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「片付けゲーム」がSteamに乱立中 困惑する声と、コピー作が湧く理由を巡るRedditの議論

投稿: 2026/08/09by tobariware7分で読めますAI下書き
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散らかったポーションを棚へ。床に散った名画のピースを拾い集めて。ぐちゃぐちゃになった店の商品を種類ごとに並べ直して――ここ最近のSteamの「新着」や「近日登場」を眺めていると、こういう“片付けるだけ”のゲームがやたら目につくにゃ。1本や2本じゃない。似た手ざわりのものが、次から次へと並んでいる。

そんな状況に「さすがに多すぎない?」と首をかしげる投稿がRedditのr/Steamで伸びていた。ある人はこう書き出している。

ニッチなジャンルが、この「片付け(Tidy up)」ほど一気に広がったのは見たことがない。同じことを思ってる人、いない? 『Arcane Library』は大好きだったんだけど、今や(あるいはもうすぐ出るやつも含めて)『Cellar Keeper』『Cleaning Up The Puzzle Gallery』『Supermarket Chaos』『TV Archive』『Tidy Up Together』『Shelve the Potions』『Tidy Up: Spaceship』『Toy Shop: Tidy Up』……いくつでも名前を挙げられる。一体どうなってるんだ?

まずは、この“片付けゲーム”が実際どんなものなのか、そこから見ていくにゃ。

棚に戻すだけのゲームが、Steamに一斉に並びはじめた

数字を並べると、この手のゲームの「盛り具合」がよく分かる。6月29日に配信された『Supermarket Chaos』は、フルーツ・お茶・冷凍食品・ワイン・ラーメンなど16セクションにまたがる4,668個の商品を、名前と棚の位置と値札を頼りにひたすら仕分けていくゲーム。時間制限もゲームオーバーもなく、自分のペースで整えられる。直近30日のレビューは94%が高評価とかなり好調で、日本語もインターフェース・音声ともに対応している。

同じ“棚戻し”でも、味付けは作品ごとにけっこう違う。8月24日配信予定の『Shelve the Potions!』は、魔女の猫たちが倒していった2,000本超のポーションを、地下室に散らばった手がかりを読み解きながら正しい棚順に戻していく、パズル寄りの一本。奇妙な記号を覚え、謎めいたメモを解読して、棚ごとに違う配置ルールを突き止めていく――「片付け」に謎解きを足した設計になっている。

スレッドのコメントで「週末に買った」と名前が挙がっていた“名画のやつ”は、8月5日に配信された『Cleaning Up The Puzzle Gallery』。モネやゴッホ、北斎らの名画をモチーフにした87枚のジグソーパズル、合計2,000枚以上のピースがギャラリー中の床に散らばっていて、それを黙々と組み直していく。全部そろえたあとは自分の写真を取り込んでオリジナルパズルにもできる。ただしこちらは英語のみで、日本語には対応していない点だけ先に言っておくにゃ(価格は導入割引で589円、割引は8月12日まで)。

こうして並べると、値段はどれもワンコイン前後、遊び終わるまで数時間。「散らかったものを、決まった場所に戻す」というたった一つの快感を、テーマだけ変えて量産している――そういうジャンルだ。

実は少し前にも、この“棚に戻すだけ”の作品が8月のSteamにいくつも並んでいる件は取り上げていて、本数を数えながら整理している。

📄 棚に戻すだけのゲームが8月に何本も並ぶ Steamで「また同じやつだ」と話題

「みんな“slop”を求めてる」――Redditの応酬

で、冒頭の「どうなってるんだ?」に対して、スレッドではいくつもの角度から答えが返っていた。おもしろいのは、みんなが同じ結論に落ち着かず、賛否や温度差のある声がぶつかっていたところにゃ。

まず多かったのが「これは昔からの話で、別に珍しくない」という反応。

ショップシミュレーターがアホみたいに増えたのも、人狼系が一本ヒットした途端に湧いたのも見なかった? 80〜90年代だって、みんな他社のヒットを再現しようとしてた。ジャンルが流行れば、みんなパイの一切れを欲しがる。ごく普通のことさ。

ローラーコースター・タイクーンやズー・タイクーンが全盛だった頃、山ほど“タイクーンもどき”が湧いたのを覚えてる人?

よく売れるものには必ず模倣が湧く。新しい現象じゃない。ただ、大規模言語モデルを使った“vibe coding”で開発が桁違いに速くなって、この流れが一気に加速したんだ。

「パイの奪い合い」という見方に、もう少し前向きな注釈をつける人もいた。

単にパイが欲しいだけじゃない、と思いたい。むしろ「このジャンル面白いな、もっと良くできる」って動機もあるはず。自分の好きなゲームの“もっと良い版”を作りたいと思ったこと、誰しもあるだろ?

一方で、身も蓋もなく切り捨てる声も。

結局みんな“slop(粗製乱造)”を求めてるのさ。

では、なぜ人はこの単調な作業に手を伸ばすのか。ここで説得力があったのが、掃除シム『パワーウォッシュ シミュレーター』を引き合いに出した一言だった。

『パワーウォッシュ シミュレーター』と同じだよ。達成感が気持ちいい。古いものを掃除して、直して、リノベするあのASMR動画みたいなもの。しかも巨大MMOや重厚なRPGより、ずっと作るのが簡単なんだ。

作り手にとって参入しやすく、遊び手にとっては手軽に満足感が得られる。需要と供給の両方がそろっているから増える、というわけにゃ。もっとも、全員がこの快感を分かっているわけでもなく、

このジャンルずっと見かけるけど、正直ピンとこない……ただ物を片付けるだけ? 現実の家事だけで手一杯なんだが。

という素朴な疑問も。それに答えるように、実際に遊んでいる側からの擁護が続いた。

でも5ポンド以下で、6時間あれば100%クリアできて、終わったときの気持ちよさが本物なんだ。忙しい一日のあと、頭を静めてくれる。ストレス発散に最高だよ。

週末に例の名画パズルのやつを買った。すごく楽しんでる。要は複数のジグソーを同時進行でやる感じで、ピースが床中に散らばってるんだ。有名絵画を全部そろえたら、自分の写真をアップロードして飾れる。

そして「これはただの“今の流行”で、いずれ過ぎ去る」という達観した声も少なくなかった。

ニッチが流行るたびに起きること。Vampire SurvivorsやBalatroのクローンが、リリース以降どれだけ出たか数え切れないよ。

かつての「バトロワ全部乗せ」も、「穴を掘るだけ」や『Only Up!』のフォロワーも、同じ道をたどってきた。今はそれが“片付け”の番、というだけの話なのかもしれないにゃ。困惑するのも、達成感にハマるのも、どちらも間違っていない。次にどのニッチが同じ波に飲まれるのか――そっちを気長に待つくらいがちょうどいいのかもしれない。

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