『Dawn of War IV』ネクロンは倒しても戻る軍勢―緑の「パワーマトリクス」で盤面を侵食する
9月17日発売の『Warhammer 40,000: Dawn of War IV』で、参戦4勢力のうち3番目――ネクロンの遊び方が公開された。勢力紹介トレーラーと、開発元KING Artによる勢力解説を突き合わせると、この軍勢の設計思想はかなりはっきりしている。速さを完全に捨てて、そのぶん盤面をじわじわ塗り潰して二度と手放さないタイプにゃ。
7月20日に公開されていたCGIトレーラーが「墓所から目覚める」という物語側の見せ方だったのに対して、今回はRTSとしての手触りの話。ちゃんと中身が出てきた。
拠点はトゥーム・シタデル、資源は緑の網の目から生える
ネクロンの司令部にあたるのがトゥーム・シタデル。強化可能で、そのまま部隊の生産拠点も兼ねる。
そして特徴的なのがパワーマトリクスという緑の領域だ。ネクロンの建造物の多くはこのフィールドの上にしか建てられないが、建てた建物がさらにマトリクスを押し広げていく。広げれば広げるほど戦争資源「ドミニオン」の入りが増える、という仕組みになっている。
しかもマトリクスの効果は建築だけじゃない。ネクロンの部隊は戦闘外での自動回復を持っているが、マトリクス上ではその回復が速くなり、さらに硬く、落としづらくなる。自陣を広げること=そのまま戦力の底上げというわけにゃ。
倒しても、また立ち上がってくる
もうひとつの看板がリザレクション・ギャラリー。建てたうえで「復活させたいユニット種別」をあらかじめ指定しておくと、その種別が戦場で倒れたときに無償で戻ってくる。硬い高級ユニットを失っても、資源を払わずに補充される。
さすがに一方的すぎるので、ネクロン側にはきっちり枷がかけられている。一部の例外を除いて部隊の足がほかの勢力より明確に遅い。KING Artはこの「異常な耐久力と鈍足」の釣り合いで、常にそこに居座り続け、目を離した隙に手のつけられない規模に育つ脅威を作った、と説明している。

戦術面で面白いのが、最安値クラスの小型ユニットスカラベの使い方だ。ネクロンの中では珍しく足が速い部類で、群れで敵の射撃部隊に噛みつくと相手は主武装を撃てなくなる。その時間で、鈍足だが凶悪な本隊が距離を詰める――という段取り。
遠距離担当はデスマークで、敵の指揮官やエリート歩兵を安全圏から狙撃する。そして巨大構造体のドゥームストーカーが「ドゥームズデイ・ブラスター」で歩いてくる。


鈍足を帳消しにする、三段構えの転移

終盤になると戦線が高速で移り変わるので、遅いままだと置いていかれる。そこでネクロンには転移手段が3種類用意されている。
- キャノプテク・スパイダー:マップのどこにでも「トゥーム・パイロン」を建てられる。パイロンは新しいパワーマトリクスを生やし、同時に転送先にもなる
- 戦略「トランスロケーション・サイエンス」:最大5部隊を、戦場のどこからでも視界内の任意地点へ飛ばす
- モノリス:「エターニティ・ゲート」を備えた大型車両。本拠地の予備兵力の出口として機能するので、これを敵陣の裏に置けば最も遅いユニットさえ最前線に直送できる
拠点を広げるほど強くなる勢力に、拠点から前線への直通路が付く。相性は言うまでもないにゃ。
時を歪めるトートメクと、爪で語るアームノック
指揮官は2人。ひとりはクロノマンサー・トートメクで、時間そのものを操る一連の能力で敵を翻弄し、自軍を強化する。もうひとりのアームノックは真逆で、遠くから盤面をいじるより血に濡れた爪で直接語るタイプ、と紹介されている。
キャンペーンでの立ち位置については、KING Artは慎重に言葉を選んでいる。明かされているのは、ネクロンが長らく「もう用のない星」と見なしていた惑星クロヌスから謎の信号を受け取った、という発端まで。クロヌスは眠れる墓所世界であり、隠された墓所があるところには途方もない力と兵器が眠っている――という含みにゃ。


なお勢力紹介はこれで3つ目。残るスペースマリーンの回で打ち止めになる。
9月17日発売、予約価格と音声収録の中身
現在Steamでは予約が10%オフになっている。割引の期限は発売日と同じ9月17日。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年9月17日(PC / Steam) |
| 通常版 | ¥7,699 → ¥6,929(10%オフ) |
| Commander Edition | ¥11,399 → ¥10,259(10%オフ) |
| 早期プレイ | Commander Editionは9月14日から3日早くアンロック |
| 開発 / 販売 | KING Art / Deep Silver |
| 対応言語 | 13言語。フル音声は英語のみ |
| 日本語 | インターフェース・字幕は対応、音声は非対応 |
日本語まわりは項目ごとに分かれているので注意。ストアの表記上、音声付きなのは英語だけで、日本語はUIと字幕までにゃ。
ゲーム本体としては4勢力構成で、アデプトゥス・メカニクスがシリーズ初参戦。キャンペーンは70以上のミッションが用意されている。
物量で押し合う40,000のRTSといえば、以前取り上げたこちらも並べて眺めたくなる一本。
倒しても戻ってくる相手を、どこで諦めさせるか。ネクロン戦は結局そこの読み合いになりそうにゃ。
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