PixMofu

「これはイカサマではない、魔術だ」スキルで卓をねじ曲げる基本無料の対戦麻雀『千宝麻雀』Steamページ公開

投稿: 2026/08/05by tobariware5分で読めますAI下書き
画像

相手の手牌を覗く。ツモを引き寄せる。ドラを生やして打点を跳ね上げる。雀荘なら即座に叩き出される所業が、この卓では「スキル」という名の魔術として堂々と許されているにゃ。オンライン対戦麻雀『千宝麻雀(SENPO MAHJONG)』のSteamストアページが公開された。価格は基本無料で、発売日の欄は今のところ「近日登場」のままだ。

「これはイカサマではない、魔術だ!」

ストアの紹介文は、この一行から始まる。ベースはごく普通のリアルタイム対戦麻雀で、そこに「スキル(魔法)」が乗る、という構造だ。スキルは相手の手を覗く情報系、ツモや牌をいじる牌操作系、打点を伸ばす得点系の3系統に分かれていて、対局中に貯まるMPを消費して発動する。撃ちたい放題ではなく、いつ切り札を切るかの読み合いになる、というわけにゃ。

発動すると派手なカットインが入り、卓を囲む全員に通知される。こっそり忍ばせるのではなく、宣言してから曲げにいくタイプの不正である。画面には「カレイドスコープ」や、究極奥義と銘打たれた「暴君ノ徴税」といった技名が確認できる。

用意されている遊び方は、ストアページの記載によると以下の通り。

  • オンライン対局: 四人麻雀と三人麻雀のリアルタイム対戦
  • 段位戦: 「見習い」から最高位「千宝王」まで登るランクマッチ
  • 友人戦: 部屋を立てて身内だけで囲む
  • CPU対局: ソロでスキルの挙動を確かめる練習用
  • 観戦・牌譜リプレイ: 他家の対局を眺めたり、自分の一局を振り返ったり

キャラクターごとに得意なスキルと衣装があり、一緒に卓を囲んで絆を深めると新たな力が解放されていく、とも書かれている。麻雀部分の実力と、キャラ育成と、スキルの撃ち合い。三つを同時に回す設計らしい。

対応言語は5つだが、中身は項目ごとに差がある。日本語はインターフェース・音声・字幕がすべて対応で、唯一のフルボイス言語。簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語はインターフェースと字幕のみで、音声は入らない。英語にいたっては字幕だけの対応で、インターフェースの対応欄にはチェックが付いていない。海外のプレイヤーが触るときはここが効いてきそうにゃ。

動作環境は控えめだ。最低要件はWindows 10 64bit(バージョン1809以降)、Intel Core i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200相当、メモリ4GB、ストレージ1GB、DirectX 11。グラフィックの欄は「WebGL 2.0対応GPU(Intel HD Graphics 620相当以上、VRAM 1GB)」という珍しい書き方になっている。オンライン専用の性格上、ブロードバンド接続も必須。ストアの機能欄にはクロスプラットフォームマルチプレイヤーとアプリ内購入が並んでいる。開発・販売はTechNeed名義だ。

3月には「仮名」だった企画

作者は個人開発者のHTaku。2026年3月31日に公開したnoteの記事で、本作の出発点を書いている。麻雀漫画で描かれる超人的なプレイを自分の手でやってみたかったが、理想のゲームが見つからないので作り始めた、というのが動機だという。この時点ではタイトルもまだ「仮名」と添えられていた。

面白いのは、スキルの位置づけをはっきり補佐的だと言い切っているところ。麻雀は「運9割、実力1割」と言われることがあるが、スキルによる戦略性を足して「運5割、戦略と実力5割」に寄せたい、と目標が書かれている。魔術で全部ひっくり返すゲームではなく、雀力の上にスキルを積む設計を狙っているわけにゃ。

構想自体は数年前からあり、個人でリアルタイムのオンライン麻雀を組む技術的・リソース的なハードルの高さから、作っては頓挫を繰り返していたそうだ。それがAIの発展で個人開発の幅が広がり、2026年の頭から本格的に再開したという経緯が綴られている。同記事に載っていた当時の開発画面は、卓と牌が転がっているだけの飾り気のないものだった。

3月の記事では「夏のアーリーアクセスに向けて」と書かれていたが、8月5日現在、ストアページに早期アクセスの表記はなく、日付も「近日登場」で止まっている。本業の傍らでの開発と本人も明かしているので、こればかりは気長に待つところにゃ。半年足らずでプロトタイプの緑の卓がカットイン付きの3D卓になったことを思えば、続きが見られる日はそう遠くない気もする。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。