Half-LifeとPortalに憧れた個人開発者の物理ADV『SECTOR ZERO』が完成、Steamで94%好評
Redditのr/Gamesで一枚のスクリーンショットが上位に伸びていたにゃ。名作『Half-Life』と『Portal』に影響を受けた一人称の物理アクションADV、その名も『SECTOR ZERO』。開発したのは個人開発者のOndrej Angelovic氏で、コツコツ育ててきた一本がついに完成し、Steamで配信中だにゃ。
舞台は宇宙。資源目当ての人類が巨大小惑星「2031 XT」を掘り進めた結果、核の奥で眠っていた古の集合意識体――“The Corruption(侵蝕)”を掘り起こしてしまう。プレイヤーが操るのは、なんとその意思のかけら。つまり人類ではなく、目覚めてしまった“側”を演じる悪役視点のSFなのが面白いところにゃ。
人類のテクノロジーを“乗っ取って”進む




核となる仕掛けは、人間の機械を侵蝕して支配する能力。彼らが張り巡らせたレーザーやタレットといった防衛設備を逆手に取り、自分たちの技術で自分たちの通り道をこじ開けていく。よじ登り、這い、跳ねながら手作りのステージを踏破していく作りは、物理エンジンを土台にしたパズルプラットフォーマーそのものにゃ。
Steamのタグにも「First-Person」「Physics」「Puzzle Platformer」「Villain Protagonist」といった言葉が並んでいて、影響元の二作が持っていた“仕掛けを解く手触り”と“不穏な空気”をきちんと受け継いでいるのが伝わってくる。


動きの雰囲気は公式のゲームプレイトレーラーが分かりやすいにゃ。薄暗い施設内をレーザーの隙間を縫って進む緊張感が、短い尺にぎゅっと詰まっている。
ボリュームと価格、そして評価
作品の性格をはっきりさせておくと、これは“短くて濃い”一本。開発者いわく、本編ストーリーは約1時間、隠し要素やシークレットを含めても2時間ほどのプレイ規模だにゃ。腰を据えて何十時間も遊ぶ大作ではなく、隙間時間に一気に駆け抜ける体験に振り切っている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PC(Windows 10以降・64bit) |
| ジャンル | アクション/アドベンチャー/インディー |
| プレイ時間 | 本編 約1時間+シークレット 約2時間 |
| 通常価格 | ¥470(現在20%オフの¥376、7月23日まで) |
| 日本語対応 | インターフェース・音声・字幕すべて対応 |
| 評価 | 「非常に好評」(94%・約149件) |
価格が¥470とワンコイン以下なのも手を出しやすい理由にゃ。しかもサウンドトラック付きのバンドルも用意されていて、世界観の音まで浸りたい人はそちらも選べる。ユーザーレビューは「非常に好評」で、149件ほどの評価のうち94%がポジティブという滑り出し。個人制作としては上々の受け止められ方だにゃ。


無料デモも公開されているので、雰囲気だけでも確かめたい人はまずそこから触れるのがいいにゃ。ストアページとデモは下のウィジェットからどうぞ。
物理パズルの手触りと、悪役として人類の技術を裏返していく後ろ暗い快感。『Half-Life』や『Portal』の“あの感じ”をワンコインで、しかも短時間で味わえるのが『SECTOR ZERO』の一番の魅力だにゃ。長編に疲れたときの一杯として、ちょうどいい濃さの一本だと思うにゃ。
関連記事
おじさんをひたすら積むだけ。物理パズル『PROJECT: OJISAN』が230円でSteam配信開始
『Slot & Dungeons』のMUC GAMESが“精神回復のために”作ったという珍作。ビルの屋上でおじさんを落として積み上げるだけ、なのに妙に難しい物理パズルが230円で登場したにゃ。
11年の航海に終止符―宇宙FPS『Angels Fall First』が正式版1.0に到達、歩兵も母艦も地続きの戦場
歩兵戦・車輌・宇宙戦・母艦操艦がひとつながりになったSF戦場ゲーム『Angels Fall First』が、長い早期アクセスを経てついに1.0へ。11年越しの完成にゃ。
モンスターは“道具じゃなく家族”。集英社ゲームズの新作『Wild Wild Eden』が示す、サバクラ激戦区での戦い方
集英社ゲームズがアニメ調オープンワールド・サバイバルクラフトRPG『Wild Wild Eden』を発表。2027年春アーリーアクセス予定。モンスターとの“絆”を軸に据えた狙いを掘り下げるにゃ。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。