動物のDNAで戦う基本無料バトロワ『DNA NEMESIS』発表、2026年12月にSteamで配信へ
背負っているものが重いほど、足は遅くなる。
Catalisol LimitedとAeternum Game Studiosが手がける新作TPS『DNA NEMESIS』がSteamにストアページを構えた。動物のDNAを取り込んだキャラクターで撃ち合うバトルロイヤルで、配信予定は2026年12月。対応プラットフォームはWindowsのみで、基本プレイ無料+アイテム課金という形になっている。
ストアに添えられた一文が、この作品の立ち位置をよく表している。曰く、ここに英雄はいない。いるのは捕食者と獲物だけ、というわけだね。
いちばん目を引くのは、移動速度の決まり方にゃ。武器そのものの重さだけでなく、そこに取り付けたアタッチメント、着ているベスト、そしてバックパックとその中身まで含めた総重量で、キャラクターの速さが変わる仕組みになっている。
つまり「強い装備を全部積んでおく」が素直な正解にはならない。スコープやサプレッサーを盛った銃を担ぐか、身軽さを取って逃げ足を残すか。回復アイテムや弾薬をどこまで抱えるかも、そのまま脚の重さに跳ね返ってくる。バトルロイヤルの終盤、円が狭まっていく時間帯でこの重量差がどう効いてくるのかは、かなり気になるところ。
戦闘は最大4人のチームで挑める。武器の種類も状況に応じて選べる幅を用意しているとしていて、遠距離で削るのか、詰めて仕留めるのかで持ち物が変わってくるタイプの作りみたいだね。



プレイヤーが選ぶのは10種類の動物DNAの組み合わせ。それぞれ見た目が違い、その動物が自然界で持っている攻撃・防御の手段をもとにした固有能力が与えられる。牙で襲うもの、身を隠すもの、押し通るもの——元になった生き物の性質がそのまま能力の設計図になっている、という考え方だ。
面白いのはチーム編成のほうで、公式は「違う種で組んだときの相乗効果を想像してほしい」と書いている。4人が同じ種で固まるのか、能力の噛み合わせを狙ってバラバラに組むのか。ここが戦術の入り口になりそう。遭遇するたびに相手の能力が違うので、同じ展開が二度と起きない——というのが売りにしている部分にゃ。
舞台はFaboveroと呼ばれる巨大なクレーター。ひとつの土地の中に性質の異なる複数の生息環境が同居していて、1試合ごとにそこへ降りる。ストアのタグにはサードパーソン、ステルス、サバイバル、そしてSFといった語が並んでいて、ただ撃ち合うだけの構成ではなさそうだね。


メトロイドヴァニアの名手が3Dシューターへ
共同開発に名を連ねるAeternum Game Studiosは、スペイン・タラベラ・デ・ラ・レイナに拠点を置くスタジオ。高難度の2Dメトロイドヴァニア『Aeterna Noctis』(2021年)で知られ、そこから派生した『Summum Aeterna』や『Eden Genesis』なども手がけてきた。手描きの2D横スクロールを積み重ねてきたチームが、3Dの基本無料オンラインシューターに関わるというのは、なかなかの方向転換に見える。パブリッシングと共同開発はCatalisol Limitedが担当する。
要求スペックは、発売が1年以上先の作品としては標準的な線。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 | Windows 11 |
| CPU | Core i5-9600K / Ryzen 5 3600 | Core i7-12700 / Ryzen 7 5800X |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| GPU | RTX 2060 / RX 5600 XT | RTX 3060 / RX 6700 XT |
| ストレージ | 50GB | 50GB |
対応言語は英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(スペイン)、簡体字中国語、繁体字中国語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語の9つ。日本語は今のところ含まれていない。なお、開発の過程でゲーム内テキストを各言語へ翻訳する際にAIを使ったことがストアページで開示されており、プレイ中に生成される要素には使っていないとしている。
英雄はいない、というのがこの作品のうたい文句。ただ、捕食者の側に回れるかどうかは、どうやら背負った荷物の重さで決まるらしい。
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