『Dungeon Picnic』体験版がSteamで無料配信―MP無しでパーティ4人がマナを共有
一般的なRPGなら、キャラクターごとにMPの数字があって、魔法を撃つたびにそれが減っていく。『Dungeon Picnic』にその欄は無い。4人のパーティが1つの「マナ」を共有し、カードゲームのように場のリソースを回していく。
Lapismineが1人で作っているパーティ構築型のローグライクRPGで、その体験版が9月6日にSteamで配信された。無料、しかも期間限定の公開となっている。
マナを共有するということは、誰かが強い技を撃てば、その分だけ他の3人の手が細くなるということでもある。そこで効いてくるのが敵の弱点にゃ。
弱点を突いて敵をブレイクすると、追加ターンが入り、マナの回復量が上がり、消費するマナは下がる。さらにブレイク中の敵に攻撃を当てるとクリティカル率も上昇する。高コストのスキルで一気に押し切るか、それともサポート役でまずブレイクを取ってパーティにマナを供給しておくか——1ターンごとにその判断を迫られる。
仲間との連携スキルを使えば、ターンの順番を無視した追撃やカウンターも飛ばせる。ターン制ではあるものの、順番待ちの感覚はかなり薄いつくりになっているみたいだね。



制限を破るために用意された「ぶっ壊れスキル」
スキルにはクールダウンが設定されていて、強い技ほど気軽には振れない。ただ、開発者はこの制限を足枷のままにしておくつもりが無いようだ。
たとえば「全スキルをクールダウンにする代わりに放つ必殺技」や、そもそも「クールダウン無視」といったスキルが用意されている。制約を逆手に取るビルドが最初から組み込まれているわけで、ストアページには「様々なぶっ壊れスキルを使い、制限を破ってください」とまで書かれている。
レベルアップのたびにランダムなスキルを選ぶ形式で、装備の引きも毎回変わる。だから同じ4人を連れていっても、出来上がるパーティは前回と別物になる。全滅すればスキルも装備も失う、ローグライクらしい潔さもそのまま。
ダンジョン探索はマップを持たない形式で、分岐ルートを選ぶのではなく、その場の状況を見ながら進んでいく。消耗を抑えてボスへ直行するか、リスクを承知で寄り道して稼ぐか——ランの重さをプレイヤー側が決められる作りだね。属性を重ねて敵を一気に溶かすデッキ構築型ローグライクSRPG『Re:Night ― 終わらぬ夜』が8月5日にSteamで配信されているけれど、こちらは構築の単位が「カード」ではなく「仲間」になる。



遊べるのは最初のエリアで、使えるキャラクターは4人。仕様が一部異なるため、製品版へのセーブデータ引き継ぎには対応していない。実況・配信は各動画サイトで許可されていて、スーパーチャットのような収益化機能を使ってもよいとされている。
この体験版は、10月20日午前2時(=10月19日の深夜)に始まるSteam Nextフェスにも出展される。
Steamのストアページが立ったのは2025年6月で、そこから1年3か月ほど経って、ようやく実際に触れるものが出てきた。とはいえ発売日の欄は「発表予定」のままで、価格も出ていない。対応プラットフォームはWindowsのみ。表示言語は日本語・英語・簡体字中国語の3種類で、フルオーディオ(音声)対応の表記は無い。最低動作環境はWindows 11、Core i3、メモリ8GB、OpenGL対応でVRAM 1GB。
必要な空き容量は1GB。ピクニックに持っていく荷物としては、たしかに軽い。
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