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推理ADV『Trick × Trick』Steam配信開始 ─ 超能力を持つ高校生12人のデスゲーム、20%オフの1,200円

投稿: 2026/08/15by tobariware4分で読めます
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目を覚ますと知らない建物の中で、集められていたのは自分を含めて高校生が12人。突きつけられたルールは「黒幕を見つけ出せ」のひとつだけ。推理アドベンチャー『Trick × Trick』が、8月15日にSteamで配信を開始したにゃ。手がけたのは秋月夢さん個人で、価格は1,500円。リリース記念の20%オフが8月28日まで続いていて、いまは1,200円で買える(Steam ストアページ)。

黒幕を当てるか、殺すか、脱出条件はその二つしかない

この建物から出る方法は二択。投票で黒幕を暴くか、暗殺するか。しかも投票で人違いをすれば、指名されたその人物が処刑される。間違いのコストが「自分の減点」ではなく「他人の死」として返ってくる作りだね。

そして12人には、それぞれ異なる超能力が宿っている。ここが単なる犯人当てと違うところで、能力そのものが事件の成立条件やトリックに絡んでくる。タイトルの「Trick × Trick」も、ミステリとしての騙しと、超能力による細工という二種類のトリックを指しているとストアページでは説明されている。

物語が進むにつれて建物内では不可解な事件が起き続け、プレイヤーは現場を調べ、証拠を集めて犯人を絞り込んでいく。事件のあとに控えるのが議論パートで、これはリアルタイムに進行する。会話が流れていく中から嘘と矛盾を見つけ、そこへ手持ちの証拠を突きつける。じっくり考え込むタイプの推理ではなく、走っている会話に割り込んでいく形だ。

物語で追いかける謎は、黒幕は誰か、なぜ閉じ込められたのか、超能力とは何なのか、の三つ。閉じ込められた側の事情まで含めて畳みにいく構えらしい。なお暴力表現の注意書きがストアに掲げられていて、流血・刺傷・打撲・死体、そして自殺の描写が含まれると明記されている。題材が題材なので、そこは踏まえて手を出したいところ。

同じ推理ものだと、殺された公爵の周辺で起きる10の事件を解きほぐすドット絵ADV『The Duke is Dead』も体験版を出していて、こちらは中世ファンタジーが舞台。

📄 殺された公爵、10の連続事件を解きほぐせ ― ドット絵ミステリー『The Duke is Dead』体験版が登場、2026年Steam配信予定

キャストは2,829件の応募から、匿名の投票で決まった

このゲーム、声の付け方が変わっている。募集されたのは主要12人+マスコット1体の計13役。集まった一次選考の応募は2,829件で、開発者本人が「想定を大きく超えた」と書いている(秋月夢さんによる募集要項)。

面白いのは二次選考のやり方にゃ。2026年2月12日から25日までの13日間、1日1キャラずつ、3〜5名ぶんの音源を誰が誰だか伏せたまま公開し、フォームで一般投票にかける。演者の名前も実績も見えないまま、声とキャラクターの合致だけで決まる仕組みだね。一次を通過した人には「自分の音源が入っている」と匂わせる行為まで禁止されていた。投票期間の終了から1時間後に結果発表、公開されるのは勝った人の名前だけで、票数は伏せられている。

その結果として、本作は日本語のフルボイスで届いた。Steamの言語対応欄を見ると、インターフェース・音声・字幕のすべてが日本語で、日本語以外の対応は入っていない。海外の推理ファンには届きにくい代わりに、国内向けには全部そろっている形。

動作環境は64bit版のWindows 10、CPUはCore i3相当、メモリ4GB、DirectX 11対応のGPUに空き容量4GB。ノベルゲームらしく要求は軽めで、少し前のノートPCでも動く範囲に収まっている。

投票で人を選ぶゲームのキャストが、投票で選ばれた声で喋る。1,200円という値札の裏に、そこそこ念の入った仕掛けが並んでいる。

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