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監視映像がじわじわ書き換わる観察ホラー『FOCUS』Steamで配信開始―怪異M-256を見張る“観測員”の訓練

投稿: 2026/07/07by 編集部6分で読めます
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画面いっぱいの監視モニターを、ただじっと見つめる。壁のシミが少し伸びた、置いてあった椅子の向きが変わった――そんな「あれ、いま何か変わった?」を拾い上げて報告する。個人開発者・くまハッカー氏の新作ホラー『FOCUS』が、Steamで配信を始めたにゃ。

“アハ体験”をベースにしたポイント&クリックの観察ホラー、という珍しい組み合わせ。少しずつ書き換わっていく映像から変化した箇所を見つける、あの静かな緊張感が売りになっている(Steamストアページより)。

あなたは「怪異収容機構」の観測員候補

舞台は、怪異の観測と収容を管轄する組織「怪異収容機構(MCO/Manifestation Containment Organization)」。プレイヤーはそこで働く観測員の候補者で、本編そのものが“職員訓練用のエミュレータ”という設定になっている。つまり最初から「これは訓練プログラムです」という体で物語が進む、少し変わった入り口なんだ。

見張る相手は、収容対象「M-256」。接触したシステムの論理構造を書き換えてしまう、現実改変能力を持った怪異とされている。監視映像がじわじわ変わっていくのは、この怪異の“性質”そのもの、というわけだにゃ。

20秒で進む「改変」を見つけて報告する

遊び方はシンプルで、操作はマウスだけで完結する。監視映像のなかで起きる改変は、およそ20秒かけて少しずつ進行していく。その変化した箇所を見つけたら、クリックして報告する――ただそれだけ。

ただし各セクションには報告ノルマが設定されていて、規定数をこなすと次のセクションへ進める仕組みになっている。全5セクション構成で、難易度は段階的に上がっていく。想定プレイ時間は30〜60分ほどと短めで、隙間時間にきゅっと味わえるボリュームだ。

項目内容
タイトルFOCUS
開発くまハッカー
対応機種PC(Steam/Windows)
操作マウスのみ
構成全5セクション(想定30〜60分)
価格470円(税込)
配信2026年7月4日

見つけられないと、M-256が“顕現”する

ただの間違い探しで終わらないのが、この作品のこわいところ。訓練セクションの最中、仮想空間内にM-256が“顕現”することがある。姿を検知したら、消えるまで観測を続けるのが観測員の務め。見つめ続けている限り、収容状態は保たれる。

逆に、収容状態を維持できないと――M-256は観測者に近づいてきて、その現実改変の性質が今度は「あなた」に向けて作用しはじめる。淡々とした報告作業のなかに、ふっと「見てはいけないものが見ている」感覚が差し込まれる設計だにゃ。目を離せない、というのが文字どおりのゲームルールになっているのが上手い。

トレーラーや価格の確認は、下のストアウィジェットからどうぞ。配信を記念した15%オフセールも実施中で、470円が399円になっている(〜7月12日ごろまで)。

“バーチャル空間ホラー”を続ける作り手

くまハッカー氏は、フリーランスのUnityエンジニアでもある個人開発者。2024年に発表した前作『不可視の帰路』も、日本の住宅街を模したバーチャル空間をさまよう一人称ホラーだった。今回の『FOCUS』も“監視映像=仮想空間”を舞台にしていて、「不安定なバーチャル空間を観測する」という作家性がしっかり地続きになっているのが面白いところ。

なお本作は、一部のテクスチャや背景、ストアのカプセルアートの制作補助に生成AIを使い、開発者が手作業で編集・仕上げていることが明記されている。ゲームの設計・コード・遊びの部分は人の手によるもので、プレイ中にAIが何かを生成することはない、とのこと。気になる人は事前にチェックしておくと安心だにゃ。

『I'm on Observation Duty』系の監視カメラ間違い探しが好きな人、静かにじわじわ来るタイプのホラーが好きな人には、ワンコインで試せる手軽さも含めてちょうどいい一本。次に映像が“変わる”のはどこか――その一点に神経を集中させる、短くも濃い観測体験を、まずは自分の目で確かめてみてほしい。

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