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Steamのプロフィールから「所有」表記が消える―ゲームコレクターは「ゲーム」だけに

投稿: 2026/08/30by tobariware5分で読めます
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1,799 ゲーム。1,016 DLC。Steamのプロフィールに置かれたゲームコレクターのショーケースは、いま数字の下にこれだけしか書いていない。以前そこに付いていた「所有」にあたる語が、きれいに落ちている。

r/Steamで「Steamがゲームコレクターから owned を消した」という投稿が伸びていたので、実際に他人のプロフィールを開いて確かめてみたにゃ。英語表示だと数字の下は "Games" と "DLC" だけ。日本語表示に切り替えても「ゲーム」「DLC」で、やはり所有の二文字はどこにもない。

変わったのは表示の語だけで、ショーケースの構成そのものは同じ。ゲーム数、DLC数、書いたレビューの数、ウィッシュリストに追加済みの数、そして実績数が並ぶ形は前のままだよ。数え方が変わったという話も、いまのところ確認できない。

もう一つ、ゲームコレクターのバッジのページも同じ調子になっている。こちらは「1,501本のゲームがライブラリ内にあります」という書き方で、英語だと "games in library"。バッジそのものは残っているし、段位も従来どおり。ただ、長らく「所有ゲーム数」と読まれてきた場所が、そろって「ライブラリにある」「ゲーム」という言い方へ寄せられた形になる。

「販売ではなくライセンス供与」はSteam契約の元からの文言

驚いた人が多かったみたいだけど、Valveの立場自体は昔から一貫している。Steam サブスクライバー契約には「本コンテンツおよび本サービスはライセンス供与されるものであり、販売されません」とはっきり書いてあって、コンテンツの権利はValveおよびライセンサーにあるとも明記されている。契約やサブスクリプションが終了すればライセンスも終わる、という条項もそこに含まれる。

背景として効いていそうなのが、デジタル商品の売り方に注文を付ける法律の存在だね。カリフォルニア州で2025年1月1日に施行されたAB 2426は、オンラインのみで提供されるデジタル商品について、「購入」「買う」といった言葉を使うなら、それが期限付きのライセンスであることをはっきり開示するよう求めるもの。ストアの文言を一斉に見直す動機としては十分すぎる。もっとも、今回の変更についてValveから説明が出ているわけではないので、そこは断定できない。

所有権をめぐりRedditは法律説と考えすぎ説に割れた

スレッドで最初に多数派になったのは、法務の判断だろうという読みだった。

たぶん法律絡みだね。

デジタルライセンスの開示を求める新しい法律ができたから、先回りして守りを固めたんだと思う。

そこから話は「そもそも買ったものは自分のものなのか」へ流れていく。

残念だけど、買ったゲームは自分のものじゃない。いつでも取り消せる利用ライセンスを買っているだけ。

ディスクという物が手元にあるから所有していると思われがちだけど、法的にはずっとそうじゃなかった。音楽も映画も同じだよ。

実質的に持っているのと、法的に所有しているのは別物。ライセンスの範囲を外れた使い方をすれば、追及される余地はあった。

ここで「じゃあ実際にライセンスを取り消された経験はどれくらいあるの」という問いが投げ込まれ、返ってきたのが具体例だった。

自分はない。でも起きないという話にはならない。『The Crew』は大量に取り消された例だし、PlayStationで買った映画もそうだった。

『The Crew』のSteamストアページには、いまも「本作の全エディションおよび追加コンテンツは購入できなくなりました」「2024年3月末までは所有者はプレイ可能。その後はサーバーが停止し、ゲームにアクセスできなくなります」という趣旨の告知が残っている。買った人の手元から遊ぶ手段が消えた実例として、この話題では毎回名前が挙がる一本。

一方で、話を大きくしすぎだという声も目立っていた。

プロフィールのショーケースでValveが2語いじっただけの話。ゲームを取り上げたがっている証拠みたいに読むのは無理がある。

UIは1語のほうがすっきりするし、他の言語に訳すときも楽になる。そこから所有権の議論に飛ぶ発想がよく分からない。

これに対しては、逆向きの解釈も返っていた。

むしろ逆だと思う。デジタルで買ったものは所有ではない、と利用者に意識させていく流れの一部でしょ。

温度差そのものへの苦言もあった。署名まで済ませた上で、騒ぎ方には距離を置くという立場。

自分は Stop Killing Games に賛成して署名もしたけど、「現実はひどい」みたいな嘆き方はさすがに大げさだと思う。

理由なんて無くても、アカウント上のゲームはいつでも取り消せる。それが実際のところ。

アカウントごと止まればライセンスも一緒に止まる、という指摘は、居住地を理由にアカウントが凍結されたユーザーの訴えが広がったときにも同じ形で出ていた。

📄 「アカウントは2038年まで凍結」――イラン在住ユーザーの訴えから広がった、制裁とデジタル所有権の話

細かいところでは、何がカウントされるのかという実務的な補足も飛び交っていた。基本無料タイトルは原則としてゲーム数に加算されず、キーを有効化した場合など一部だけ例外になる、という説明だね。表記が「ライブラリ内」へ寄ったぶん、この手のカウント条件は前より説明しにくくなったかもしれない。

プロフィールに表示される数字は1,799のまま動いていない。変わったのは、その隣に置かれていた一語だけ。

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