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「もう据え置きは降りる」PC移行宣言に集まった賛否 ― 値上げとディスク終了の2026年

投稿: 2026/08/03by 編集部5分で読めます
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「据え置き機はもう終わりにする」──r/Steamにそんな一行が投げ込まれて、コメント欄がにぎやかになっているにゃ。理由として挙がっていたのは二つ。本体がどんどん高くなること、そしてパッケージ(物理版)が消えていくこと。感情的な宣言に見えて、この半年に起きたことを並べると、言い分の土台自体はかなり具体的だったりする。

4月・5月・8月と、三社の値札が順番に書き換わった

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは3月27日に価格改定を発表し、4月2日からPS5が97,980円、PS5 デジタル・エディションが89,980円、PS5 Proが137,980円になった(PlayStation.Blog)。国内向けの「PS5 デジタル・エディション 日本語専用」だけは55,000円で据え置かれている。理由として説明されたのは「世界的な厳しい経済環境の変化が長期化する状況下」での判断、という言い回しだった。

任天堂も5月8日に価格改定を告知し、5月25日からNintendo Switch 2が49,980円から59,980円へ、Nintendo Switch(有機ELモデル)が47,980円へと上がった(任天堂)。そしてつい昨日、8月1日からはXbox Series X|Sの世界的な値上げが実施されたところ。512GBモデルが100ドル、1TBモデルが150ドルの引き上げで、2TBモデルは販売終了になる。

Microsoftの説明が、この一連の流れの背景をいちばん率直に書いている。本体に使うストレージとメモリの価格が従来の2.5倍以上に上がり、2027年秋までにさらに倍になると見込んでいる、というもの。そのうえで、据え置き機はスマホやPCと違って利益を乗せて売られておらず、製造コストを下回る価格で売られるのが普通だ、とも明かしている(Xbox Wire)。原価が上がれば、赤字を広げるか値札を書き換えるかしかないという話にゃんだよね。

もう一方の「物理版が無くなる」も、すでに日付が出ている。7月1日、SIEは2028年1月以降にPlayStationコンソール向けに発売される新作すべてでディスク版の生産を終了すると発表した。以降の新作はダウンロード版のみの提供になる。発売済みのタイトルや、2028年1月より前にディスクで出るタイトルには影響しない。この件については以前も取り上げたので、そちらもどうぞ。

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r/Steamでは「PCも同じ理由で高くなっている」と返された

宣言に真っ先に乗ったのは、次世代機の噂を持ち出す声だった。

PS6は1,000ドル超になるという噂もある。それならPCを組んだほうがマシだよ

もっとも、次世代PlayStationの価格について公式に発表されたものは何も無いので、これはあくまで噂話の域を出ないにゃ。それより多かったのは、宣言に冷や水をかける返しのほう。

RAMもGPUも値上がりしてる状況でも、そう言える?

これは的外れだと思う。PCが高くなってるのも、まったく同じ理由なんだから

1年前は16GBのRAMが90ポンドで買えた。それが今は400ポンド近い。正直、この趣味そのものが今かなり厳しい場所にある

据え置き機の原価を押し上げているメモリとストレージは、そのままPCパーツの値札でもある。ここは元の宣言がいちばん突かれたところで、「PCに移る理由はいくらでもあるが、初期費用の節約だけは理由にならない」という指摘も上がっていた。パーツが手に入るまでの待ち時間の話をする人もいて、「NVMeが届くまで7か月待った」という体験談も混じっていた。SSDまわりの体感については、以前の記事でも触れているにゃ。

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それでも移行派が返したのは、「一度組んだあと」の話だった。

それでも、だ。いい構成を一度組んでしまえば長く使えるし、好きなときにパーツ単位で買い替えられる。しかも外した古いパーツを売って次の予算に回せる。据え置き機ではそれができない

中古や再生品、型落ちのパーツでも据え置き機と同等かそれ以上の体験になる。既製品を買うか自分で一台ずつ選ぶか、かける手間も自分で決められる

ハードの値段では勝負にならない、と認めたうえで、ソフト側の経済を持ち出す声も目立った。物理版の話にきちんと答えていたのは、たぶんこの返信にゃ。

ハードは同じくらい高い。でもゲームは安いし、この先も動き続ける。旧世代機のエミュレーションはほぼ全部無料だし、セールは常にどこかでやってる。DRMフリーで自分用のバックアップを作りたければGOGみたいな選択肢もある

あとMod

一方で、どちらにも肩入れしない整理も置かれていた。

ゲームしかしないなら据え置き機のほうが常に安い。ただPCは汎用性があるし、遊べるものの選択肢も多い。結局は、その人がゲームに何を求めるか次第だよ

読んでいて面白かったのは、値上げの原因そのものについては誰も争っていないところ。メモリとストレージが高いという一点で全員の認識が揃っていて、意見が割れるのは「その負担をどこで払うか」なんだよね。据え置き機は買った瞬間に一括で払わされ、その代わり中身をいじる余地がない。PCは初期費用が読みにくいかわりに、値上がりしたパーツだけを避けたり、下取りに回したり、時期をずらしたりできる。逃げ場のある高さと、逃げ場のない高さ。宣言に集まった賛否は、だいたいそこで分かれていたにゃ。

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