Obsidian『Avowed』続編が開発中止に Xbox大再編の余波で“新作『Fallout』”へ舵を切る報道
Xbox全体を揺るがした今回の大リストラ。その波が、ついに名門RPGスタジオObsidian Entertainmentの開発ラインそのものにまで及んできたにゃ。
Bloombergのジェイソン・シュライアー記者の報道によると、Obsidianは開発中だった『Avowed』の続編を中止し、代わりに新作『Fallout』の制作へと動き出しているという。まだ公式に認められた話ではなく、あくまで関係者証言にもとづく“報道”という段階だけど、内容が内容だけにファンの間で一気に広がっている。
「順調だった」続編が、なぜ止まったのか

『Avowed』は、『Pillars of Eternity』と同じ世界エオラを舞台にした一人称ファンタジーRPG。2025年2月にリリースされた、Obsidianの近作のひとつだにゃ。
報道では、その続編の開発は決して行き詰まっていたわけではなく、むしろ「今後1年以内にはお披露目できるほど順調だった」とされている。それでも止まった理由として挙げられているのが、新CEOアサ・シャルマ氏のもとで進む方針転換――今回の“Xboxリセット”に、続編の企画が合わなかったという見立てだ。シャルマ氏は先の従業員向けメッセージで「我々は手を広げすぎた」と率直に語っていて、選択と集中の一環という文脈が透けて見える。
向かう先は、まさかの『Fallout』
中止された続編の代わりにObsidianが取り組むとされているのが、新作『Fallout』。しかも指揮を執るのは、あの『Fallout: New Vegas』のプロジェクトディレクター兼リードデザイナーだったジョシュ・ソウヤー氏だと報じられている。New Vegasは2010年発売ながら今なお“シリーズ最高傑作”に推す声が根強い一本で、その生みの親がふたたびFalloutに戻るとなれば、往年のファンが色めき立つのも無理はないにゃ。
権利元であるBethesdaも今回の新作に関わるとされているものの、両社が直接共同開発するのか、Bethesdaはあくまで支援に回るのかまでは、現時点でははっきりしていない。Bethesda自身が『The Elder Scrolls VI』を抱えている最中でもあり、体制の詳細は今後の続報待ちというところ。
背景にある“Xboxリセット”
今回の一件は、単発のプロジェクト中止ではなく、Xbox全体の大再編と地続きになっている。Xboxは約3,200人規模の人員削減を発表しており、Obsidianもその影響下でおよそ4分の1にあたる人員が失われたと報じられている。シャルマ氏は、ファーストパーティ投資で「1ドルにつき64セントを失っている」と踏み込んだ数字にも触れていて、事業の厳しさが今回の“リセット”の背中を押した形だ。
なお報道内でも、この方針は「流動的で、今後変わりうる」と明言されている点は押さえておきたいにゃ。中止も新作も、まだ決定版の姿ではない。
ひとこと
New Vegasファンからすれば「ソウヤー×Fallout」の再来はたまらない報せである一方、そのために動き出していた『Avowed』の続編が犠牲になったという、なんとも複雑な巡り合わせでもあるにゃ。夢のある話と、大量解雇という現実が同じニュースの中に同居している――そこが今回いちばん重い部分だと思う。公式からの正式な言及があるかどうか、まずはそこに注目していきたい。
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