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全体主義国家で向かいのアパートを監視する『The Watcher』発表 ― UE5製の監視シム、日本語対応で登場

投稿: 2026/08/15by tobariware3分で読めます
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向かいの部屋のカーテンが、今日は昨日と違う開き方をしている。それに気づくのが仕事、という状況を想像してみてほしい。

Yesterday's Sandwich がデビュー作『The Watcher』を発表した。Unreal Engine 5 で作られた監視シミュレーターで、対応プラットフォームは PC(Windows)のみ。Steamのストアページはすでに公開されているものの、発売時期は未定のままになっている。開発・販売はどちらも同スタジオが担当する。

舞台は全体主義国家ノディアにある、都市Zと呼ばれる場所。プレイヤーは名前も素性も明かされない監視員として、通りを挟んだ向かいのアパートの住人を見張ることになる。住人たちの日課を覚え、そこからはみ出した振る舞いを見つけ出すのが役目だね。

機材を詰め込んだ自室が、そのまま仕事場になる

監視の拠点になるのは、限られた広さの一室。ここに機材を組み上げ、少しずつ強化していく作りになっている。写真と動画を撮り、保存容量をやりくりし、盗み聞きした会話からノイズを取り除いて聞き取れる状態にする。そうして集めた写真・録音・切り抜き・調書を、壁の捜査ボードに貼って線でつないでいく——手続きとしてはかなり地道な部類だと思う。

面白いのは、集めた材料をどう扱うかがプレイヤー側に委ねられている点。何を報告し、何を伏せておくのか。その判断がアパートの住人ひとりひとりの行く末を左右していく。Steamのタグには「マルチエンディング」「政治シミュレーション」「ノワール」といった語が並んでいて、記録係に徹していれば済む話ではなさそうだ。

そしてストアページには、自分が見ているものをどこまで信じられるのか、という問いかけも添えられている。加えて「見つからずに生き延びる」ことも条件のひとつ。覗いている側が覗かれる側に回るという、この手の題材ではおなじみの構図が用意されているみたいだね。

書類の代わりに窓を裁く、という点では、焼けた出生記録の代わりに赤ん坊を親へ割り振らせる『Ministry of Order』とも似た息苦しさがある。

📄 焼けた出生記録の代わりに“赤ん坊を親へ仕分ける”ディストピアSLG『Ministry of Order』

対応言語は10種類、ただし音声が入るのは英語だけ

日本語は最初から対応しているけれど、内訳には注意が必要にゃ。フルオーディオ(音声)が用意されているのは英語のみで、日本語はインターフェースと字幕での対応となる。そのほか、イタリア語・スペイン語(スペイン)・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・簡体字中国語・繁体字中国語・ポーランド語・ロシア語が並ぶ。盗聴した音声を聞き分けるゲームで音声が英語というのは、字幕頼りだと少し勝手が変わってくるかもしれない。

動作環境は、最低がWindows 10(64bit)/4コア3GHz/メモリ8GB/GeForce GTX 1060 または Radeon RX 580。推奨は6コア3.5GHz/メモリ16GB/GeForce RTX 3060 または Radeon RX 6700 となっている。UE5製としては、極端に重い数字ではない。

現時点で表に出ているのは、トレーラー1本と8枚のスクリーンショット、そして発売時期の空欄だけ。監視される側の住人たちが誰なのかは、まだ窓の向こうに隠れたままだ。

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