メダルを撃ち込んでポーカーの役を作る『Crazy Coin Poker』Steam配信開始、20%オフの424円
ゲームセンターのメダル落とし台と、テキサスホールデムのテーブル。まったく別々の場所にあるはずの2つを、無理やり1台に押し込んだゲームが出たにゃ。Nulpoyoが手がける『Crazy Coin Poker』が7月29日、Steamで配信を開始した。
通常価格は530円。8月5日までは20%オフの424円で、Windows専用の1人用タイトルだ。実績は17個、Steamランキングにも対応している(Steamストアページ)。

ループの作りが気持ちいいくらい単純にゃ。まずメダルを台へ撃ち込む。押し出されたメダルがセンサーを通過すると、それがポーカー用のチップに変わる。チップが手札と場札を回して役が成立すると、報酬としてまたメダルが払い出され、そのメダルが次の一投になる——という円環構造だ。
味付けをしているのが払い出し倍率で、チップが溜まるほど1.5倍、2.0倍、2.5倍……と段階的に上がっていく。公式が挙げている例だと、ストレートで32枚のところに倍率10倍が乗って320枚。その320枚がまるごと台に降り注ぐわけで、盤面の物理演算がどんどん騒がしくなる。序盤はちょろちょろとメダルが落ちるだけの静かな台が、後半には視界が埋まるほど動く。この「台の動きが自分の成果で重くなっていく」感覚が、コインプッシャーを持ってきた最大の理由だと思うにゃ。
バフは50種類以上、ポーカーの前提ごとずらしてくる


ランダムに手に入るバフは50種類以上。効くのは倍率だけじゃなくて、ポーカーそのものの前提を少しずつずらしてくる。
- 手札を2枚から3枚に増やす
- 場札を5枚から6枚に増やす
- ストレートやフラッシュなど、特定の役を出やすくする
- メダルの払い出し枚数や倍率を上げる
- 次のバフを獲得しやすくする
手札3枚・場札6枚のポーカーなんて、本来なら成立しない代物にゃ。でもここでは確率を歪める道具でしかなくて、「役を狙う技術」より「歪んだ確率に乗っかる」ゲームになっている。ひとつひとつの効果は地味でも、たまたま噛み合った瞬間に払い出しが跳ね上がる——公式が推しているのもまさにその一点で、対人戦も複雑なデッキ構築も用意されていない。ポーカーの知識がゼロでも、メダルを投げてカードの動きを眺めていれば勝手に転がっていく設計だ。
コインプッシャー×ローグライクという組み合わせ自体は今年に入って一気に見かけるようになったけれど、本作は「デッキを組む」方向ではなく「台を眺めて脳汁を出す」方向に振り切っているのが個性にゃ。役が強くなるほどライトも効果音もアニメーションもエスカレートしていくので、演出目当てで倍率を伸ばしたくなる。

言語対応はストアページの表を見るのが確実だ。日本語・英語ともにインターフェイスと字幕に対応しているが、フル音声の欄はどちらも空白のまま。開発・販売ともにNulpoyoで、Steamで確認できる同スタジオの作品は現時点でこれ1本だけにゃ。
動作環境は控えめで、最低がWindows 10 64bit・Intel Core i5(第9世代相当)・メモリ4GB・GeForce GTX 1050 Ti、推奨でもCore i7(第9世代相当)・メモリ8GB・GTX 1660 Superといったところ。容量は200MBしか食わない。物理演算でメダルが大量に暴れるゲームなので、盤面が埋まる終盤ほど負荷が乗るタイプではある。
420円ちょっとという値札は、寝る前に一戦だけ回すつもりが気づけば時間が溶けている、あの手のゲームとしてはかなり手を出しやすい。割引が切れる8月5日までが狙い目にゃ。
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