ゾンビを働かせて商売を回す協力サンドボックス『Zombuds』、無料デモがSteamで配信中
ゾンビものというと、だいたい「どう生き延びるか」の話になる。でもこの作品はそこを最初から放り投げているにゃ。ブラジルのGamecraft Studiosが手がける『Zombuds』は、崩壊した世界で商売を立ち上げて、最終的に大陸をまたぐ流通網まで築いてしまう協力オープンワールドシム。その無料デモが、7月22日からSteamで配信されている。
生き延びる側ではなく、仕切る側に回る


舞台は感染爆発から15年後。壁に囲まれた居住地の内側では社会がじわじわ再建されつつあり、外にはまだゾンビと、物資が眠ったままの廃墟が広がっている。プレイヤーはそこで日銭を稼ぐ生存者……ではなく、彼らが欲しがるものを作って売りさばく側だ。薬品や「終末世界ならではの怪しい物質」を製造し、居住地へ流していくのが基本の流れになる(公式ストアページ)。
視点は一人称がデフォルトで、三人称にも切り替えられる。廃墟を漁って拠点を確保し、そこを生産施設に作り替えて、稼いだぶんだけ規模を広げていく。
ゾンビは障害物であり、同時に人手でもある

この作品のいちばん妙な部分がここ。開発チームはFAQで、ゾンビを「脅威であると同時にチャンスでもある」と説明している。序盤は自分ひとりで拾って作って運ぶが、規模が大きくなればそうもいかない。そこで捕獲したゾンビに手を加えて、物流の特定の工程を担わせる。使う物質によって出来上がる「労働力」の性質が変わり、元のゾンビの種類も結果に影響するという(開発FAQ)。
生存者を雇って探索や戦闘を手伝わせる道もあるが、私設のアンデッド従業員団を抱えるほうが本筋、という書きぶりだったにゃ。

約3時間、そのセーブは早期アクセスへ持ち越せる

デモの中身は、序盤のクエストと中核メカニクスを一通り触れる約3時間ぶん。ここが親切なところで、デモで進めた記録は早期アクセス版にそのまま引き継がれる。6月23日から走っていたオープンプレイテストに参加していた人も、当時のセーブから続きを遊べる(デモ公開の告知)。
協力プレイは自分を含めて最大4人。もちろんソロでも成立する構成になっている。なお公開初日の翌日にはさっそくホットフィックス0.0.11が入っており、プレイテスト期間中も0.0.1から0.0.10まで細かく手が入り続けていた。かなり反応の速いチームにゃ。
作っているのは兄弟2人、エンジンまで自前
規模を聞くとちょっと驚く。開発しているのはブラジル出身のZaidan兄弟、DanielとTiagoの2人だけ。2013年から活動していて、過去には『Vampire Hunters』(2024年10月30日発売)などを手がけている。ローポリな見た目を選んだのも、2人体制でオープンワールド・自動化・サンドボックス・協力プレイという重い要素を同時に回すため、ゲームプレイに注力する判断だと説明されている。
さらに、エンジンも既製品ではなく新言語Jaiによる自社製。協力型オープンワールドを幅広いPCでちゃんと動かしたい、そして今後もこの手の複雑なシムを作り続けたいから、という理由だそうだ。個人規模のチームがそこまでやるのかと思わず唸ったにゃ。

日本語表示はあるが、音声は英語のみ

ここは分けて確認しておきたい部分。製品版のストアページでは日本語を含む6言語が予定されているが、フルオーディオ(音声)が付くのは英語だけで、日本語はインターフェースと字幕の対応にとどまる。加えて配信中のデモは英語のみの対応なので、現時点で日本語で触れるわけではない点に注意。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| デモ配信開始 | 2026年7月22日(無料) |
| 対応プラットフォーム | Windows 10 64bit以降 |
| 協力プレイ | 最大4人オンライン/ソロ可 |
| 製品版の日本語 | UI・字幕のみ(音声は英語) |
| デモの言語 | 英語のみ |
| 最低動作環境 | 4コア2.8GHz/8GB RAM/GTX 1050・RX 560/8GB |
| 推奨動作環境 | 6コア3.4GHz/16GB RAM/GTX 1060・RX 580 |
製品版は早期アクセスでの展開が予定されており、開始時期は現時点で未定。開発チームはFAQの段階で「デモが出たあとに発売時期の話をする」と述べていたので、次の一手はそう遠くないかもしれない。
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