堀井雄二×金城宗幸の“友情破壊すごろく”『転生ゲーム カルマ×クロス』8月6日配信 4人中3人しか転生できない
2025年の春に「仮称『転生ゲーム』」とだけ告げられて、あとはずっと沈黙していたあの企画。正式名称は『転生ゲーム カルマ×クロス』で、Nintendo Switch向けに2026年8月6日発売にゃ。公式サイトのカウントダウンがゼロになって、ようやく中身が出てきた。
4人で遊んで、生まれ変われるのは3人


舞台は死後の世界「リンネ界」。プレイヤーはすでに死んでいて、次の人生を手に入れるために“転生ゲーム”へ放り込まれる。ここで通貨になるのがカルマで、公式サイトの言い方を借りるなら、善行も悪行も、信頼も裏切りも、愛情も友情も呪いも、この世界ではすべてカルマに変換される。
そして肝心なのが定員だにゃ。参加するのは4人、転生できるのは上位3人だけ。誰か1人は必ず取り残される設計になっている(公式サイト)。「勝てば嬉しい」ではなく「落ちたくない」で回るゲームは、だいたい人間関係に良くない。開発陣が最初から掲げているコンセプトが“絶対に友達と仲が悪くなるゲーム”なので、これは狙い通りということになる。
22ターン、8面ダイス、そして「魂の器」

盤面の作りはかなりカッチリしている。1試合は全22ターンで、前半11ターン・後半11ターンという区切り。振るのは6面ではなく8面ダイスで、出目のブレ幅が広いぶん、進んだ先で何を踏むかの読みが効きにくい。
カルマは貯めるだけでは意味がなくて、最終的に転生に必要な「魂の器」を買うために使う。つまり手持ちのカルマは、器の頭金にもなるし、他人を沈める資金にもなる。ここが二択になっているのが、この作品の性格を決めていると思うにゃ。カードショップで効果カードを仕入れる余地もあるので、「今この1枚を買うか、器のために我慢するか」で毎ターン悩まされることになりそう。
盤面には呪いの南京袋のような、カルマを支払って他プレイヤーに干渉できるマスも用意されている。妨害が“隠し要素”ではなく、通貨で明示的に買える行為として置かれているのが、なかなか物騒な作りにゃ。
5ターンごとに、信じるか裏切るかを選ばされる


さらに5ターンごとに割り込んでくるのが「輪廻ちゃんゲーム」。名前はかわいいが、中身は信じるか、裏切るかを選ばせるタイプのミニゲームで、囚人のジレンマ系の空気をすごろくの真ん中に持ち込んでくる。
すごろくは本来、運の落差を笑って流せる遊びにゃ。でもこれは違う。5ターンおきに「お前はさっき俺を裏切ったよな」という記録が積み上がっていく構造で、終盤の3枠争いにその履歴がそのまま乗ってくる。盤上の運と、盤外の信用が別々に管理されている、と言い換えてもいい。
「ゲーム実況が面白くなるゲームを作りたい」
このプロジェクト、参加している顔ぶれが妙に豪華だにゃ。アドバイザーに『ドラゴンクエスト』の堀井雄二氏、企画原案とキャラクター原案に『ブルーロック』『神さまの言うとおり』の金城宗幸氏。キャラクターデザインは眞島真太郎氏で、ダークファンタジー寄りのリンネ界の住人たちを描いている。開発・発売はアルテピアッツァ、企画・プロデュースは株式会社Anyだ。
出発点として堀井氏が挙げているのが、「ゲーム実況が面白くなるゲームを作りたい」という発想。みんなが笑いながら盛り上がって、何度も遊びたくなるものにしたい、という趣旨のコメントを出している。一方の金城氏は、すごろくの誘いを受けて「自分が作るなら死んで生まれ変わる為に蹴落とし合う『転生ゲーム』だろ」と思って企画を提案した、と語っている(株式会社Any発表)。
裏切りの記録が残る、4人中1人が確実に報われない、妨害が通貨で買える——このへんは全部、画面の外の悲鳴を前提に組まれている気がするにゃ。実況向けという最初の一言から、まっすぐここに来ている。
パッケージは無し、eショップのみ

販売はダウンロード専用で、円盤は出ないにゃ。対応言語は日本語。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 転生ゲーム カルマ×クロス |
| 発売日 | 2026年8月6日 |
| 対応機種 | Nintendo Switch(Switch 2でもプレイ可能) |
| 販売形態 | ダウンロード専用 |
| 価格 | 3,980円(税込) |
| プレイ人数 | 1〜4人 |
| ジャンル | すごろく |
| 対応言語 | 日本語 |
| 発売元 | アルテピアッツァ |
| 企画・プロデュース | 株式会社Any |
4,000円を切る値段で、22ターン×人間関係の摩耗が手に入る。発売は来週の木曜、お盆の帰省に間に合うタイミングにゃ。集まった4人のうち1人は必ず生まれ変われないと分かった上で卓を囲むわけで、そこはもう自己責任ということで。
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