アニメ『霊籠』のYHKTが作るARPG『ブリンガ』発表 ― PC/PS5/モバイルへ、gamescomで初試遊
「浄海(タラッサ)」と、巨大生物「隆舶(アルキロス)」。初めて名前を聞く固有名詞が二つ並ぶところから始まる新作にゃ。中国のYHKT ENTERTAINMENTが8月14日、長編ナラティブ・ファンタジーARPG『ブリンガ』を発表した。対応プラットフォームはPC・PlayStation 5・モバイルで、配信時期は明かされていない。
面白いのは作っている会社のほうだと思う。YHKT ENTERTAINMENTは2015年設立で、もともとはゲーム会社ではなくオリジナルアニメーションの制作会社。3Dアニメ『霊籠』を手がけたスタジオで、公式も本作を「長年培ってきたアニメーション制作経験を大型ARPG開発へと展開する重要な作品」と位置づけている(YHKT ENTERTAINMENT)。エンジンはUnreal Engine 5。映像屋が本気でゲームを作りにきた、という構図だね。
戦闘中に小隊メンバーを切り替えて戦う
売りは「アクションバトル + ナラティブ探索」。戦闘では小隊メンバーをリアルタイムで入れ替えつつ、異なる武器モジュールを使い分けて戦う。パリィ、回避、フィニッシュムーブといった要素も入っていて、テンポの速い操作感を狙った作りになっている。
物語の側も、従来のプリレンダームービーに閉じ込めない方向を掲げている。カメラワークとキャラクター表現をそのままゲームプレイに接続し、探索ステージと戦闘と演出を地続きにする——という説明だ。アニメ制作で積み上げたものをどこに使うつもりなのかが、ここに出ている。
プレイヤーが演じるのは「秘密を背負った旅人」。文明同士の争いと巨獣の生態のあいだを進みながら、世界の奥に隠された真実を少しずつ掘り出していく、というのが大枠のあらすじになる。
gamescom 2026のHall 10.1 E053で触れる
初めて人の手に渡るのは、8月26日から30日までドイツ・ケルンで開かれるgamescom 2026。ブースはHall 10.1 E053で、実機の試遊版が置かれる。
公式が「海外向けに初公開」という言い方を選んでいるとおり、中国国内では先に披露されている作品でもある。海外の来場者が戦闘テンポや映像表現に触れるのは、今回が最初ということになる。詳報は公式サイトと各公式チャンネルで順次出るとのこと。
価格も、配信時期も、まだ何ひとつ出ていない。今のところ確かなのは、アニメスタジオが10年分の映像の作り方を抱えて作った大型ARPGが、8月末のケルンで初めてコントローラーの向こう側に置かれるということだけだね。
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