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『BUZZ or DIE』2026年Steam配信へ ― 死刑囚がショート動画の「いいね」を奪い合うADV、講談社から

投稿: 2026/08/31by tobariware4分で読めます
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勝てば恩赦、そのうえ願い事がひとつ叶う。負ければ死刑、しかもそこで終わらず、奴隷用アンドロイドのモデルにされて永遠に尊厳を壊され続ける。この極端すぎる賞と罰を、ショート動画の「いいね」の数だけで決めてしまう番組がある——というのが、講談社が2026年内にSteamで配信する『BUZZ or DIE』の出発点にゃ。

プレイヤーは「佐木島」という男とペアを組まされ、この番組に出演させられる。ルール自体はごく単純で、対戦相手の秘密を掘り出し、それをネタにしたショート動画を作り、視聴者から多くの「いいね」を集めたほうが勝ち。Steamストアページではポイント&クリックADVと紹介されている。

ゲームは大きく二つのパートに分かれている。ひとつは調査パート。囚人同士の会話や回想を読み進め、対戦相手の精神世界に踏み込んで、隠している過去を引きずり出す。もうひとつがサムネ制作パートで、掘り当てたネタを素材に、動画のテーマに合う画像とワードを組み合わせて一枚のサムネイルに仕上げていく。

面白いのは、ここで選んだ方向性によって相棒が作るショート動画の中身まで変わるという点。つまり、他人の惨めな過去をどう見せ物にするかという選択が、そのまま戦術になっている。数字を稼ぐために何を差し出すか、を遊びの中心に据えた作りだね。

番組に集まるのは、いずれも重罪で死刑判決を受けた二人組。新興宗教の元教祖、元芸人の爆破犯、天才ハッカーの少女、革命家、食人シェフ——講談社が出した発表によれば、ペアの間にはそれぞれ浅からぬ因縁があり、番組が進むにつれて関係が明らかになっていくという。ストアの説明文も「訳アリ極悪人たちの激情が交差する、濃密な人間ドラマ」と締めくくられている。

キャラクターの立ち絵とイベントスチルを担当するのは、『双生遊戯』『タタキザサイドハッスル』の岡田淳司。ダークでポップな世界観に、この人の絵柄が乗る、という座組みになっている。8月31日にはSteamのストアページが刷新され、新しいキービジュアルも公開された。

題材が題材なので、Steam側にも暴力・グロテスクな表現と、精神的に不快になりうる描写を含むという注意書きが出ている。気軽な見た目のショート動画づくりと、その裏で進む処刑の話が同じ画面に同居する作品だと考えておいたほうがよさそう。

個人開発者・凡が手がける新作

手がけているのは、『EgoMixer』や『十二股全部フる』を出してきた個人開発者の凡。12人の彼氏を効率よくフっていく後者はブラウザで無料公開され、話題になった1本だね。今回、講談社クリエイターズラボの「講談社ゲームクリエイターズラボ(GCL)」にラボメンバーとして参加することも同時に発表されている。

ラボのクリエイターインタビューでは、本人が『BUZZ or DIE』について「映画一本分くらいのボリュームで、そこまで難しい操作もないので、週末の昼下がりとかに気軽に楽しんでほしいです」と語っている。あわせて「過激な設定や、濃いキャラクターが目を惹くかもしれませんが、『遊んで良かった』と思ってもらえるように、真心を込めて作りました」とも。同じインタビューでは「プレイヤーの貴重な時間をいただくのだから、コスパよくいこう」という制作の姿勢にも触れていて、長さで殴らないタイプの作品になりそうな気配がある。

配信はPC(Steam)向けで2026年内予定、価格は未定。対応OSはWindowsのみで、言語は日本語・英語・簡体字中国語が用意される。

他人の過去を切り取って一枚のサムネイルに変え、その出来で誰かの生死が決まる。番組の中の話として見るか、見覚えのある光景として見るかで、この作品の後味はだいぶ変わりそうにゃ。

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