見知らぬ相手からのSteamフレンド申請、承認して大丈夫? 手口と公式の守り方
Steamを開いたら、話したこともない相手からフレンド申請が1件。プロフィールは非公開、ゲームは0本、コメント欄は空っぽ——「これ、承認していいの?」と手が止まった経験、きっと誰にでもあるにゃ。結論から言えば、心当たりのない申請は基本スルーで問題ない。ただ「なぜ届くのか」「承認した先で何をされるのか」を知っておくと、判断がぐっと楽になる。
Steamは初期設定だと、誰でも自由にフレンド申請を送れる。だから見知らぬアカウントからの申請そのものは珍しくないし、それ単体で危険というわけでもない。問題は、申請を糸口にした「その後」のほうだ。
近ごろ目立つのは、承認させたうえでチャットに誘い込み、「CS2の大会メンバーが足りない」「作ったスキンを評価してほしい」「ギフトカードが当たった」といった口実でリンクを送りつける流れ。リンク先はSteamそっくりのログイン画面で、そこにIDとパスワードを打ち込ませて丸ごと盗む——いわゆるフィッシングにゃ。アカウントを乗っ取られれば、インベントリの中身もウォレット残高も抜かれてしまう。
つまり本当に危ないのは「申請を承認したこと」そのものより、そのあと差し出されるリンクを踏んで、偽サイトに情報を入力してしまう瞬間。裏を返せば、ここさえ踏み外さなければ被害はほぼ防げる。
正規ログインはsteampowered.comとsteamcommunity.comに限られる
Steam公式のアカウントセキュリティガイドは、この一点をはっきり線引きしている。Steamの正規ログインは必ず `steampowered.com` か `steamcommunity.com` のドメイン上で行われる、と。他人から送られてきたリンクの先で少しでも「ログイン情報を入力しろ」と求められたら、それはまず偽物と疑っていい。
さらに公式は、Steamサポートがフレンド機能を使って個別に連絡することはない、こちらから問い合わせていない限りCDキーやクレジットカード情報を尋ねることもない、と明言している(Steam サポート)。「Steamの運営です」「管理者です」とフレンドから話しかけてくる時点で、その相手は本物ではないにゃ。
守りの主役は、やっぱりSteamガード モバイル認証。スマホアプリが30秒ごとに使い捨てのコードを生成し、見慣れない端末からのログインには本人のワンタップ承認が要る。仮にパスワードを抜かれても、この一枚があるだけで乗っ取りはぐっと難しくなる。取引やマーケット出品にも確認が挟まり、万一の不正取引はSteam側で最大15日ほど保留される仕組みだ。まだ入れていないなら、フレンド申請の可否で悩むより先にこれを入れておくのが一番効く(Steam モバイル)。
いまのSteamには「フレンド申請そのものを来なくする」トグルは無い。だからこそ、日頃の設定とちょっとした一手間で身を守ることになる。
- プロフィールやフレンドリストを「非公開」または「フレンドのみ」にしておくと、素性を探ろうとする相手に手札を渡さずに済む。
- コメントを書ける相手を絞れば、いきなりURLを貼りつけてくる入り口をひとつ塞げる。
- 怪しい申請は承認せず、相手のプロフィールから「報告」して「ブロック」。報告は他のユーザーへの注意喚起にもなる。
そして最後のとりで。もし偽ログインにうっかり情報を入れてしまったら——パニックにならず、すぐ本物のSteamでパスワードを変更し、連携しているメールのパスワードも替え、設定から全端末のログインをサインアウトする。この順で動けば、相手が居座る前に締め出せる。焦って何もせず放置するのが、いちばんまずいにゃ。
見知らぬフレンド申請は、そのほとんどが「無視で終わり」の些細な出来事。ただ、たまに悪意が混じっているのも事実にゃ。承認ボタンを押すより先にモバイル認証を入れておく——それだけで、この手の話の9割は自分に関係なくなる。
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