爆売れ『めっちゃカメレオン』に“自動ペイント”チート出現、勝敗のない遊びでなぜ?と界隈がざわつく
自分の真っ白な体に絵を描いて、ステージにカメレオンよろしく溶け込む──そんな独特のかくれんぼ『めっちゃカメレオン』が、まさかチートに狙われる日が来るとは、正直だれも思ってなかったにゃ。しかもそのチートの中身が、なんとも言えない味わいなのだ。
まずは「めっちゃカメレオン」がどんなゲームか、おさらい
本作は開発者レモリオン氏とはがねいろ氏の2人が、わずか約2か月で作り上げたマルチプレイ専用のかくれんぼゲーム。鬼チームと隠れチームに分かれ、隠れ側は真っ白なキャラの体にその場でペイントを施し、周囲の風景に擬態して逃げ切る、という一風変わったルールが特徴だ。隠れ場所やポーズもさることながら、生存のカギを握るのはなんといっても「画力」。だからこそ配信映えも抜群で、視聴者参加型の実況ともかみ合い、爆発的に広がった。
その勢いは数字がそのまま物語っている。Steamでの配信開始からわずか12日で700万本を突破し、7月5日には累計1500万本に到達したと開発者が報告。790円というワンコイン級の価格も追い風になった格好だ(Steam公式ストアページ)。個人開発規模でこの結果は、もう事件と言っていい。


問題の"自動ペイント"チートは何をするのか
そんな中で話題になっているのが、外部プログラムを使った「自動ペイント」チートだ。通常このゲームでは、自分の手で少しずつ体に色を塗り、背景の壁や絵画にどれだけ似せられるかがプレイヤーの腕の見せどころ。ところがチートが使われたとみられる場面では、頭からつま先まで一瞬で緻密な模様が描き込まれ、背後の絵画に驚くほどぴたりと同化してしまう。手描きの試行錯誤という、このゲームいちばんの"楽しいところ"をまるごと機械に肩代わりさせてしまうわけだ。
無敵化やオートエイムのような、いわゆる"強くなる"系のチートとは毛色が違うのがミソ。あくまで「上手に隠れる」動作を自動化しているだけなので、パッと見の技術的な完成度に対しては「ここまで作り込めるのは正直すごくね?」という感心の声すら一部で上がっているのが面白いところだ。
「必死すぎてダサい」──冷ややかな反応が広がるワケ
とはいえ、界隈の大勢を占めているのはむしろ呆れ混じりの冷ややかな視線のほう。「ここまでやって何が楽しいの」「必死すぎてめっちゃダサい」といった趣旨の反応が目立っている。
理由はシンプルで、『めっちゃカメレオン』には今のところランクマッチのような競技的な仕組みがないから。順位も戦績も残らない、いわば友達や配信の視聴者とわいわい遊ぶパーティ寄りのゲームで、勝ち負けにそこまで重い意味は載っていない。そこへわざわざ外部ツールまで持ち込んで"完璧な擬態"を決めても、失われるのは自分の手で塗る手応えと、周りの笑いだけ。得るものの薄さと労力のアンバランスさが、「ダサい」という一言に凝縮されている印象だ。


ルール上はしっかりアウト、運営も動きは早い
念のため補足しておくと、ネタっぽい空気で語られがちな話題ではあるものの、規約上はきっちり黒。本作のエンドユーザーライセンス契約(EULA)では、不正ツール・チート・改造データ・外部プログラム・マクロ・自動操作ツール等の使用が明確に禁じられている。「勝敗が重視されないゲームだから」という感覚と、「だからチートを使っていい」は別の話、ということだ。
開発陣は配信開始以降ほぼ連日ペースでアップデートを重ねており、マップにランダム性を持たせる仕組みや、ハンターの弾数制限オプション、新モード「逆算チキンレース」などを次々と追加。偽の公式SNSアカウントが現れた際にも早々に注意喚起を出すなど、コミュニティへの目配りは細やかだ。この対応の速さを見るかぎり、目に余るチートへの手当ても遠からず入ってきそうな気配はある。
結局、このゲームの"勝ち"ってなんだっけ
今回の一件、突き詰めると「自分の手で下手なりに塗って、それが妙にウケたり、鬼にあっさりバレて爆笑したり」──そういう体験こそが『めっちゃカメレオン』の本体なんだと、逆説的に浮かび上がらせてくれた気がするにゃ。完璧に隠れることよりも、その過程のドタバタが面白い。自動で完璧な擬態を出せるチートが「すごいけど、なんか虚しい」と受け取られてしまうのは、みんなその楽しさの正体をちゃんと分かっている証拠だろう。
背景に溶け込むのはキャラだけでいい。プレイヤーまで"作業"に溶け込んでしまったら、いちばんおいしいところを自分で捨てているようなものだからね。
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