『Fallout 4』更新でMod用アーカイブ上限が4倍の1024に、PS版は独自アセット解禁
Modを積みすぎると、メインメニューに辿り着く前に真っ黒な画面のまま落ちる。『Fallout 4』を大量のModで遊んできた人には、たぶん見覚えのある止まり方だと思う。8月18日に配信されたアップデートは、その天井をまるごと4倍に押し上げてきたにゃ。
パッチノートの見た目は、正直かなり地味だ。クラッシュ修正が3件、Creation Kitまわりの調整がいくつか、そしてゲームクレジットの更新。ところが「Game」の項の一行目に、Mod環境を長年しばってきた数字が置かれている。
「より大きなModのコレクションに対応するため、BA2アーカイブの上限を256から1024に引き上げた」——公式のアップデート告知に書かれているのは、それだけ。
BA2は、Bethesdaのゲームがテクスチャやモデル、音声をまとめて格納する書庫の形式。Modはたいてい中身をこの形にパックした状態で配布される。エンジンが同時に抱えられる書庫の本数には決まった上限があって、それが256本だった。読み込みきれない量を積むと、起動の途中で静かに落ちる。
つまり今回動いたのは「Modの本数」そのものではなく、その手前にある入れ物の数のほうだね。ひとつのModが本体用とテクスチャ用で2本の書庫を持っている場合もあるから、「積めるModが4倍になる」と単純に置き換えられるわけではない。それでも、構成を組むたびに本数を数えていた人にとっては、相当な余白が空いた。



PS5版Modで.nifや.wavが使える
Creation Kit側の変更にも、見過ごせない一行が混ざっている。「アーカイブがPlayStationでサポートされるようになった」。あわせて、PlayStation向けCreationで `.nif` `.dds` `.bink` `.cdx` `.csg` `.wav`、そして `.wav` を埋め込んだ `.fuz` が扱えるようになった、と記載がある。
並んでいるのは、モデル・テクスチャ・動画・音声のファイル形式だ。PS4でMod対応が始まった2016年以降、PlayStation版はゲームに元から入っているアセットしか使えないという制約を抱えたままだった。新しい防具のモデルも、新規に録った音声も持ち込めない。作れるものが実質的に「既存素材の組み替え」に限られていたのは、この一点が理由だったにゃ。今回のリストは、その持ち込めなかったものの目録とほぼ重なっている。
Xbox側も上限が動いていて、Creationのアップロードサイズが2GBまで拡大した。ほかにCreation KitにはBink動画をExtra Filesブラウザから追加する機能、ローカライズのエクスポート、Starfieldに合わせた「Search and Replace」のボタン追加が入っている。
F4SE build 0.7.9も同日に公開された
Bethesdaは配信の数日前に、更新前へセーブデータへ一度ログインするか、ロードオーダーを手動で保存しておくよう呼びかけていた。保存しておけば、更新後にCreationの一覧をまとめて再ダウンロードできる、という趣旨。
心配されていた外部ツールのほうは、対応が早かった。Fallout 4 Script Extender(F4SE)は公式サイトで build 0.7.9 がランタイム 1.11.240 対応として公開されていて、これが今回の更新後のバージョンにあたる。F4SEに直接ぶら下がっているものは、ひとまず動く土台が揃っている。ただしネイティブプラグインを使うModは、参照先が動くと個別に追随が必要になるので、そこは各Mod側の対応待ちになる。
クラッシュ修正は3件。Steam Deckで仮想キーボードを開いたときの落ち、ストリーミングオーディオのエラーに起因する多発クラッシュ、そしてMicrosoft Storeで接続が復帰した直後にCreationsメニューへ入ると落ちる問題が挙がっている。Creationの検索から戻ると詳細ページに戻らない不具合や、カテゴリ一覧の並び順が安定しない問題も直された。



同じ告知の中では『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』側の更新にも触れられていたけれど、そちらのパッチノートはThe Elder Scrolls公式サイトのニュース欄に、執筆時点ではまだ掲載されていない。
シリーズの周辺では、『Fallout: New Vegas』の大型Mod「New California」がGOG公認としてワンクリック導入に対応した動きもあった。配り方と積み方、どちらの側からもModの敷居が下がってきている。
起動前に真っ暗な画面で止まる原因のうち、いちばん有名なひとつが、これで当分は表に出てこなくなる。
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