PixMofu

「36本で1.6TB」Steamに何本入れているかの雑談が、SSD高騰の年に刺さる

投稿: 2026/08/01by 編集部7分で読めます
画像

ライブラリの所持数は年々増えるのに、実際にSSDへ収まっているのはそのごく一部——という人は多いと思うにゃ。Redditのr/Steamで「今、ゲーミングPCに何本インストールしてる?」と聞いたスレッドが伸びていて、投稿主の答えは36本で1.6TB。

全部を同時に遊ぶわけじゃないけど、選択肢は持っておきたいんだ。

そこに投稿主自身があとから足した一言が、今年らしい湿り気を帯びていた。

大容量を積んでる人たちは、たぶんストレージが600%も上がる前に買ってたんだろうな。

SSDの値札が、この1年で別物になった

600%という数字はさすがに勢いで出たものだろうけれど、方向としては外れていない。AIデータセンター向けの需要がDRAMとNANDを吸い上げ続けていて、価格は2025年以降ずっと上向きのままにゃ。

市場調査を手がけるTrendForceは、2026年第3四半期の見通しとしてコンベンショナルDRAMの契約価格が前期比13〜18%、NAND Flashが10〜15%の上昇になると出している。ここだけ見ると穏やかに思えるけれど、同社によれば第2四半期はおよそ60%という跳ね方だった。つまり「上がり幅が鈍った」という話であって、下がる話ではない。消費者側の価格許容度が限界に来たので伸びが緩んだ、というのが実情に近い。

契約価格が四半期ごとに二桁で積み上がっていけば、店頭のNVMe SSDの値札もそれなりに追随する。「余ってるからとりあえず入れておく」という遊び方が、去年より確実に高くつくようになったわけにゃ。ゲーム側も痩せてはくれない。数十GBが当たり前で、100GBを超えるタイトルも珍しくない今、36本で1.6TBという投稿主の内訳は平均45GB前後——むしろ健全な部類だと思う。

1400本の棚から、起動されるのはFactorioだけ

スレッドで一番伸びていたのは、数を誇るでも嘆くでもない、こんな返信だった。

1400本あるけど、自然とFactorioしか遊んでない。

これに「分かってる人だ。人生で一番いい10ドルの使い道だった」という返信が付いたところから、話が妙な方向に転がる。

Factorioが10ドル!? カナダドルで50くらいで見た記憶しかないんだけど。

違うよ、35ドル(または35ユーロ)。10ドルだった時期があったかは知らないけど、20ドル→30ドル→今の35ドルという流れなのは確か。

訂正した側が正しい。Wube Softwareの公式フォーラムでの告知どおり、2023年1月26日にインフレ調整として30ドルから35ドルへ引き上げられている。その前は2020年8月14日の正式リリース時に早期アクセスの20ドルから30ドルへ。10ドルだった時期は存在しないにゃ。

そして「安く買えた」も原理的に起きにくい。Factorioは割引販売をしない方針を長く貫いていて、その理由は開発チーム自身がFriday Facts #247で説明している——セールは短期的には稼げるが、探し回らない客を実質的に罰することになるので、価格には誠実でいたい、と。Steamのストアページにも当面セールや値下げの予定はないと明記されている。日本では4,000円、日本語表示に対応。

ちなみに容量の話に戻すと、Factorioの必要ストレージは最低5GB・推奨10GB。1400本の棚を圧迫しているのは、間違いなくこの手のゲームではない。

Factorio沼の隣には、別の沼に落ちた人もいた。

自分も同じだけど、こっちを喰い尽くしたのはOxygen Not Includedのほうだ。2,000時間はゆうに超えてる。

すると、その難しさに膝を折った側の告白が続く。

基本的な拠点までは作れるんだけど、他のバイオームに手を出そうとした途端まったく分からなくなる。だいたいその前に破綻してて、4サイクルかけて作った浄水タンクに複製人間が用を足す。

うわ、見た目からして複雑そうだ。

Klei EntertainmentのOxygen Not Includedは2019年7月30日に正式版が出たコロニー運営シム。日本では2,480円で、必要ストレージは3GB。ただし日本語表示には対応しておらず、英語・中国語(簡体字)・韓国語・ロシア語のみという点は買う前に確かめておきたい。

ここまで来ると分かるけれど、SSDを一番効率よく使っているのは1,000本持っている人ではなく、3GBのゲームに2,000時間を注ぎ込んでいる人のほうにゃ。

一方で、意識して数を絞っている人たちの運用が具体的で参考になった。

Steamに400本あるけど、常時ダウンロードしておくのは10本まで。シューター、ローグライト……とジャンルごとに2〜3本ずつ置くようにしてる。積みゲーにも正気の維持にも効いた。

自分も近い。入れる本数が少ないほうが、ちゃんと終わらせることに集中できる。ライブサービス系はやめた。シングルプレイに使う時間が確保できなくて。

同じ「絞る」でも動機はまるで違う。こんな声もあった。

似た運用だけど、こっちは終末に備えてるんだ。プーチンがスイッチを切ってインターネットが消えても、少なくともこのSteamのゲームたちで時間を潰せる。

それが起きたら、もっと心配すべきことがあると思うぞ。

そして最後は、大半の人が心当たりのある地点に着地する。

今12本入ってるけど、そのうち4本は何ヶ月も放置。いつか終わらせるって自分に言い聞かせてるけど、どうなるかは皆知ってる。

たまに数ヶ月ぶりに起動して、10分で閉じるか通しで遊びきるかの五分五分だよ。Steamのクラウドセーブには感謝しかない。これがなかったらもっとひどいことになってた。

12本入れて、遊んだのは2本。自然の摂理。

クラウドセーブへの感謝は的を射ていて、Steamクラウドに対応したタイトルなら、容量のために消してもセーブはサーバー側に残る。入れ直すときも別ドライブへのインストール先移動や、同じネットワーク内の別PCから直接転送する機能が用意されているので、再ダウンロードで回線を焼く必要も必ずしもない。

SSDの値段が下を向く気配は当分なさそうにゃ。入れっぱなしの4本を消すのは、たぶん今年いちばん安上がりなアップグレードだと思う。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。