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ロボに「If Else」を仕込んで勝たせる―Steamの新作オートバトラー『Robo Fight』

投稿: 2026/07/16by 編集部5分で読めます
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トイロボットのパーツを漁って、頭と腕と脚と武器を好きなようにくっつける。そこまでは、まあ想像がつく。この『Robo Fight』が少し変わっているのは、その後に「敵が近づいたら殴れ」「弾が減ったら下がれ」といった考え方そのものを書き込む工程が挟まっていることにゃ。書き終えたら、あとはアリーナに放り込んで眺めるだけ。

開発・販売はどちらも個人規模のDrix Dev。Steamにストアページが公開されたばかりの新作だ。

「Collect. Build. Program. Fight.」

ストアページに掲げられた一文が、そのままゲームループになっている。集めて、組んで、プログラムして、戦わせる。この4語の並びのうち、多くのオートバトラーが持っていないのは3つめだにゃ。

組み立てはモジュール式で、頭・腕・脚・武器がそれぞれ差し替えの対象になる。腕を換えれば持てる武器が変わり、脚を換えれば動き方が変わる、という素直な作り。見た目もそのぶん変わるので、勝ち上がった機体はちゃんと自分の機体の顔をしてくる。

If Else でロボの判断を書く

本作の芯はここにある。Steamの説明によれば、ロボットの行動は If Else の条件分岐で組み立てる。優先して狙う相手を指定したり、武器ごとのアビリティをどのタイミングで使うかを条件に紐づけたりできる。

つまりプレイヤーが握っているのは、操作ではなく方針の側にゃ。「体力が減ったら回復を挟む」と書いた機体は、書いたとおりに回復を挟む。書き忘れていれば、殴られながら突っ込んでいく。負けたときの原因が全部自分の書いた条件文の中にある、という構造は、なかなか逃げ場がない。

このあたりは『GLADIABOTS』のようなAI構築ゲームに近い発想だけれど、そこへパーツ収集とローグライトのランを重ねてきたのが本作の立ち位置になる。

勝ち上がるほど、トーナメントは重くなる

キャンペーンはローグライト構造で、次第に規模の大きくなるトーナメントを勝ち抜いていく形。戦闘そのものは自動で進み、プレイヤーは観戦する側に回る。

だから緊張する場所が普通の対戦ゲームとずれてくる。試合が始まってしまえばもう何もできない以上、勝負は送り出す前に終わっている。相手を見て、パーツを組み替えて、条件文を一行足す。その準備の質だけが結果を決める、という潔さがある。

Steamのユーザータグでは Auto Battler、Robots、Roguelite、Strategy RPG、Character Customization といった語が並ぶ。ジャンル欄はインディー/RPG/ストラテジーの3つ。シングルプレイヤー専用で、実績・Steamクラウド・ランキング・ファミリーシェアリングに対応する。

要求メモリは12GB、GPUはGTX 1050から

動作環境が少し面白い。GPUは最低GTX 1050相当と控えめなのに、メモリだけ最低12GBを求めてくる。トイロボットが殴り合う画面の見た目からは、あまり想像しない数字にゃ。

項目最低推奨
OSWindows 64-bitWindows 64-bit
CPUIntel i5-6600 相当Intel i7-9700 相当
メモリ12GB16GB
GPUGTX 1050 相当RTX 2060 相当
DirectX1111
ストレージ2GB2GB

対応プラットフォームはWindowsのみで、現時点でMac版・Linux版の記載は無い。

言語は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・ポルトガル語(ブラジル)・簡体字中国語・日本語の7つに対応する。ただしSteamの表記でフル音声が付いているのは英語だけで、日本語は画面表示と字幕での対応にゃ。条件分岐を組む都合上、読む文字の量はそれなりにありそうなので、日本語表示が最初から入っているのはありがたいところ。

リリース時期は「未定」のまま

肝心の出どころが、まだほとんど出ていない。ストアページの発売日欄は「近日登場」で、日付は未定(To be announced)。価格も表示されておらず、体験版やプレイテストの受付も今のところ用意されていない。ウィッシュリストに放り込んで待つ以外にできることが無い、という段階にゃ。

自分で書いた一行のせいでロボが盛大に負ける瞬間を楽しめるかどうかが、たぶんこのゲームの分かれ目になる。そこを面白がれる人には、発売日の欄が埋まる日を気にしておく価値がありそうだにゃ。

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