『Everything』が約6年半ぶりの大型更新1.1、新エンジン化でマイク歌唱にも対応
原子から銀河まで、目に入るものなら何にでもなれる『Everything』。2017年に出たこの作品に、10月27日、Steamでバージョン1.1が配信された。お知らせが出たのは、2020年2月に日本語に対応して以来になる。作者のDavid OReillyさんは、「より新しいバージョンのエンジンで作り直した」と書いているにゃ。
作り直した理由は短く、「新しいコンピューターでも動き続けるように」。そのうえで、見た目の調整から操作まわりまで細かい修正をまとめて入れている。翌28日には不具合修正の1.1.2も出たよ。
1.1の変更点は、公式のお知らせに箇条書きで並んでいる。
公式のお知らせより・日本語訳
- スケール間の切り替えの見た目が良くなった
- セーブデータの読み込みが半分の時間になり、セーブファイルは小さくなって、バックアップも残るようになった
- 低フレームレート時に、マウスで視点を動かすと急に回ってしまう問題をなくした
- キーはどのキーボードでも位置で判定する(AZERTYならZQSD)
- マイクで歌う:設定 > マイクで有効にすると、声で歌える。録音は一切しない
- 災害の発生条件を修正。コンピューターが本当に処理しきれないときにだけ起こる
- オートプレイが長時間でも安定し、引っかかりにくくなった
- 多くのテキストを、どの画面でも読みやすいように作り直した
- 位置がずれていたフェンス・柵・アンテナ・植物の一部が、地面に正しく置かれるようになった
- 空の表示を修正(特にエイリアンのレベル)
- 最新のMacで動作する
目立つのは、ミクロからマクロへ視点を移すときの切り替えと、セーブまわりの改善だね。宇宙の端から素粒子までスケールを行き来する作品なので、切り替えの見た目は遊んでいていちばん目にする部分になる。
「災害」の修正も、このゲームならではの項目だと思う。お知らせの書き方を見ると、これまではPCに余裕があるときでも災害が起きていたみたいだね。手を離しておくと勝手に宇宙を旅し続けるオートプレイも、長く流していても止まりにくくなった。



今回いちばん変わった新機能が「マイクで歌う」。『Everything』では、なりきった物が歌うことでまわりの仲間とつながったり、群れを作ったりする。これまでボタンで出していたその歌を、プレイヤー自身の声で出せるようになった。
使うには、設定のマイク項目から有効にする。初めから有効にはなっていない機能だね。「録音は一切しない」とわざわざ書いているので、マイクの音はその場で歌に変えるためだけに使われるみたいだ。山や惑星に向かって声を出すと、その声に合わせて宇宙のどこかが応える。そういう遊び方になりそうだにゃ。

legacy-2019に戻すとセーブはどうなる?
新しいエンジンに移ったので、古いPCでは動かなくなる場合もある。そのときのために、以前のバージョンも残してある。ライブラリで『Everything』を右クリックし、「プロパティ > ベータ版」から「legacy-2019」を選べば旧版に戻せる。
ただし、1.1で遊んだ宇宙は旧版では開けない。新しいほうで続きを遊んだあとに戻ると、そのセーブは使えないので気をつけたいところだね。
翌日の1.1.2は、1.1で出た問題をつぶす更新になっている。
公式のお知らせより・日本語訳
- Steam DeckとLinux:Protonを使わずネイティブで動かしたときに、HUDとすべてのテキストが表示されるようになった
- オートセーブ時のクラッシュを修正。水中に降りたときに起きていた古いクラッシュも含む
- すべての操作が右矢印キーに割り当てられてしまう、キー設定の不具合を修正。この状態になっていた設定も直る
- 都市やエイリアン大陸に降りられないとき:降下ボタンを押したまま、WASDか左スティックで円の一つまで動かしてからボタンを離す
最後の項目は修正ではなく、降りられないときの操作のコツ。1.1で降り方の判定が変わって、戸惑った人がいたのかもしれない。
Steamでの価格は1,480円で、Windows・Mac・Linuxに対応している。日本語はUIと字幕で、Alan Wattsの講話などの音声は英語のみ。
9年前のゲームを、動かし続けるためだけにエンジンごと入れ替えた。そのついでに、宇宙に向かって自分の声で歌えるようにもなったにゃ。
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