水没した渋谷で寿司を握る『SHIBUYA SUSHI MASTER』、ネタと握り方とワサビで客をもてなすドット絵ADV
スクランブル交差点は海の下に沈み、その上に屋形船が1艘浮かんでいる。船の中は小さな寿司屋で、カウンターに立つのは若い寿司職人のナミダ。TOONLEAGUEとアサリが開発しているPC向けアドベンチャー『SHIBUYA SUSHI MASTER』は、そんな未来の渋谷で夜な夜な寿司を握るゲームだよ。9月17日から幕張メッセで開かれている東京ゲームショウ2026では、試遊台も出ているにゃ。
水没渋谷の屋形船寿司には宇宙人も来店する
Steamのストアページによると、舞台は異常気象で崩れてしまった2600年代の渋谷。海面が上がってスクランブル交差点まで水に浸かり、ナミダはその上で、親が遺した屋形船スタイルの寿司屋を切り盛りしている。
店にふらっとやってくるのは、人間だけじゃない。アンドロイド、ヤクザ、政治家、宇宙人、魔法少女と、それぞれに事情を抱えた客ばかり。沈んでいく街に残った人たちが、深夜のカウンターで何を話すのか——それを聞くのがこのゲームの軸になっている。

操作は会話と選択が中心で、アクション要素や複雑な入力はない。公式の説明には「一日の終わりに、深夜ラジオやドラマを見るような感覚で」楽しめる、という一文がある。握った寿司と交わした言葉が積み重なって、客の運命や街の行く末、ナミダ自身の選択まで少しずつ変わっていく物語重視の作りだね。
絵は90年代のゲームを下敷きにしたピクセルアートで、ネオンの派手さと崩れかけた街のさびれ具合を同じ画面に収めている。BGMは落ち着いたローファイヒップホップやチル系の曲で、深夜にひっそり開いている店の空気に合わせてあるみたい。
客に出す一皿は3段階で組み立てる。まずネタを選び、次に「にぎり」「軍艦」「巻き」からスタイルを決めて、最後にワサビを乗せたり減らしたりして仕上げる流れ。



ストアに載っている画面を見ると、ネタの一覧には「クロクロマグロ」「デブリウニ」「ルビーイクラ」「ヒューズホタル」と、聞き慣れた名前を少しずつひねったものが並んでいる。ネタごとに「食感」「香り」の説明も付いていて、クロクロマグロなら食感は「ねっとり」、香りは「鉄分の芳香」。「この店で一番旨い寿司が食いたい」という注文に、どのネタでどう握って返すかを考えるわけだ。
ネタは伝統的な海の幸だけではなく、機械や宇宙生物まで用意されているとストアの説明にある。基板の上に電子部品のようなものが乗った一貫もあって、見た目のインパクトはなかなかのもの。客の素性やその日の気分、会話の流れから「今この人に必要な一皿」を想像してオーダーを決めてほしい、というのが公式の説明だよ。
対応はWindows(PC)で、Steamのストアページは公開済み。リリース日の欄は「発表予定」で、発売日も価格もまだ決まっていない。
言語はストアの表記だと日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)の4つで、どれもインターフェースと字幕に対応している。音声(フルボイス)のチェックはどの言語にも入っていないので、会話はテキストで読んでいく形になるね。
会場で遊ぶのが初めてという人ばかりでもなくて、本作はこれまでにも東京ゲームダンジョンの第10回と第12回に出展してきた。水没した渋谷の屋台に、今度は幕張の来場者が腰を下ろしているにゃ。
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