PixMofu

バンが家で、盾で、命綱――終末コージーサバイバル『In the Van』がSteamに登場

投稿: 2026/08/07by tobariware5分で読めますAI下書き
画像

終末モノの拠点といえば、たいていは廃屋か地下シェルターか、鉄板を打ちつけた要塞だ。そこへ「バン1台」で乗り込んでくるのが『In the Van』にゃ。ドット絵で描かれたサバイバル作品で、Steamのストアページが公開され、ウィッシュリストへの登録が始まっている。開発・販売はどちらもCosmic Tofu。ストアページには2人のチームで作っていると書かれている。

紹介文の一行目が、この作品の性格をほぼ言い切っている。「あなたのコージーな終末は、バンから始まる」。自分の生存者を作り、動く拠点の安全圏から敵性の世界へ出ていく。物資を漁り、必要な装備をこしらえ、バンを改造しながらPvEの脅威をかわす。そして——ここが妙に人間くさいのだけれど——放置された電子機器を拾い集めて、死者が残した手がかりや隠された場所を掘り起こしていく。

「生き延びるだけじゃない」と言い切る紹介文

公式が挙げている柱は5つ。バンを生存シェルターへ改造して物資を置き、装備を作り、居心地のいい家にすること。探索・クラフト・日々の生存を自分のペースで釣り合わせること。過酷な世界で「ただ生きているだけ」を超えて生活を成り立たせること。死者の電子機器を回収して手がかりと未発見の場所を暴くこと。そして食料・燃料・素材を廃墟から漁ること。

注目したいのは3つめの言い回しだ。「厳しい世界では、生存はただ生きていることではない——生活を生活として感じられるようにすることだ」。コージー系サバイバルという看板を、雰囲気だけの飾りではなく設計の目標として置いている宣言に見える。バンの内装を整える行為が、体力ゲージを埋めるのと同じ重みで扱われるということにゃ。

そのぶん、世界そのものは穏やかではない。成人向け表現の説明として、暴力・血・ゾンビの敵が終末世界の設定のなかに描かれること、ただしドット絵表現なので過度にグラフィックだったり残虐だったりはしないこと、性的な内容は無いことが明記されている。ユーザータグにもゾンビ、ポストアポカリプス、ディストピア、サバイバルホラーといった語が並ぶ。かわいい絵柄の車中泊、その窓の外に死者が歩いている、という温度差がこの作品の芯にありそうにゃ。

ゾンビ禍のなかで生活の側を守るという構図なら、以前紹介したこちらの1980年テキサスを舞台にしたサバイバルも近い手触りがある。

📄 ゾンビ街から仲間と逃げ延びる『Into the Dead: Our Darkest Days』―日本語対応した2.5Dサバイバルの過酷な作り

対応環境と、まだ決まっていないこと

ジャンル表記はシミュレーション。機能欄にはシングルプレイヤーとマルチプレイヤーの両方が並び、ユーザータグにも協力プレイが付いているので、誰かと一緒にバンで暮らす遊び方も視野に入っているとみられる。ただし人数や同行の仕組みまでは公式に説明されていないので、ここは断定を避けておく。

対応言語の欄には日本語が入っており、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語(スペイン/ラテンアメリカ)・韓国語・ロシア語・簡体字/繁体字中国語・トルコ語・ブラジルポルトガル語・ポーランド語と合わせて13言語が並ぶ。対応プラットフォームはWindowsとmacOS(Linuxの記載は無し)。

動作環境(最低)はWindows 10 64bit、CPUがIntel Core i3-6100またはAMD FX-8350、メモリ4GB、GPUはGeForce GTX 750 TiかRadeon R7 260X相当、DirectX 11、ストレージ2GB。10年ほど前のミドル以下のPCでも射程に入る軽さで、ドット絵作品らしい構えにゃ。

そして肝心のところが、まだ空欄のままだ。リリース日は「近日登場」表記で時期の発表待ち、価格も掲示されていない。デモの案内も現時点では出ていない。動く映像はストアページに掲載された初公開トレーラーで確認できるので、気になったらそこで実際の画面の動きを見てほしい。

世界が終わっても、寝床の枕の位置は自分で決めたい。そういう欲を正面から相手にしてくれる終末は、案外そう多くないにゃ。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。