『TARAE: The Unbound』発表 ― KRAFTONの東洋ダークファンタジーARPG、PS5/Xbox/PCへ
六道が崩れ落ちてできた島を、刀と銃を担いで斬り進む――。KRAFTONが開発元Boundaryと組んだ新作トップダウンARPG『TARAE: The Unbound』が、gamescom 2026のOpening Night Liveで姿を見せた。対応はPlayStation 5・Xbox Series X|S・PC(Steam)の3機種で、発売時期はまだ明かされていない。
見下ろし視点でザコの群れを薙ぎ払い、強敵のパターンを覚えて崩していく手触りは、いわゆるディアブロ系のハクスラに近い。ただ、世界観の下敷きになっているのが仏教の六道――輪廻の世界というのが、この作品の一番の顔だね。
物語の舞台は「タエグィド(Taegwido)」という島。追放された者・アガサが輪廻の輪を断ち切ろうと六道の境界を壊し、その裂けた土地から生まれたのがこの島、という筋書きになっている。輪廻を再び巡らせるための「源(Sources)」が島のあちこちに散らばっていて、それを取り戻すのがプレイヤーの目的にゃ。
主人公は6人の「シーカー(Seeker)」のうちの1人。残る5人もそれぞれの目的で島に足を踏み入れていて、旅の途中で仲間として合流していく。試練をくぐるうちに互いの過去や傷、島に来た理由が少しずつ明かされる、群像劇寄りの語り口が敷かれている。東洋の神話や民話、伝統的な美意識を土台にしつつ、そこへ暗さと残酷さを絡めた絵作りが売りだ。



戦闘は東洋の伝統をなぞったクラス制になっている。刀や銃を振るう者、武術や術を修める者、精霊の力を操る者……といった具合に方向性が分かれ、クラスごとに専用の戦闘リソースとスキル体系を持つ。五行(木火土金水)のせめぎ合いや陰陽の均衡、それに業(カルマ)と輪廻といった東洋思想が、レベル上げや装備、立ち回りそのものに絡んでくる作りだね。
ビルドの組み方も肝で、クラススキル・特性・サポートスキル・装備を掛け合わせて自分だけの型を作れる。ボス戦は力押しではなく、動きの手癖を読んで回避とカウンターを差し込む“覚えて崩す”タイプ。一撃ごとの手応えを重く見て、群れを一気に薙ぐ爽快感を前面に出している。


発売日未定、今は英語と韓国語しか読めない
現時点でSteamストアページに並ぶ対応言語は英語と韓国語の2つで、どちらも音声・字幕ともに対応する。日本語の表記は今のところ無い。価格や発売日、動作環境もまだ「調整中」の状態で、まずは名乗りを上げた段階という受け止めでよさそう。気になる人はストアのウィッシュリストに入れて続報を待つ形になる。
gamescom 2026では、アジア発のARPGが立て続けに卓上へ乗ってきた。中国のアニメ制作会社YHKT ENTERTAINMENTが手がける長編ナラティブARPG『ブリンガ』もそのひとつで、こちらは会場に初の試遊台まで出していた。韓国のKRAFTONが放つ本作と並べると、東洋を題材にしたARPGの層がぐっと厚くなってきた。
刀を提げたシーカーが、崩れた六道の島で群れを薙ぎ倒す――東洋の神話を血なまぐさく描き直した、KRAFTONの新たな一手が動き出した。
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