『ヴァイスシュヴァルツ オンライン』Steamページ公開 2027年春発売、TGS2026で初の試遊
アニメもゲームもVTuberも、ぜんぶ同じ50枚のデッキに放り込める。それが紙の『ヴァイスシュヴァルツ』の看板で、その遊び方がまるごとPCとSwitchへ移ることになる。ブシロードは9月15日、デジタル版『ヴァイスシュヴァルツ オンライン』のSteamストアページを公開し、ウィッシュリストの受付を開始した(公式サイトのお知らせ)。
発売予定は2027年春。対応はNintendo SwitchとSteamで、開発はフリューとランカース、販売はブシロードが担当する。今年1月の発表では「2026年秋」と案内されていたので、そこから半年ぶんうしろへ動いた格好だね。Steamのストアページ側は「2027年」とだけ書かれていて、季節までは入っていない。価格も未定のままだ。
デジタル版は、収録作品の異なる2バージョンに分けて展開される。組み合わせは公式サイトに出ている通り。
- エディション / 収録タイトル
- Weiß Edition: あおぎり高校 / 角川スニーカー文庫 / 五等分の花嫁 / BanG Dream! MyGO!!!!!
- Schwarz Edition: アイドルマスター シャイニーカラーズ / ソードアート・オンライン / 東方Project / BanG Dream! Ave Mujica
VTuberグループのあおぎり高校がWeiß側に、東方ProjectがSchwarz側に。BanG Dream!からはMyGO!!!!!とAve Mujicaが左右に振り分けられていて、この2組を両方使いたい人は選び方に悩むことになりそう。角川スニーカー文庫だけはレーベル名なので中身が読み取りにくいけれど、Steamページの権利表記には暁なつめ・三嶋くろね、谷川流・いとうのいぢ、燦々SUN・ももこといった作家の名前が並んでいる。


紙のほうは2008年から続いているシリーズで、ストアページの紹介文では「発売から18年」「収録タイトル数世界No.1」と書かれている。公開済みの映像を見ると、パックを剥がす瞬間の光り方やサイン入りカードの演出まで、そのあたりの手触りは丁寧に作ってあるみたいだね。
転校初日、ファイトで白黒を決める天煌学園
一人用にはゲームオリジナルのストーリーモードが載る。主人公は「天煌学園」に転校してきた高校2年生・雨宮ヒナタ。ひょんなことからヴァイスシュヴァルツのファイトを申し込まれ、謎の少女ルーにやり方を教わって勝利する——という導入だ。
この学園には「争いこそが人を育て強くする」という教育理念があり、物事の白黒をファイトで決めるルールが敷かれている。さらに秩序を重んじる「白派」と自由を尊重する「黒派」の2派閥があって、1ヶ月以内にどちらかへ所属しなければならない。カードゲームの対戦を進めながら学園生活を送る作りで、ストーリーが進むとCPUファイトで戦える相手も増えていく。
CPUファイトは相手のレベルを3段階から選べる。オンラインのほうは3種類で、気軽に当たれる「フリーファイト」、上位を目指す「ランクファイト」、ルームIDを共有して好きな相手と戦う「ルームファイト」が用意されている。友人と時間を合わせて遊ぶならルームファイト、という住み分けになりそう。
そしてファイトの結果に応じて「WSP」というポイントが手に入り、ショップでパックやデッキ、サプライ類と交換できる。集めたカードでデッキを強化して次の相手に挑む、という循環が中心に据えられているにゃ。


公開されたスクリーンショットのなかで、いちばん情報が詰まっているのがデッキ編成画面。カウンタは「50/50」で、内訳はLv0が16枚、Lv1が10枚、Lv2とLv3が8枚ずつ。種別はキャラクター42・イベント0・クライマックス8で、トリガーアイコンの合計が20と表示されている。
上段の「ストレージ」には所持カードが並び、4枚積んだものには「上限枚数セット」の帯が付く。テキスト検索、フィルタとソート、所持分と全カードの切り替え、履歴、さらに「一括作成」まで割り当てられていて、紙でやると机いっぱいに広がる作業が1画面に収まっている。条件が揃うと下部に「デッキ編成OK」の緑帯が出る作り。
対戦画面のほうも、山札・控え室・クロック・レベル・ストック・思い出・クライマックスといった置き場がそのまま盤面に並ぶ。アタックフェイズではステップ名が左上に出て、CXコンボが決まると画面いっぱいに演出が入る。初めて触る人向けには、ストーリー冒頭にスキップ可能なチュートリアルが組み込まれていて、ルールや能力の解説をまとめた「ティップス」も別途用意されている。
対応言語はSteamページに5つ挙がっている。日本語・英語・簡体字中国語・韓国語・スペイン語(ラテンアメリカ)で、インターフェースと字幕はすべて対応。ただしフル音声が付くのは日本語だけで、ほかの4言語はテキストのみという表記になっている。
動作環境は最低スペックがWindows 11、Core i3-8100またはRyzen 3 2300X、メモリ8GB、GeForce GTX 960(2GB)またはRadeon HD 7750(2GB)、DirectX 11、ストレージ16GB。推奨はCore i5-8400/Ryzen 5 2600まで上がる程度で、カードゲームらしく要求は軽い。ただし備考欄には「Steam Deck not supported.」と明記されていて、携帯機で遊びたい場合はSwitch版が選択肢になる。機能面ではSteam実績、Steamクラウド、ランキング、ファミリーシェアリングに対応し、コントローラーは部分的サポートとなっている。
TGS2026ブシロードブースで9月17日から試遊


そして、この作品を実際に触れる最初の機会が目の前に来ている。東京ゲームショウ2026のブシロードブース(Hall 6)で試遊出展が行われ、会期は9月17日から21日まで。17日と18日がビジネスデイ、19日から21日が一般公開日という区切りだ。
試遊は整理券制で、整理券には「集合時間」と「試遊時間」が記載される。各日の予定枚数に達した時点で配布は終了し、キャンセル待ちの案内はあるものの試遊そのものは保証されない、と公式のお知らせに書かれている(出展情報)。
配布ノベルティも用意されていて、特製のチケット風カードが「MyGO!!!!! Ver.」と「Ave Mujica Ver.」の2種類。「ゲームの試遊」か「Steamウィッシュリスト登録画面の提示」のどちらかを達成するごとに1枚もらえ、両方こなすと1人につき最大2枚まで受け取れる。デザインは在庫がある限り好きなほうを選べる形だね。
紙のカードを19年近く売ってきたシリーズが、ようやく画面の中で動くところまで来た。それでもストアページに今あるのは、価格でも発売日でもなく、ウィッシュリストのボタンひとつだけ。
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