癒し系『Cloudgazer』本日配信、雲を眺めて数百の“形”を探すだけの一作
空にはとくに意味がないはずなのに、流れる雲がふと猫やイルカに見えてしまう——そんな一瞬だけを、まるごと一本のゲームにしたのが『Cloudgazer: A Game About Watching Clouds』。スペインのDevilishGamesが手がける雲観察シミュレーターで、本日9月3日にSteam(Windows / Mac)とスマートフォン(iOS / Android)向けに配信される。
やることは、空を見上げて雲を眺めること。ただそれだけ。ランダムに姿を変える雲の中から、隠れた「形」を見つけ出していくのが目的だよ。
空を見上げ、雲の中に動物や伝説の生き物を探す
雲がなんとなく何かの形に見えてくる——あの感覚には「パレイドリア」という名前がついている。本作はその心理現象をそっくり遊びに落とし込んだ作りで、空に浮かぶ数百種類もの「形」を、好きなだけ探していける。見つかるのは動物や身近な日用品から、伝説の生き物まで幅広い。
肝心の雲はリアルタイムに形を変え続けるシミュレーションになっていて、同じ空は二度と流れてこない。時間帯も朝焼けから夕暮れ、やがて星空へと移ろっていく。タイマーもなければ敵もいなくて、急かしてくるものは何もない。見つけた形はSteam実績としても残っていく仕組みだにゃ。


開発元「本物の雲を眺められるならそうして」と本音

ちょっと面白いのは、作っている当人たちが「現実の空のほうがいい」と正直に認めているところ。「本物の雲を眺められるなら、ぜひそうしてほしい。現実のグラフィックは最高だし、たいていはとてもよく動くから」——と、自分たちのゲームより先に空をおすすめしてくる、変わったコメントを残している。
そのうえで、天気に恵まれない日や、窓を開けても隣の建物しか見えないとき、ソファでのんびり完璧な空だけを味わいたいとき——そういう日のために「空をひとつ貸すよ」というのが、この作品の立ち位置。現実がいちばんと言いつつ、ちゃんと逃げ道も用意してくれているわけだね。
この“形探し”はデジタルだけの遊びでもなくて、雲に隠れた250種類の形を探す絵本版もAmazonで売られている。画面から離れて、紙の上でパレイドリアを楽しむという選び方もできる。
対応言語には日本語も含まれている。もとから台詞を読み上げるタイプではないので、日本語になるのはメニューや図鑑まわりの表示が中心だけど、遊ぶのに戸惑うことはなさそう。現実の空とデジタルの空、どちらがよく動くか——それを確かめるのは、借りた空をひとしきり眺めたあとでいい。
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