最大8人の学園デスゲーム『Deadly Trick』早期アクセス開始―命題をぶつけ合う「学級裁判」で犯人を暴け
仲間と一緒に脱出を目指すはずだったのに、その仲間のうち誰かが凶器を拾っている。Finalblow Co. の『Deadly Trick』が、2026年7月31日にSteamで早期アクセスを開始したにゃ。ラストフ学園で行われるデスゲーム「特別授業」を舞台に、5〜8人で殺し合いと推理をやり合うソーシャルディダクションだ。
面白いのは、役職がゲーム開始時にきっちり割り振られて終わりではないところ。プレイヤーは善良な「ホワイト」として活動していても、状況次第、あるいは自分の意志次第で残酷な「ブラック」側に転がり落ちることができる。協力するか、裏切るか——その分岐が常に手の届く場所に置かれている設計にゃ。

「犯人を当てられなければ、ブラック以外は全員処刑」

ゲームの目標そのものはシンプルで、割り当てられた「クラス活動」をこなしてゲージを満たし、学園から脱出すること。見下ろし視点の学園を歩き回り、釣りや実験といった活動を進めていく。ミニマップにはインキュベーションルーム、ボイラー室、錬金術室、放送室といった部屋がびっしり並んでいて、8人が散らばればお互いの姿はすぐ見えなくなる。
その裏で、ブラックになったプレイヤーは凶器を手に入れ、こっそり誰かを排除しにかかる。凶器のある場所はマップ上のオブジェクトから取得でき、マスターマインドは開幕から凶器の位置を把握できる(ベータ扱いの仕様)。死体が3人以上に発見されると調査が始まり、そこからが本番にゃ。


タイトルにもなっている「Deadly Trick」は、6月のSteam Next Fest版で追加された仕掛けだ。これが発動している状態で事件を起こすと、死体が自動的に隠される。当初はキャビネット周辺だけだったが、その後の更新で池、さらに早期アクセス版では教室にも発動範囲が広がった。開発元は今後ブラックホールやペアリング装置にも追加する予定を示している。
調査フェーズでは、現場のオブジェクトを1つずつ「Investigate」して手がかりを拾う。誰が何時にどこで何をしたか——「07:51にサイエンスホールでドアを起動した」といった行動ログが、証拠カードとして手元に積み上がっていく。被害者の死亡時刻・死亡場所、凶器の取得時刻と保管場所は「ティアマトファイル」にまとめられ、マップ上に時刻付きのピンとして表示される。ここで自分なりの時系列を組み立てておかないと、裁判で何も言えずに終わるにゃ。

そして「学級裁判」へ。ここで犯人を突き止められなかった場合、ブラックを除く全員がその場で即決処刑される。逆に当てられればホワイト側の勝ちで、その時点でセッションは終了。裁判は人数にかかわらず1回きりという構造に6月の大型改修で変更されており、だらだらした待ち時間が削られたぶん、一発勝負の緊張感が濃い。
命題をぶつけ合って、たった1つの嘘を見つける
裁判で使う武器が「命題(Statement)」にゃ。集めた手がかりを「誰が・何時何分に・どこで・何をした」という形に組み立てて提出し、法廷の中央にそれが読み上げられる。全員の命題が並ぶと、当然どこかに矛盾が生まれる。その食い違いを掘るのが議論パートだ。

ただし、シャドウ側には「偽証(Perjury)」のタブが用意されている。場所・時刻・行動をプルダウンから選んで、存在しない命題を堂々と提出できるわけだ。画面にも「シャドウは虚偽の証言を提出できる」と明示されている。つまり並んだ命題は全部が真実ではない。この一枚をどう見抜くかが、このゲームの背骨にゃ。
キャラクター選択画面には12人ぶんの枠が並び、それぞれ特殊能力を持つ。調査時間が大幅に短縮されるミユキのパッシブ「Detail Check」、誰かが死んだことを察知するリアンなど、能力の噛み合わせがそのまま推理の材料にもなる。早期アクセス版ではルナの能力もリワークされ、「シャドウに殺されない。ただし電力妨害とDeadly Trickでは無効化される」という形に調整された。
早期アクセス入りにあたっては、匿名メッセージをやり取りできる「通信端末」も追加されている。メッセージには送信元の端末の場所が表示され、調査フェーズでは誰が端末を操作したかが手がかりから割れることもある。マスターマインドとシャドウが密談に使うこともできるので、便利なようでいて足がつく道具だ。ほかにホストが細かくルールをいじれるカスタム設定、脱落者が裁判前にどちらの陣営が勝つかを予想できる観戦機能などが入った。キャラクターやエモートを解放するショップも実装済みで、無料通貨「Experimental Data」は試合を終えるだけで貯まる。有料通貨も存在するが、開発元は「ゲーム性に直接影響するpay-to-win要素は絶対に追加しない」と明言している。
なお、当初は7月14日開始予定だったのが7月31日にずれ込んだ経緯がある。Steamの審査で「全機能がコントローラーで操作できること」という要件を指摘されて差し戻されたためで、その詫びとして15%オフが実施中にゃ。買うか迷っているなら、この2週間が狙い目。
- 価格: 990円 → 15%オフの841円(2026年8月14日まで)
- プレイ人数: 5〜8人
- 対応言語: 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字/繁体字)。ストア表記に音声フル対応の指定はないので、日本語は画面表示まわりと考えておくのが安全
- 必要スペック: 最低でIntel Pentium Silver N6000/メモリ2GB/内蔵グラフィック/空き容量1GBと、かなり軽い
開発元は早期アクセス期間を5〜6か月ほどと見込んでおり、現時点の完成度は約95%、コアシステムはすでに揃っているという説明だ。正式版では新モードやストーリー、キャラ追加などを想定しており、そのタイミングで値上げも予定されている。詳細はSteamストアページで確認できる。
友達5人が集まる日があるなら、990円未満で全員が疑心暗鬼になれる。安い買い物にゃ。
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