『Knode: Untangle & Connect』9月12日配信へ 物理演算で本物の結び目を解くケーブルパズル、AI音声は140種類以上
イヤホンのケーブルは、鞄の中で必ず絡まる。しかも急いで引っ張ったぶんだけ固くなる。あの感触をまるごとゲームにしてしまったのが、BusFactorOne の新作『Knode: Untangle & Connect』。Steamのストアページで配信予定が公開され、日本時間の9月12日にPC(Steam)向けで配信される。ストア表記は現地時間で9月11日になっているので、海外の告知と見比べるときは1日ずれて見える点に気をつけたいところ。価格はまだ出ていない。
ケーブル物理演算で結び目再現
この手のパズルは「線が交差しているかどうか」を判定するだけの作りが多いけれど、本作が売りにしているのは独自のケーブル物理シミュレーション。ケーブルは本物の結び目を作り、引っ張れば締まるし、たるませれば抜ける。つまり画面の中の絡まりは記号ではなく、現実のコードと同じ理屈で固まっているというわけにゃ。
遊ぶ場所は、海の上にぽつんと浮かぶコンクリート製のプラットフォーム。そこに置かれた巨大なケーブルの端のプラグを、ラックのソケットへ差し込んでいく。太いケーブルが自重でうねり、床の上でとぐろを巻いている画は、片付ける前のオーディオ機器の裏側そのもの。手順を間違えたからといってゲームオーバーになることはなく、失敗という状態自体が用意されていない。時間制限もないので、詰まったら手を止めて眺めていてもいい。

画面はかなり抑えた作りで、色数も少なく、鳴っているのはアンビエント寄りの音楽。ジャンルの区分もカジュアルとシミュレーションが付いていて、頭を締め上げるタイプの難問というより、手を動かしているうちに時間が溶けていく方向を狙っているのが分かる。作業を進めると道具や能力を買えるアップグレードショップも用意されていて、素手でほどくところから少しずつ楽をしていける構造になっている。
案内AI音声140種、通話しながら解く

ひとりで黙々と解く……かと思いきや、プラットフォームには同居人がいる。このテストプログラムを管理しているAIで、しかもプレイヤーと友達になりたがっている。用意された音声は140種類以上あり、こちらの手つきに反応して喋る。ケーブルを引きちぎりそうになったときと、きれいに抜けたときで返ってくる言葉が違う、という類の作りだね。

ストーリーキャンペーンの想定プレイ時間は4〜5時間で、手作業で組まれたステージは12以上。癒やし系の見た目に、コメディとSFのタグが並んでいるあたり、この相棒がどこまで良い友達でいてくれるのかが物語の軸になっていそう。ただし、そこから先の展開を勝手に想像して書くのはやめておくにゃ。今のところ公式が出しているのは「AIが友達になりたがっている」という一文までだからね。
シングルプレイ専用で、実績とSteam Cloud、ファミリーシェアリングに対応。「自分のペースで遊べる」「時間制限のある入力がない」といったアクセシビリティ関連の表記もストアに並んでいる。
ここは正確に書いておきたい部分。ストアの対応言語欄に載っているのは英語だけで、日本語は表示・字幕を含めて対応していない。その英語には完全音声が付くので、AIの140以上のセリフは英語で聞くことになる。字幕頼りで進める形も選べない構成なので、購入前に確認しておきたい項目だね。

対応プラットフォームはWindowsのみ。要求スペックは控えめで、公表されている最低動作環境は次の通り。
| 項目 | 最低動作環境 |
|---|---|
| OS | Windows 10 64bit |
| CPU | Intel Core i5-6600K / AMD Ryzen 5 1600 |
| メモリ | 8GB |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 1050 / AMD Radeon RX 460 |
| DirectX | Version 12 |
| ストレージ | 1GB |
ケーブルの物理演算をリアルタイムで回す作りにしては、必要な容量が1GBというのは軽い部類。凝った背景を持たない画作りが効いているのかもしれない。
そして配信時点では入っていないものがひとつある。レベルエディタとSteam Workshop対応で、これは配信後に追加すると告知されている。自分で絡まりを設計して他人に投げつけられる日が来るわけだけど、それがいつになるかは示されていない。
12のステージを解き終えるまでの目安が4〜5時間。その後に遊ぶ絡まりは、まだ誰も作っていない。
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