『ゾン俺』がRTS×タワーディフェンスに、Steam『楽園への道』2027年発売でストアページ公開
「ゾンビに襲われない」という設定は、タワーディフェンスの盤面に置くとかなり物騒な意味を持つ。敵の群れのど真ん中を平気で歩ける駒が1つだけ手元にある、ということだからね。
フロンティアワークス(アニメイトグループ)のゲームブランドFWGamesが、新作『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない 楽園への道』のSteamストアページを公開した。ジャンルはRTS×タワーディフェンス、対応はPC(Steam)で、発売は2027年を予定している。開発はテンダゲームス。
準備・防衛・探索の三拍子で“楽園”へ向かう
プレイヤーが操作するのは、ゾンビに襲われない体質の元サラリーマン・武村雄介。ラジオで告げられた安全地帯“楽園”を目指し、仲間とともに移動しながら、準備・防衛・探索を繰り返して進んでいく構成になっている。
準備フェーズでやることは、いかにもRTSとタワーディフェンスの合わせ技。ゾンビの侵攻ルートを読んで防衛施設や罠を置き、仲間をどこに配置するかを決める。武器の作成・強化に加えて、誰にどの装備を持たせるかという振り分けも重要とされている。
そして襲撃が始まると、武村を直接動かして戦場を走り回ることになる。ここが本作の肝で、彼だけはゾンビに群がられないため、他の生存者にはできない動き方ができる。自分で武器を振るってもいいし、危険地帯へ突っ込んで仲間を助けにいってもいい。防衛設備や罠を使って崩れかけた戦線を立て直す、という選択もある。安全な後方から指示を出すだけの司令官ではなく、盤上を横断できる駒でもあるわけだね。
防衛をしのぎ切ると、限られた時間の中で仲間との交流に使うか、素材を探しに出るかを選ぶことになる。探索で拾った素材は武器・罠・防衛設備の強化に回る仕組みで、道中では新たな生存者と出会うこともあるという。時間をどこに使うかで手札の増え方が変わる作りみたいだね。


ストーリーはアニメのなぞり直しではなく、ゲームオリジナルのものが用意される。ストアページの説明によれば、アニメでは出会わなかった人物、敵対していた人物、すでに死亡していた人物が仲間として加わることもあるという。
さらに、善人として手を差し伸べるのか、非情な選択で自分たちの生存を優先するのか——その判断がどんな結末につながるかはプレイヤーに委ねられる、とも書かれている。他人にも社会にも興味がない刹那的な主人公という原作の性格を考えると、この分岐の振れ幅はけっこう大きくなりそうだ。
原作は2013年から裏地ろくろ氏が小説投稿サイトで連載を始めた作品で、書籍化とコミカライズを経てアニメ化。TVアニメは2027年1月放送開始が発表されており、武村雄介役に加藤渉、ヒロインの藤野深月役に東ゆのが起用されている。ゲームのキャストもこの2人が続投する。アニメの放送とゲームの発売がどちらも2027年に並ぶ形で、ストアページの公開はアニメより先に来た、ということになるね。
対応言語は日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)の4種類。ただし全部が同じ扱いではなく、フル音声に対応しているのは日本語だけで、英語と中国語はテキストのみとなっている。
動作環境も併せて公開済み。最低条件はWindows 10 64bit/Core i5-1135G7またはRyzen 5 4500U/メモリ8GB/Intel Iris XeまたはRadeon Graphicsと、内蔵GPUのノートPCが射程に入る設定。推奨はWindows 11 64bit/Core i5-10400またはRyzen 5 3600/メモリ16GB/GTX 1650またはRX 5500 XTで、ストレージはどちらも10GB。ほかにSteam実績、フルコントローラー対応、Steamクラウドに対応する。
価格や発売月はまだ出ていない。現時点で分かるのはウィッシュリストに積んでおけることと、罠を並べる側と群れの中を歩ける側の両方を1人で担当させられる、という珍しい役回りくらいだね。
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