『Everlast: Undying Tale』10月28日に早期アクセス開始へ、17スキルのMMO風RPG 無料デモは2時間に延長
バグ修正とUI調整がひたすら並ぶパッチノートを最後までスクロールすると、そこに「Lastly」と書かれた一行がある。InSpadesがSteamの告知で出した『Everlast: Undying Tale』の早期アクセス開始日は、銅鉱石が湧かない不具合の報告や所持金の上限を9億9,999万9,999に設定した話の後ろに置かれていた。日付は10月28日。
MMOとして作り始め、協力PvEへ舵を切った


舞台はサーキスという名の世界で、死者が起き上がった土地を歩くのはプレイヤー自身も不死者、という導入。死神と契約を交わして蘇った主人公が、呪いの正体を追いながら南ウンバードムの人々を守る——という筋書きがストアページに書かれている。
設計の来歴が少し変わっていて、開発元は「当初はMMOとして作っていたが、プレイヤーの意見を受けて協力型のPvEアドベンチャーへ方向転換した」と自分たちで明記している。完全なソロでも遊べるし、フレンドのワールドへ自分のキャラクターを装備も育成もそのまま持ち込める。サーバー側が許可していれば、別のワールドでそのキャラを動かすこともできる作り。クラウドファンディングのページでは「100人以上が入れるサーバー」を看板に掲げていた。
剣・弓・杖のどれを選んでもよく、大剣を振り回す魔法使いのような組み合わせも許される。採掘、伐採、釣り、料理、調合、オカルティズム——スキルは5月のプレイテスト告知の時点で17種類が用意されていて、何を伸ばすかでキャラクターの輪郭が決まっていく。初のダンジョン「The Abyss」も同じ時期に実装された。戦わずに一日中釣りをしていてもいい、と開発元は言っている。
無料デモの制限は75分から2時間に延びた
早期アクセスの日付と同時に告知されたのが、デモの大型更新。これまでプレイテスト枠で配られていたものが正式なデモとして開放され、無料で誰でも落とせる状態になった。プレイできる時間は75分から2時間へ。会話やカットシーンの最中はタイマーが止まる仕様なので、急かされながら話を飛ばす必要はない。
更新の中身も細かい。自分の屋敷を建て直せる住居システムが入り(UIとアニメーションはまだ仮のもの)、新エリアが追加され、オカルト系の祭壇にチャージを溜めて拠点間をワープする移動手段が実装された。荒廃した「Desolate Zone」の再建にプレイヤーが寄与でき、進捗を追う専用メニューも付いている。クモが苦手な人向けに、クモを「Thrunk」という別の生き物へ置き換えるモードまで用意された。


このデモが置かれるのはSteam Next Festの会期まで。会期は10月20日午前2時から10月27日午前2時までなので、デモの窓が閉じた翌日に早期アクセスが始まる計算になる。
早期アクセスへ進む直前に、ひとつつまずきもあった。7月28日から8月27日まで走ったクラウドファンディングは、4万ドルの目標に対して108人から9,379ドル。達成率はおよそ23%で、資金は集まらないまま締め切りを迎えている。
それでも開発は止まらず、キャンペーン終了から2週間ほどでデモを正式公開し、そのまま日付の発表まで漕ぎ着けた。InSpadesはバージニアに拠点を置く小さなチームで、エンジニア・アーティスト・音楽家が数人で作っている1作目。ストアページには「遠い夢から現実へ持ってくるために心を注いだ」という一文が添えられている。
気をつけたいのは言語まわりにゃ。ストアページの対応言語は英語1つだけで、インターフェース・音声・字幕のいずれも日本語は用意されていない。会話の多いRPGなので、ここは事前に見ておきたいところ。
対応プラットフォームはWindowsのみで、最低動作環境はCore i5-6400またはRyzen 5 1500X、メモリ16GB、GPUはGeForce GTX 1060(VRAM 6GB)/Radeon RX 580(同6GB)/Intel Arc A380。ストレージは20GBで、ブロードバンド接続が必須と書かれている。5〜6年前のミドルクラスでも手が届く範囲だね。
早期アクセスの価格、収録範囲、正式版までの期間は、いまのところ何も公表されていない。ストアの発売日欄も「Q4 2026」と大雑把なまま。確定しているのは、9億9,999万9,999ゴールドまで貯め込める世界が10月28日に開くこと、それだけ。
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