盗聴テープも隠し撮りも“証拠”にして反体制分子を暴く。共産主義×暗号解読シム『What Awaits, Aleksey?』7月17日配信へ
机の上に、今日も茶色い証拠袋がひとつ。中身は盗聴テープ、隠し撮りの写真、途中で切れた手紙、そして意味の読めない暗号文——それを一枚ずつ広げて突き合わせ、「この街に潜む反体制分子は誰か」を自分の頭だけで暴いていく。そんな渋いデスクワーク・ミステリーが、いよいよ形になるにゃ。
デベロッパーJKBC(JKBCode)が手がける情報分析シム『What Awaits, Aleksey?』が、PC(Steam)向けに 2026年7月17日 配信予定として案内されている。ジャンルはひとことで言えば「暗号解読パズル×政治スリラー」。派手なアクションは一切なく、舞台は机の上だけ、という潔さが持ち味だ。

1970年の共産国家、暗号局の分析官として
プレイヤーが座るのは、架空の共産主義国家に置かれた暗号局のデスク。役職は駆け出しの暗号分析官だ。毎朝、新しい証拠が届き、その日ぶんの“素材”を好きなように机へ並べて、好きな順番から手をつけていける。
やることは、地味だけれど手ごたえのある作業の連続だ。盗聴テープを聞いて文字に起こし、暗号化されたメッセージを一文字ずつずらして解読し(いわゆるシーザー暗号のような仕組み)、写真や書類を照らし合わせて、偽名の裏に隠れた本名と素顔を一致させていく。証拠のひとつだけでは意味をなさず、何日ぶんかの情報がそろって初めて全体像が見えてくる書類もあるという。焦らず、じっくり突き合わせる人ほど報われるタイプの遊びにゃ。
『Papers, Please』『Obra Dinn』の匂い
このジリジリした空気、どこかで嗅いだ覚えがある人も多いはず。開発陣は本作について、全体主義国家の窓口を淡々とさばく『Papers, Please』や、断片から真相を組み上げる『Return of the Obra Dinn』の影響を挙げている。証拠を並べて推理し、点と点をつなぐあの快感の系譜、と考えるとイメージしやすい。
そして本作が重たいのは、単なるパズルで終わらないところ。暗号を解き、潜入調査や尋問を経て真実にたどり着いたあと、「その情報をどう扱うか」はプレイヤー自身の判断にゆだねられる。国家に忠実であり続けるのか、それとも——という選択が用意され、結末は複数に分岐する。ドット絵で描かれた薄暗いオフィスの質感も、この息苦しさを丁寧に演出している。

配信情報とデモ
基本情報を整理しておくにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | What Awaits, Aleksey? |
| 開発/販売 | JKBC |
| 配信予定 | 2026年7月17日 |
| 対応機種 | PC(Steam) |
| ジャンル | 情報分析・暗号解読パズル/政治スリラー |
| 対応言語 | 英語・ポーランド語(※日本語表示は非対応) |
| その他 | 実績あり・複数エンディング |
気になる点として、現時点でストアに記載されている対応言語は英語とポーランド語で、日本語表示には対応していない。暗号解読や文章の読み解きが主役の作品だけに、英文をじっくり読む前提になりそうだ。まずは雰囲気を確かめたい人向けに、Steamでは無料のデモも公開されているので、机の上の推理が肌に合うかどうか、そこで試しておくといいにゃ。
発売日はまだ「Coming soon」表記のままの箇所もあるため、正式な配信開始は公式ストアページで最終確認しておくのが確実。静かな机の上で、国家の影を一枚ずつめくっていく——そんな重厚な一本を待つ夏になりそうだ。
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