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Ori開発元の街づくり新作『Luma』、10時間の無料デモをブラウザで公開

投稿: 2026/08/26by tobariware5分で読めます
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『Ori and the Blind Forest』や『No Rest for the Wicked』で知られるMoon Studiosが、これまでの路線とはずいぶん毛色の違う一本を静かに世へ出した。街づくりシミュレーション『Luma』——しかも、いきなり10時間ぶんも遊べる無料デモをブラウザに置いてある。インストールもアカウント登録も要らず、リンクを開けばそのまま始められる作りだよ。

手がけるのはMoon Studiosの新レーベル「Moonities」。ウィーン拠点のMoonities GmbHが開発を担い、ディレクションはMoon StudiosのトップでもあるThomas Mahler本人だ。お披露目はMahlerのXへの投稿で、公式サイトではデモがすでに公開されている。

Mahlerは投稿の中で、Lumaを「『Minecraft』『SimCity』『Civilization』のいいところを取り込んで、まったく新しいシムのジャンルを作ろうとしている試み」と説明している。「もう本当に中毒性があって楽しい、そこは要注意」とも書き添えていて、自信のほどがうかがえるね。

浮島を引き上げ光る大都市へ育てよう

Lumaの立ち位置は、ざっくり言えば『Cities: Skylines』と『Townscaper』のあいだあたり。ただし出発点が変わっている。プレイヤーは底の見えない海から浮島を引き上げ、そこに川を通し、木立を植え、家を建てていく。夕暮れになると建物の灯りがともり、小さな島がやがて光り輝く大都市へと育っていく、という流れだよ。

地形はブロックを掘ったり積んだりして自分で彫っていける。水も見た目だけの飾りではなく、実際に流れて小川や滝になる仕組みが入っている。箱庭をいじる感触と、街を大きくしていく手応えを一本にまとめた作り、という印象だね。

ゲームは4つの幕(アクト)に分かれた82個のクエストで進み、道中は「Thomas」という名前のアドバイザーが案内役を務める。プレイヤーが離れているあいだも資源がたまっていく放置型の経済も組み込まれていて、腰を据えて遊ぶ日も、ちょっとだけ覗く日も受け止めてくれる。

配置できる建造物はコテージや風車、銀行、スタジアム、さらには巨大建造物(ワンダー)まで60種類以上。技術ツリーは灌漑からロケット工学まで14種類が用意され、進めるほど街の姿がどんどん変わっていく。

そして終盤には、文字どおり宇宙へ手が伸びる。月から土星まで6つの星に宇宙ステーションや植民地を築けるというから、規模の振れ幅がかなり大きい。

ここに『Civilization』の匂いを感じさせる要素として、歴史上の人物をモデルにしたAIのライバル君主が16人登場する。クレオパトラ、ナポレオン、チンギス・ハンといった面々が相手だ。彼らとは戦争を仕掛けることもできるが、そこはあくまで任意。平和に街を磨き続ける遊び方でも問題ないようになっている。仕上がった街並みは、4K対応のフォトモードで残せる。

登録も課金も要らずブラウザで10時間遊べる

今回いちばん耳を引くのは、やっぱりデモの太っ腹さ。ブラウザで開くだけで10時間ぶん遊べて、アカウント登録もインストールもクレジットカードも要らない。最初に起動したときに、動かしている端末へ合わせてグラフィック設定を選んでくれるので、細かい調整で悩まなくていいのも親切なところだね。

対応環境も広い。Chrome・Edge・Firefox・Safariといったブラウザに加え、Windows 10/11、macOS 12以降、そしてiPhone・iPad(iOS/iPadOS 15以降)でも動く。Linuxもブラウザ版で対応する。マルチプレイは招待コードを使ったオンライン協力に対応し、さらに1画面を分割して最大4人で遊ぶローカルプレイも用意されている。コントローラーはXbox・PlayStation・Switchのものが使え、スマホでは画面タッチで操作できる。

料金は買い切りの一度きり。サブスクリプションも広告もアイテム課金もない、と明言されている。価格は地域ごとの税込み額が購入時に表示される形で、決まった発売日を待たずに、開発を続けながら公開していくやり方をとっている。

「Moonities」は、Moon Studiosが小さめで実験的な作品を出していくために立ち上げたレーベルで、Lumaはその第1弾にあたる。Mahlerは同じ投稿の中で、看板作『No Rest for the Wicked』にも意欲的な計画があるとし、同作のスピンオフに加え、そのIPと物語を使った新作をもう1本以上構想していることを明かしている。ただ、そちらの具体的な中身はまだ伏せられたままだ。

まずは10時間、海から街をひとつ引き上げてみて、その中毒性とやらを自分の手で確かめるところからだね。

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