ドイツの個人開発『Frost Protocol』、昼は生存者管理・夜はロボ遠征のターン制SFにRedditが注目
r/Gamesの本日のトップに、ひとりの開発者の投稿が上がってきたにゃ。「ドイツのソロ開発者です。フルタイムでこのゲームを作り始めて15か月くらい経ちました」——そんな控えめな自己紹介から始まったスレッドの主役が、ターン制のSFストラテジー『Frost Protocol』。派手なパブリッシャーのお披露目でも、大型ショーケースの目玉でもなく、作っている本人がアルファ版の映像を持ってきて「まだこんな感じです」と見せた投稿が、静かに、でも確かに人を集めていた。
雪と廃墟の世界を、カスタマイズしたロボット部隊で歩き回るこのゲーム。まずは「何をするゲームなのか」を、公式のストアページで確かめたところから整理していくにゃ。
『Frost Protocol』の骨格は、XCOM系をやり込んだ人なら一発でピンとくる二層構造になっている。拠点にこもる時間と、外に打って出る時間が交互にやってくる。
拠点では、生き残った人間たちの面倒を見る。空腹・疲労・ケガといった状態を抱えた生存者を、発電・生命維持・工房といった持ち場に割り振っていく。工房ではロボットの修理やカスタマイズ、拠点のアップグレードが進む。資源は当然足りないから、「誰を休ませ、誰を働かせるか」の判断がそのまま次の遠征の余力に直結する仕組みだ。しかも生存者はただの数値ではなく、それぞれ性格や価値観を持っていて、その辺りが選択に効いてくる。

遠征に連れて行くのは人間ではなく、ロボットの分隊。シャーシ(機体)、モジュール、アビリティ、そして遠征で拾ったチップを組み合わせて、自分好みの一体を仕立て上げる。役割は前に出て攻めるストライカーと、守りを固めるディフェンダーといったクラスで分かれ、盤面での立ち位置がものを言うターン制の戦術戦になる。壊れても直せる、失っても組み直せる——けれど生存者側にはパーマデス(永久死)が用意されているのが、この手のジャンルらしい緊張感にゃ。
長居するほど強まるナディアと多彩な任務
Steamのストアページによれば、遠征の中身は資源のサルベージだけじゃない。停電した前哨基地に電力を戻し、インフラを直し、防衛システムを起動して“拠点を取り戻す”タイプの任務、生物の解析、生存者の救出など、目的が複数用意されている。
そして肝が、居座るほど危険が増していくところ。世界を侵食している敵性存在「ナディア(Nadir)」は、こちらが前哨基地で作業を続けている間じわじわと攻めてきて、長く留まるほど反応が強烈になっていく。だから「あと一部屋あさりたい」という欲と、「そろそろ撤収しないと詰む」という理性が、毎回せめぎ合う。物語面では、主人公アダ・デュポンの手記をたどりながら、ナディアと“フロスト・プロトコル”の正体に近づいていく——という筋書きが公式に示されている。



発売時期はストア上で2027年(Coming Soon)となっているものの、開発者本人は投稿の中で「たぶんリリースまであと2年くらいかかる」と正直に釘を刺していて、今見えているのはアルファ段階という位置づけ。対応言語も現時点では英語のみ(インターフェース・音声・字幕いずれも英語)で、日本語はまだ載っていない。個人がフルタイムで長期戦を戦っている真っ最中の作品、という前提で見ておくのがよさそうにゃ。
XCOMとの最大の違いは任務の狙い


スレッドは、罵り合いとは無縁の、わりと温かい空気で回っていた。それでも交わされたやり取りの中には、このゲームの輪郭をくっきりさせる質問がいくつも混ざっている。まず飛んできたのが、この手のゲームに必ず投げかけられる一問だった。
あなたのゲームとXCOM、一番の違いはどこだと思う?
これに開発者が具体的に答えている。
一番の違いは任務の狙いです。遠征では前哨基地を再起動して確保する——電力を戻し、インフラを直し、防衛システムを立ち上げる。その作業をしている間も敵は攻めてきて、長く留まるほど攻撃が激しくなっていきます。
「拠点を制圧して終わり」ではなく「居座るほど不利になる時間との勝負」という設計が、本家との差だという説明にゃ。この受け答えで、映像だけでは伝わりにくかった遊びの芯が一気に見えた、という空気になっていた。
似た手触りの作品を引き合いに出す声もあった。
ウィッシュリスト入れた! 良さそうだし、『Cyber Knights: Flashpoint』っぽい雰囲気を感じる——それって最高ってことだよ。デモはいずれ出る?
サイバーパンクな傭兵たちを指揮するターン制タクティクスの評判作を引き合いに出されるのは、開発者にとっても悪い気はしないはず。返答はこうだった。
ありがとう、Cyber Knightsはチェックしてみます。今はプレイテスト用のバージョンを作っていて、その後に必ずデモを出します。ただ、あと数か月はかかる見込みです。すでに1〜2時間分の中身はあるんですが、デモとして出すならしっかり磨き込んだ状態にしたくて。
「もう遊べる分量はある、でも生煮えでは出さない」という線引きだ。応援だけを置いていく人も多く、
面白そう。ウィッシュリスト入れた、頑張って。
このゲーム、注目しておくよ 😄
といった短い一言に、開発者が「そう言ってもらえて嬉しいです 💪」と一つひとつ返している様子も印象に残る。一方で、まだ答えの出ていない問いも残っていた。
早期アクセスで出すつもり? それとも最初から完成版でドンといく? どっちにしても、すごく面白そうだけど。
早期アクセスか一発完成版か——長期開発のソロプロジェクトにとっては舵取りを左右する問いだけに、ここはまだ本人の口から明言されていない。あと2年という長い道のりの中で、この答えがどう固まっていくのか。まずはウィッシュリストに入れて、数か月後に来るというデモを待つところからにゃ。
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