『Vampire Survivors』新DLC「Legacy of the Bloodmoon」が8月28日配信、約0.99ドル
『Vampire Survivors』に、ついに「ファイヤーボール」がやってくる。名前の通りの火の玉で、ひねりも何もない。ストアページの説明文でも「あまりにもありきたりすぎる?」「残念ながら、今回からVampire Survivorsに武器として登場することになってしまったのだから仕方がない」と、開発元が自分で突っ込みを入れている。
そのファイヤーボールを含む新DLC「Legacy of the Bloodmoon」の配信日が、8月28日に決まった。
新キャラクター10体以上と、XLステージ「レッドムーン邸」が追加される
軸になるのは《レッドムーン教団》という宗教団体の話。いにしえの時代、聖人バアル=サザールが燃えるような紅い月に照らされる楽園のビジョンを見て、人々を永遠の生へ導くために教団を立ち上げた。伝承では、巡礼を続けた末に彼は本当にその楽園へ到達したという。ただし、その日を境に姿を見た者はいない。

指導者を失った教団は瓦解し、残党から数多の異端派閥が生まれる。そのなかでも最も悪名高い狂信集団のひとつが《ブラッドムーン一族》で、今回はその連中がバアル=サザールの足跡を辿る側にいる。歴代DLCのなかでいちばんダークな内容、というのが開発元の売り文句にゃ。
顔ぶれもだいぶ物騒。一族を率いる女長マリス・ブラッドムーンは、門徒たちを「迫る危険を受け止める肉の盾」として引き連れている――当の門徒たちはそれに気づいていない。カロジェロ・ブラッドムーンは血の渇望に取り憑かれた男で、巨大な戦斧で道を塞ぐものを粉々にする。教団を作ったバアル=サザール本人、いや「そのなれの果て」も操作できるし、彼の最初の信徒でありながら骨と化した亡骸に取り憑いたアシュタロト、不滅を求めて地獄のような次元に永久に閉じ込められた王サーゴンも並ぶ。ストアページの表記は「10体以上」だけれど、開発元がSteamで出した最初の告知では12体と数えられていた。



舞台となる新ステージは「レッドムーン邸」。バアル=サザールが不死の秘密を隠匿するために建てたとされる館で、長らく伝承の産物だと思われていた場所を、マリスとカロジェロが実在すると突き止めた、という筋書き。サイズはXL――『Vampire Survivors』でいういちばん大きい区分にあたる。告知では「1つの新しいアドベンチャー」も内容に含まれている。
武器は基本形と進化を合わせて16種以上。マリスの十八番であるスカーレット・ニードルは、無数の針で敵を貫いて麻痺させる。ダメージを与えるまでもなく腕のひと振りで敵の軍勢を消し去る「完全焼却」、禍々しい天体が空を覆って現実を引き裂き始める「暗黒天の訪れ」と、名前の禍々しさだけでもう強そうだね。そこにさっきのファイヤーボールが並ぶ落差が、この作品らしい。
楽曲は8曲。曲名の並びが少し面白くて、「Grasp All」と「Lose All」、「You Knew What He Was」と「When You Took Him In」のように、対になった題名が組で入っている。残りは表題曲の「Legacy of the Bloodmoon」、「It's Her Nature」、「What He Wished For」、「Borrowed Feathers」。



日本語まわりも見ておくと、インターフェースと字幕は対応。音声対応の欄は日本語を含めどの言語にも入っていないので、そこは期待しないほうがいい。
価格は約0.99ドル、Moonspellにも無料で7つの解放要素が入る
値段は0.99ドル。開発元は「およそ1コイン」という言い方をしている。日本円でいくらになるかはまだ出ていないけれど、既存DLCのLegacy of the MoonspellはSteamで135円、本編そのものが499円という並びだから、そのあたりに収まる想定でよさそうだね。
面白いのは、この「Legacy of the Bloodmoon」がもともと単独のDLCとして企画されたものではないこと。開発元は自ら「偶然生まれた次の拡張」「Legacy of the Moonspellの邪悪な双子」と呼んでいて、最初はMoonspellへ足す小さな追加のつもりが、作っているうちに膨らんで独立した1本になったという経緯がある。
その埋め合わせなのか、Moonspell側にも7つの新しい解放要素が無料アップデートで追加され、価格も同じ「1コイン」まで下げられる。今Steamのストアで135円が表示されているのは、その値下げが反映された姿とみられる。
本編499円、Moonspell135円。そこへ8月28日、もう1枚ぶんの値札が並ぶことになる。
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