11年の航海に終止符―宇宙FPS『Angels Fall First』が正式版1.0に到達、歩兵も母艦も地続きの戦場
11年の航海、ついに着艦
宇宙と地上をひとつづきの戦場でつなぐSFゲーム『Angels Fall First』(AFF)が、2026年7月11日にSteamで正式版1.0へたどり着いたにゃ。開発は英国の少人数スタジオStrangely Interactive。2015年の早期アクセス開始から数えて約11年、しかもEA突入前にも夜と週末をコツコツ注ぎ込んでいたというから、筋金入りの情熱作だ。


歩兵も戦闘機も母艦も、全部同じ戦場で
AFFの核は「combined-arms(諸兵科連合)」。同じマップの中に、歩兵の撃ち合い、地上車輌、宇宙戦闘機や爆撃機、そして内部まで歩き回れる巨大な母艦(キャピタルシップ)の操艦が、境目なしに同居している。
開発者が挙げる代表的な体験がこれ。自分の乗員区画でスポーンし、窓の外の宇宙戦を眺めながら格納庫へ走り、ドロップシップで発進、敵の旗艦へ取り付いて船体をこじ開け、艦橋まで撃ち進んで敵艦長を仕留める――この一連が途切れずに繋がるのが最大の売りだ。母艦は艦橋から指揮も、内部での白兵戦もこなせる“動く要塞”になっている。


最大64人のプレイヤー、あるいはAIボットで戦え、オンラインだけでなくオフラインのソロ・少人数プレイにも対応。指揮官モードで小隊へ命令を飛ばす戦術面もある。手触りとしては、クラシックな『バトルフィールド』の車輌戦、『バトルフロント2』的な大規模感、『TIEファイター』ばりの宇宙戦をひとつの器に詰め込んだような一本にゃ。
1.0で加わったもの
長い早期アクセスの締めくくりとして、正式版では次の要素が入った。
- 幅広いトピックを網羅する本格チュートリアル。ダメージを受けない練習アリーナ付きで、複雑な仕組みを安心して試せる
- 新規ミッション2種
- 早期アクセス期間中に購入していたプレイヤーへの、特別なゲーム内コスメ


とっつきにくさが弱点になりがちな複雑系タイトルで、腰を据えたチュートリアルと練習場が最後に用意されたのは、新規プレイヤーにとって地味に大きい。
価格と評価
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通常価格 | ¥1,780 |
| 発売記念(10%オフ・7/21まで) | ¥1,602 |
| 対応 | Windows PC(Steam) |
| プレイ人数 | 最大64人(ボット可・オフライン対応) |
| ユーザー評価 | 非常に好評(約2,500件・82%) |
Steamのユーザー評価は「非常に好評」、直近レビューにいたっては90%が好意的(公式Steamストアページより)。作り手自身が「古き良き情熱の産物だから多少のジャンクさは残る、でもクールな中身はてんこ盛りだ」と正直に打ち明けているのが、なんだか憎めないにゃ。

似た匂いのする一本
以前取り上げた、死ねば全ロストのSF脱出ローグライク『Quasimorph』も、長い早期アクセスを抜けて1.0へ届いたタイトルだった。ジャンルこそ違えど、少人数のこだわりが凝縮した硬派なSFという点で、どこか通じる空気がある。


派手なAAAではないけれど、「宇宙戦×歩兵×母艦」を切れ目なく遊ばせてくれるゲームは、今も数えるほどしかない。11年かけてようやく“完成形”へ届いたこの変態的な戦場、セール価格が残っているうちに一度覗いてみる価値は十分あるにゃ。
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