『DRIVE IN THE RAIN』Steamページ公開―運転が荒れると“霊障”が忍び寄る体験型ホラー
土砂降りの夜、ワイパーがせわしなく動く音だけを聞きながら、約100kmの一本道をただ目的地まで運転する——。そんな体験型のロードムービー・アドベンチャー『DRIVE IN THE RAIN』が、Steamにストアページを公開したにゃ。手がけるのはYAYOI KAIHATSU、販売はDistillate G.K.だよ。
一見すると静かなドライブゲームに見えるけれど、待っているのはホラー。しかも怖さの引き金を引くのは、幽霊そのものよりも“自分の運転”だという、ちょっと変わった作りになっている。
このゲームの手触りを決めているのは、やけに細かい運転操作だね。ブレーキを長く踏んでも車は後退しないし、バックしたいならギアを入れ替える操作がいる。車線を変えるときは方向指示器を点けて、ミラーと目視で安全確認——と、まるで教習所の項目をなぞるような一つひとつの所作が求められる。
逆に、速度超過や、ウインカーを出さない車線変更、追越車線に居座り続けるといった振る舞いは“不適切な運転”として扱われる。ハンドルさばきに自信がない人向けに、ほとんど操作のいらない簡単モードも用意されているから、運転ゲームが得意でなくても置いていかれにくい。



炎上配信の先で待つのは霊障という怪異
面白いのはここから。主人公の車は運転の様子を車載配信していて、荒い運転をすると視聴者の批判が集まり、配信が“炎上”していく。そしてその炎上が、幻覚や重い圧迫感といった「霊障」となってプレイヤー自身に跳ね返ってくる、という仕組みなんだ。
安全運転に徹して淡々と目的地を目指すのか、それとも注目を集める走りに寄せて自らリスクを抱え込むのか。プレイヤーの選択が、そのまま怪異の濃さに直結する。マナーを守ることが攻略になるというのは、運転ゲームとしてもホラーとしても珍しい発想だ。
同乗しているのは、ゴミ捨て場から拾ってきたようなくたびれたセダンにはおよそ不釣り合いな、ミステリアスな美女。後部座席には憔悴しきった少女もいる。彼女たちとの会話を手がかりに、一本道を走るあいだに物語が少しずつほどけていく。
「霊障」という言葉を軸に据えたホラーは近ごろ目につくようになっていて、廃屋にこもって霊障を“祓わず記録する”『霊障観測シ』もそのひとつ。ただ、走る車のなかで、しかも自分のマナー次第で怪異を呼び込むという切り口は、なかなか見ないものだね。
対応プラットフォームはWindows(64bit)で、必要な空き容量は1GBほど。対応言語は日本語を含む10言語で、表示や字幕は日本語のまま遊べる(音声のフルボイス対応は特に示されていない)。発売時期は「近日登場」とされていて、具体的な日付や価格はまだ明かされていない。
アクセルを踏むことより、ウインカーを出すことのほうが生き延びる近道になる——そんな運転ゲームは、そうそう無い。
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