとつ出して終わりという作りではなく、運営を続ける前提で組まれているらしく、この先に足す予定も一緒に示されていた。

今後のアップデートで追加される予定(公式発表より・日本語訳)

  • 原作『Bodycam』を下敷きにした追加マップ
  • 新しい武器と装備
  • 新しい報酬とアンロック要素
  • シーズンごとのアップデート
  • コミュニティイベント
  • 追加のゲームモード

時期までは書かれていない。この企画そのものが発表されたのは1年前の2025年9月で、そのときに挙がっていたモードはGun GameとTeam Deathmatchの2つだけだった。Free For Allは、島が形になるまでの1年で積み増された部分ということになる。

「公式」はEpicのお墨付きという意味ではない

ここでいう公式は、原作の権利元であるReissad Studioと契約を結んで作られている、という意味にゃ。発表資料の末尾には、この島はNazaraとVirstateが独立して作ったものであって、Epic Gamesが主催・後援・運営しているわけではない、とはっきり書き添えられている。原作のIPには許諾があり、フォートナイト側には島がひとつ増えただけ、という関係だね。

パブリッシングを担当するNazara Technologiesは、自社の説明によればインドで唯一の上場ゲーム企業で、Curve GamesやAnimal Jam、Sportskeedaなどを傘下に持っている。フォートナイト内で作品を出すのは今回が初めて。CEOのNitish Mittersainは、これは始まりにすぎず、フォートナイトは世界最大級の発見の場になっているのでそこで規模を持って作っていく、と述べている。プレミアム級のFPS体験がUEFNでも成立することを示す事例として、次に持ち込むIPや新規タイトルの型にしたい、という言い方だった。

基本無料の島を出して何になるのか、という点でいうと、UEFNで公開された島は遊ばれた時間に応じてEpicから分配を受け取る仕組みの上に乗っている(Engagement Payout)。島そのものを売るのではなく、どれだけ長く遊ばれ続けたかで収入が決まる。ロードマップにシーズン更新やイベントが並んでいるのは、この仕組みと素直に噛み合っている。

UEFNで作られた島という枠では、日本発の動きもある。倉敷の美観地区を3D都市モデルから起こしたマップは10月に公開予定で、こちらは白壁の街並みを歩いて回るほうが主役。同じツールから出てくるものの幅は、思っているより広い。

📄 倉敷美観地区を『フォートナイト』で再現、10月25日に島コード配布とプロとの交流マッチ

PC版は3,900円の早期アクセスのまま、日本語は字幕とUIだけ

原作の『Bodycam』は2024年6月にSteamで早期アクセスを始めたタイトルで、いまも早期アクセスが続いている。価格は3,900円で、対応プラットフォームはWindowsのみ。日本語はインターフェースと字幕には対応しているものの、音声は英語だけという点は分けて見ておきたい。

9月に入ってすぐ、そのPC版には v0.8「Locked and Loaded」という大型アップデートが入ったばかりだった。武器の構えとリロードのアニメーション刷新、装備とアタッチメントのカスタマイズ、音まわりの作り直し、「Trenches」という新マップの追加と、中核をまとめて組み替える規模のもの。フォートナイト版の話が動いていた裏で、本体のほうも手が止まっていたわけではない。

フォートナイトへ手を広げたぶんPC版が薄くなるのでは、という見方には、スタジオディレクターのLuca Dassierが答えている。

Reissad Studio スタジオディレクター Luca Dassier のコメント(公式発表より・日本語訳)

『Bodycam』は、業界が動くのを待つのではなく、技術の先を行くという野心のもとで作り続けてきた。Nazara TechnologiesとVirstateとの提携があったからこそ、この拡張は実現できた。(中略)我々にとってこの提携は、Unreal Engine 6 の時代に備えて、そのエコシステムで大きな役割を担うとみられるプログラミング言語 Verse を実際に触っておくためのものでもある。同時に、PC版の『Bodycam』はスタジオの完全かつ不可分の焦点であり続ける。

移植の話をしていたはずが、最後に出てきたのは次のエンジンの名前だった。島がひとつ増えたこと以上に、作った側にとってはそちらが本題なのかもしれない。

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