黒死病の廃墟からルネサンス都市を再建 街づくりSLG『HistoriCity: Florence』無料体験版で遊べる
14世紀、ヨーロッパを覆った黒死病(ペスト)で、フィレンツェの街もいちど膝をついた——そんな史実の廃墟から物語を始める街づくりSLGが『HistoriCity: Florence』にゃ。開発・販売はStratagem Interactive。まだ製品版は発売前(Steamでは「近日登場」)だけど、無料の体験版がすでに配信中で、これがなかなか歯ごたえのある一本に仕上がってるにゃ。

疫病あとの集落を「花の都」へ
やることはシンプルに聞こえて、実は骨太。住居・商業・宗教・公共施設を配置して住民を呼び込み、街を少しずつ大きくしていく。ミソは経済のつくり込みで、農場・工房・都市の産業をつないで供給網(サプライチェーン)を設計する必要があるにゃ。しかも労働者は数字ではなく1体ずつ実在していて、増えていく人口の要求に合わせて配分をやりくりする「1:1シミュレーション」。住民は酒場に通ったり、治安や宗教サービスに反応したりと日々の生活を送っていて、街が生きてる感じが出てるのが楽しいところ。
住居は住民の要求が満たされると自動でグレードアップして街並みが有機的に育っていく仕様で、眺めているだけでも飽きないにゃ。


史実がそのまま「イベント」になる
本作の一番の推しどころは、実際の歴史上の出来事がゲーム内イベントとして降りかかってくること。干ばつや飢饉といったサバイバル要素で街が試され、歴史に沿ったナラティブ・ミッションを進めていく構成にゃ。
さらにルネサンスらしく、ミケランジェロ、ブルネレスキ、ガリレオといった歴史上の「巨匠(マスター)」を雇い入れられて、それぞれ固有の能力を発揮する。建てられるワンダー(記念碑的建造物)もフィレンツェ大聖堂、サン・マルコ、サンタ・クローチェと、実在の名所がずらり。街を眺めるほどに“あのフィレンツェを自分で組み上げてる”実感が湧いてくるにゃ。
BGMにも力が入っていて、ダ・ミラーノやダルツァら当時のイタリア人作曲家の楽曲を、リュート奏者エリザベス・パレットが演奏した全23曲を収録。時代の空気ごと味わえる作りになってるにゃ。ちなみに街には猫もちょこちょこ登場するらしく、そこは個人的に高評価にゃ。


体験版で遊べる範囲と評価
無料体験版では、ワンダー建設・巨匠の雇用・干ばつや飢饉への対応・生産網の設計といった中核部分がひととおり触れて、序盤の街づくりを最後まで体験できる。労働者を職場ごとに割り当てる「ジョブホイール」や、チャート・ヒートマップといったデータ可視化ツールも入っていて、遊び込むほど数字を眺めるのが面白くなるタイプにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | HistoriCity: Florence |
| 開発/販売 | Stratagem Interactive |
| ジャンル | 街づくり/コロニーシミュレーション |
| 対応 | PC(Steam・Windows/macOS) |
| 体験版 | 無料配信中 |
| 製品版 | 早期アクセス予定(Steamは「近日登場」) |
Steam上の体験版はユーザーレビューが「非常に好評」で、記事執筆時点で64件中98%が高評価という滑り出し。街づくり/コロニーシムが好きな人ほど刺さる、コアループの気持ちよさが評判になってるにゃ。


一点だけ正直に添えておくと、現時点で対応言語は英語のみ。歴史イベントやミッションのテキスト量はそこそこあるので、英語がまったく苦手だと物語を追いにくいかもしれないにゃ。とはいえ操作の骨格は「配置して、つないで、育てる」の街づくりなので、雰囲気とシステムを味わう分にはハードルは高くない。


歴史のうねりを“災害”として浴びながら、廃墟をルネサンスの大都市へ育てていく——街づくり好き、そして『アノ』シリーズのような供給網パズルが好きな人には、無料で試せるうちにいちど触れてほしい一本にゃ。製品版の早期アクセス開始が待ち遠しいところ。開発元は公式X(@STGM_Int)でも情報を出しているので、気になったら体験版と合わせてのぞいてみるといいにゃ。
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