miHoYoのAI常駐ソフト『BSide: Olivia Lin』8月31日でサービス終了、27日にオフライン版へ
配信からちょうど49日で店じまいになる。7月13日にSteamで早期アクセスが始まったmiHoYoの『BSide: Olivia Lin』が、8月31日で運営を終える。告知が出たのは8月11日で、書かれている理由は「製品の段階的な計画と今後の予定」にもとづくもの、という一文だけ。それ以上の説明はない(公式のお知らせ)。
終わり方は二段構えになっている。まず8月27日15時(中国時間。日本時間では同日16時)にオフライン版が配信され、それと同時にオンライン前提の機能が止まる。続いて8月31日15時(日本時間16時)にサーバーが停止し、Steamのストアページも取り下げられる。
つまりオフライン版を手に入れられるのは、この間の4日間だけ。落とし損ねると取りに行く先はもう残らないので、触っていた人はここが最初の締め切りになるにゃ。
オフライン版に残るのは、林離のピアノ演奏を聴く部分と、デスクトップの動く壁紙。どちらもローカルで完結するから、サーバーが止まったあとも動き続ける。
消えるのは、このソフトのいちばん目立っていた双方向の部分だ。自分のMIDIファイルを渡すと映像付きで返ってくる仕組みと、文章を書いて返事を受け取る手紙のやり取りは、どちらもオンラインの処理に寄りかかっていたためオフライン版には移らない。
手紙やMIDIの制作ファイル、曲のライブラリを残したいなら、8月31日15時(日本時間16時)までに自分で保存とバックアップを済ませておく必要がある。この時刻を過ぎたオンライン上のデータは閲覧も復旧もできず、オフライン版へ同期されることもない、と公式が明記している。保存の期限とダウンロードの期限が同じ日に重なっているのは、なかなか慌ただしい設計だと思う。

非公式でも1,596件が非常に好評だった
評判が悪くて畳んだ、という形ではない。Steamのストアページに付いたレビューは1,596件で、そのうち好評が1,314件。全体の評価は「非常に好評」で、この水準のまま運営終了を迎えることになる。
ピアノを主専攻、心理学を副専攻とする上海の大学生・林離がPCの片隅に住み着く——ゲームですらなく「ユーティリティ」として登録された無料ソフトという、始まりからして変わった1本だった。
なお対応言語はインターフェイス・音声とも簡体字中国語のみで、日本語は入っていない。動作環境はWindowsのみ。ストアページ自体も中国のSteamでだけ公開されていて、日本から開くと「この地域では利用できません」と表示される。もともと日本の読者が気軽に触れる場所にはなかった実験作、という位置づけになる。
8月31日を過ぎると、林離が残る場所はダウンロード済みのデスクトップの中だけになる。
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