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刑務所の売店を回す『Joint Venture』発表、窓口の接客と裏の密輸を同時に抱える一人称シム

投稿: 2026/07/15by 編集部6分で読めます
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持ち場は、鉄格子のはまった窓口ひとつ。そこから手を伸ばせる範囲だけが、このゲームの世界にゃ。

corsgames が新作『Joint Venture: Prison Commissary Simulator』(日本語表記は『Joint Venture: 刑務所売店シミュレーター』)を発表した。舞台はラス・アルマス州立刑務所の売店。プレイヤーはその売店を回す一人称シミュレーションで、発売は2027年3月予定、対応プラットフォームはPCとなっている。

Steamの紹介文は、一行目でもう性格を出している。「The only honest job in the joint is the one behind the counter. This isn't it.(塀の中で唯一まっとうな仕事はカウンターの内側にある。これは、それじゃない)」——つまりそういう話にゃ。

注文を取り、棚から出し、端末を叩く

昼のほうは、地味なくらい真っ当な小売の仕事だ。窓口で注文を受け、棚から在庫を引っ張り出し、端末を操作して、列を捌く。Steamの機能説明にある通り、一連の動作を一人称の手作業として行う設計になっている。

ただし相手が相手なので、レジ打ちのようにはいかない。短い紹介文にはこうある。「match IDs to prisoner numbers, obey the guards' daily rules(IDと囚人番号を照合し、看守のその日の規則に従う)」。窓口に出されたIDと囚人番号が合っているかを見比べ、偽造や規則破りを弾く。しかも規則は看守が日ごとに出してくるので、昨日通した相手が今日は通らない、ということが起きる。

書類を睨んで判子を押す、あの感触を思い出す人はいそうにゃ。

夜になると、同じ窓口が別の商売になる

売店の裏で動くのが、もうひとつの本業。ドラッグ、自作の刃物(shiv)、持ち込まれた携帯電話といった密輸品を捌く闇市を、カウンターの内側から育てていく。

当然、見張られている。監視カメラ、巡回、X線スキャナー。この三つをかいくぐりながら物を動かすのが夜側のゲーム部分にゃ。昼に「規則を守らせる側」として囚人のIDを照合していた同じ手で、夜は規則を破る側に回る。この裏返しが、タイトルの `Joint Venture`(共同事業/joint は俗語で刑務所)という洒落に効いている。

囚人からの評価と、看守からの評価は、別々に動く

このゲームの背骨は、たぶんここ。評判メーターが囚人側と看守側で独立して存在していて、片方に気に入られる行動は、たいてい、もう片方の心証を悪くする。

規則をきっちり守って看守に可愛がられれば、窓口の向こう側に並ぶ連中からは「あいつは向こうの犬だ」と見なされる。逆に囚人の頼みを聞いてばかりいれば、スキャナーの前で冷や汗をかくことになる。どちらにも全振りできない、というのが売店番の立場そのものにゃ。

50人の常連と、3つの派閥

窓口には、名前と個性を持った常連が50人以上やってくる。さらに刑務所内には利害の異なる3つの派閥が存在し、それぞれが売店に求めるものは噛み合わない。誰の注文を優先するかが、そのまま派閥への態度表明になる、というわけだ。

Steamのタグには Shop Keeper、Time Management、Diplomacy、Dark Humor、Choices Matter といった語が並ぶ。店番と時間管理の皮をかぶった、外交ゲームだと思っておくのがよさそうにゃ。

出口は、二つある

終わり方も一本道ではない。素直に刑期を勤め上げて出ていくか、あるいは資金と部品をこつこつ溜めて、脱獄を狙うか。売店で稼いだものを、まっとうな出所のために使うのか、塀を越えるために使うのか——そこが最終的な選択になる。

日本語は入るが、音声は英語だけ

言語対応は、Steamストアページの記載で確認できる範囲だと次の通り。フルオーディオが用意されているのは英語のみで、日本語を含む残り30言語はインターフェースと字幕での対応にゃ。ここは分けて見ておきたいところ。

言語インターフェース音声(フルオーディオ)
英語対応対応
日本語対応非対応
簡体字・繁体字中国語対応非対応
韓国語・仏・伊・独・西 ほか対応非対応

対応言語は全31言語と幅広い。価格はまだ発表されていない。

動作環境は、最低がWindows 10 64bit/Core i5-4460相当/8GB RAM/GTX 1060 3GB相当、推奨がWindows 11 64bit/Core i5-9400相当/16GB RAM/GTX 1660〜RTX 2060相当。ストレージは4GBと軽い。シングルプレイ専用で、実績・クラウド・リーダーボードに対応する。

作っているのは、幽霊アイスクリームトラックの人

corsgames は「Strange, funny and occasionally hostile games(奇妙で、おかしくて、時々こちらに敵対的なゲーム)」を掲げるソロ開発者。Steamのデベロッパーページを見ると、これまでにリリースした作品は2024年10月28日発売の『Waffle Cone Willie』一本だけだ。町を徘徊する幽霊アイスクリームトラックから逃げ隠れする一人称ホラー、という代物にゃ。

その次がこれ、というのは、なかなか良い振れ幅だと思う。ホラーで培った「見つかったら終わり」の緊張感は、X線スキャナーの前で使い道がありそうにゃ。

発売は2027年3月予定。まだだいぶ先の話なので、Steamのウィッシュリストに放り込んで忘れておくくらいの距離感がちょうどいい。

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