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ペンギンの視点で“狂気の山脈”を歩く『Penguin Colony』―『ウムランギ』開発元のコズミックホラー、日本語対応で2026年配信予定

投稿: 2026/07/03by 編集部4分で読めます
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コズミックホラーの主人公といえば、たいてい正気を失っていく人間の学者や探検家……と相場が決まっているにゃ。でも今回紹介する『Penguin Colony』は、その常識をひっくり返してくる。狂っていくのは人間で、それをただ黙って眺めているのは——南極に暮らすペンギンなのだ。

手がけるのは、写真撮影アドベンチャー『ウムランギ ジェネレーション』で2020年のIGF大賞を獲得したOrigame Digital。パブリッシャーは『Citizen Sleeper』などで知られるFellow Travellerが務める。開発元・パブリッシャー両方の名前を見ただけで、ただの色モノでは終わらなさそうな匂いがするにゃ。

舞台は1939年の南極、下敷きはラヴクラフト

物語の下敷きになっているのは、H.P.ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』をはじめとするクトゥルフ神話系の作品群。舞台は1939年の凍てついた南極大陸で、そこへ古き“名状しがたい存在”を求めて対立する人間の勢力がやってくる。

一方はその力を破壊のために利用しようとするナチス、もう一方はそれを再び眠りにつかせようとする守護者集団カイティアキ(Kaitiaki)。プレイヤーはこの争いの渦中を、コロニーに暮らすペンギンの目線からただ見届けていく——という構図になっている。恐怖は怪物そのものより、正気を失っていく人間たちの姿を通してじわじわと描かれる仕立てだそうで、なるほどコズミックホラーの“遠くから覗いてしまった感”とペンギンの無関心なまなざしは相性が良さそうにゃ。

戦わない。ただ、よちよち歩いて見届ける

ゲームプレイの核は探索。ペンギンとして雪と氷の南極をよちよち歩き、腹ばいで滑り、海に潜って進んでいく。戦闘や、人間の争いへ直接介入する要素はないとのこと。

面白いのは、道中で出会ったさまざまなペンギンに“乗り移って”操作できる点。皇帝ペンギンのような大きな個体から小さなヒナまで、それぞれ得意なことと苦手なことが違い、どのペンギンを選ぶかで行ける場所や見える景色が変わってくる仕組みになっている。開発元によれば、ナレーションには『ディスコ エリジウム』の語りで知られるLenval Brownを起用しているとも明かされており、静かな南極に響く声にも期待したいところにゃ。

対応機種・言語・配信時期

現時点で公表されている情報を整理するとこんな感じ。

項目内容
対応機種PC(Steam)/Nintendo Switch 2
配信時期2026年内予定(Switch 2版はPC版のやや後)
日本語対応あり(配信時から対応予定)
ジャンルウォーキングシミュレーター/コズミックホラー
開発Origame Digital
パブリッシャーFellow Traveller

日本語に最初から対応してくれるのはありがたいところ。なお2026年6月のSteam Next Festでは体験版が公開されており、雰囲気を先に味わった人も多いはず。製品情報や最新の配信状況はSteamストアページで確認できるにゃ。

かわいらしいペンギンと、その奥で静かに進行する名状しがたい恐怖。このギャップこそが『Penguin Colony』最大の武器になりそう。氷の下で待つものの正体を、ペンギン目線でそっと覗いてみるのも一興かもしれないにゃ。

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