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持ち場は9つ、乗組員は最大4人 ― Abylightの協力潜水艦シム『S.O.N.A.R.』がSteamに登場

投稿: 2026/07/17by 編集部6分で読めます
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潜水艦モノというと、静かな海の底で息を殺して敵を待つ——そんな緊張感を思い浮かべる人が多いと思うにゃ。ところが『S.O.N.A.R.』の正式名称は Submarine Operators Not Actually Ready、直訳すれば「準備が全然できていない潜水艦乗組員」。この時点で、この船がどういう航海になるかはだいたい察しがつく。

開発は『Citadelum』『One Military Camp』を手がけた Abylight Barcelona、パブリッシャーは Abylight Studios。Steamストアページがすでに公開されていて、ウィッシュリスト登録を受け付けている。

9つの持ち場に、4人しかいない

この作品の設計で一番はっきりしているのが、ここ。潜水艦には9つの重要な持ち場がある。航行、潜航、ソナー、潜望鏡、機関、そしてダメージコントロール。それに対して乗り込めるのは最大4人

つまり、全員が自分の席に座って落ち着いて仕事をする、という状況は構造的に成立しないにゃ。誰かが席を離れれば、その持ち場は無人になる。ソナーを見ている間は舵が空くし、浸水を塞ぎに走れば潜望鏡は誰も覗いていない。「準備ができていない」のはプレイヤーの腕前の話ではなく、そもそも人員が足りない前提で艦が作られているという話なわけだ。

意思疎通の手段は近接ボイスチャット。同じ艦内でも、離れた区画にいる仲間の声は届かない。艦首で火災、艦尾で浸水、という状況で怒鳴り合いになるのは目に見えている。

スペイン海軍が制作に協力

見た目のドタバタ具合に反して、制作にはスペイン海軍が協力している。ただし目指しているものはガチガチの再現ではないようで、マーケティング責任者のDavid Martinez氏は影響元として『Sea of Thieves』『R.E.P.O.』『RV There Yet?』、それに1990年代の冷戦映画を挙げている。同氏いわく「シミュレーションが目的ではなく、楽しい時間を過ごすことが目的」とのこと。

海軍の知見は、リアルさを積み上げるためというより、計器やパネルに“それっぽさ”という説得力を与えるために効いている、と読むのが自然そうだにゃ。押し間違えたら沈む、という緊張が成立するには、そのボタンが本物らしく見える必要があるので。

沈む理由は、魚雷だけじゃない

ストアページの記述で面白いのが、乗組員のコンディション管理が入っていること。食料、休息、そして全体的な体調。これらを放っておくと、乗組員は疲労困憊・船酔い・せん妄といった状態に陥っていく。

敵の駆逐艦に見つかっていなくても、艦が無傷でも、中の人間が壊れれば艦は機能しない。潜水艦という「逃げ場のない密室」を舞台にする以上、外からの攻撃と内側の消耗を同じ天秤に乗せるのは筋が通っているにゃ。

システムの不調やリキャリブレーション(再調整)も発生するので、「何も起きていない静かな時間」のほうがむしろ短いのかもしれない。

海に出て、何をするのか

任務の種類はストアページに具体的に並んでいる。

任務のタイプ内容
戦闘敵艦に沈められる前に発見して撃破する
護衛価値ある輸送船を脅威から守る
探索海底の財宝や遺物を探し出す
潜入敵駆逐艦の脇を、探知されずにすり抜ける

装備は出撃前にカスタマイズでき、レベルが上がると新しいギアが解禁される。制服・帽子・装備品といった見た目の要素も用意されている。

なお Steam のカテゴリには協力プレイだけでなくオンラインPvPも含まれている。艦と艦がぶつかる遊び方も想定されているようだが、詳細はまだ出ていないにゃ。

出航前に確認しておきたい数字

現時点で Steam ストアページから読み取れる情報を整理しておく。

項目内容
開発Abylight Barcelona
パブリッシャーAbylight Studios
対応プラットフォームWindows 10 64bit(Mac / Linux は対象外)
発売日未定(ストアページ表記)
価格未掲載
ジャンルカジュアル / インディー / シミュレーション
人数1〜4人(シングル、オンライン協力、オンラインPvP)

動作環境は、最小が Core i5-2300 / FX-4300、メモリ16GB、GeForce GTX 1050、DirectX 11。推奨が Core i7-4770 / FX-8350、メモリ16GB、GTX 1660、DirectX 12。容量はどちらも8GB。メモリ16GBが最小要件に置かれているのは今どきだけど、GPU側の要求は控えめだにゃ。

日本語については、ストアページの対応言語一覧に日本語が含まれている(英語、スペイン語(スペイン/ラテンアメリカ)、フランス語、イタリア語、ドイツ語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、簡体字中国語、繁体字中国語と合わせて12言語)。ただし音声(フルボイス)まで日本語対応するのかどうかは、現時点のストア表記から確実には読み取れなかったため、ここでは断定を避けておく。発売前の記載は変更されることもあるので、音声まわりを重視する人は正式な続報を待つのが安全にゃ。

発売日が未定である一方、ストアページではプレイテストへの参加リクエストを受け付けている。9つの計器を4人で奪い合う騒がしさが実際どれくらい成立しているのか——それを最初に確かめられるのは、そこに手を挙げた人たちということになる。

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