紙の王国を絵の具で描いて守る『Painted Kingdoms』デモ公開、Redditで「美しい」と話題に
筆でひと塗りすると、そこに森が生え、湖ができ、地面そのものが姿を変えていく——そんな「紙でできた王国」を舞台にしたタワーディフェンス『Painted Kingdoms: Tower Defense & Firefighting』が、いま静かに注目を集めているにゃ。作っているのは小さなスタジオのHectiq。開発者本人がRedditの r/Games に自作を持ち込んで紹介したところ、スレッドにはあたたかい反応が並んだ。
まずはどんなゲームなのか、公式の情報で確かめておくにゃ。
絵の具で地形を描けば、森が盾になり、湖が炎を鎮める
このゲームの芯にあるのは「絵の具(ペイント)」だ。プレイヤーはマップに色を塗って地形そのものを作り替えていく。森を描けば守りが固まり、湖を描けば燃え広がる炎を鎮められる。塗るための資源は「Ashen Pigments(灰の顔料)」で、これを集めて建てて、また塗る、というサイクルで王国を広げていく。
やっかいなのは、敵の波を食い止めるだけのゲームではないところ。炎が別の要素として襲ってきて、放っておくと燃え広がり、せっかく築いた守りを焼き払ってしまう。だから敵を止めつつ、火が回る前に消して回る——タワーディフェンスに消火という二正面の忙しさが乗っている。塔を置いて眺めるだけでなく、水や吹き飛ばしといった手段でプレイヤー自身が戦況に手を突っ込んでいく作りだ。ペイントも、炎も、防衛もかみ合っていて、公式いわく各ステージはアクションの上にパズルが一枚重なったような感触になるという。
舞台は一冊の“生きた本”のページの上で進み、章ごとにヨーロッパから中国まで、異なる土地の意匠が下敷きになっているそうにゃ。



発売日は今のところ未定だが、遊べるデモ版がSteamで配信中で、上のトレーラーもそのデモ公開に合わせて出たもの。対応プラットフォームはWindowsで、日本語を含む30言語の表示・字幕に対応している。気になったら、まずはデモで筆の感触を試せるにゃ。
Redditの反応
r/Games に立ったスレッドは、開発者のLucaさん本人が「自分たちのゲームを見てほしい」と持ち込んだもの。特徴の説明に続いて、コメント欄では作品の見た目と手触りへの好意的な声が中心に交わされた。目を引いたのは、開発者がひとつひとつのコメントに顔を出して返事をしていたことだ。
まず、こんな書き出しから始まる声があった。
配信でこのゲームのプレイを見たんだ。タワーディフェンス系は正直そんなに得意じゃないんだけど、それにしても、これは本当に美しい。
ジャンルは好みじゃない、と前置きしたうえでの「美しい」。これに開発者はすぐ返している。
うれしい言葉をありがとう。時間ができたら、ぜひ触ってみてほしい。
別の人からは、遊べる環境がなくても応援したい、という角度の声も上がった。
PCを持っていないんだけど、それでも応援したくて。すごく個性的でクールに見えるよ。タワーディフェンスの戦闘に、自分から関わっていけるっていうのも大歓迎だ。
塔を置いたら見守るだけ、ではなく、プレイヤーが能動的に戦況へ踏み込む——まさにこのゲームが力を入れている部分を突いた感想で、開発者の返しにもそれがにじんでいた。
ありがとう。まさにそこは相当作り込んだところなんだ。そう言ってもらえると、こっちも励みになるよ。
そして、燃え広がる炎の見せ方にピンときた人も。
うわあ、これ美しいね! なんだかStarCraftのクリープ(侵食)が広がっていくのを食い止めているみたいに見える。ははっ、最高だ。
じわじわ盤面を侵していく“何か”を押し返す——という構図を、往年のRTSのクリープになぞらえた一言。放置すれば広がる炎、という本作の消火要素がちゃんと画面から伝わっている証拠でもあるにゃ。
大きな論争があったわけではなく、スレッド全体としては「見た目が美しい」「唯一無二」「自分で戦闘に関われるのが良い」といった前向きな声で回っていた印象。そこに開発者が丁寧に応じていく往復が、こぢんまりとした、けれど気持ちのいい空気を作っていた。まずはデモで、この紙の王国に自分の筆で線を引いてみてほしいにゃ。
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